米日財団とともに「日本子ども若者プラットフォーム」始動。

“お金が循環する支援”で社会を変える新しい挑戦にサンカクシャも協働

「日本子ども若者プラットフォーム」設立会見を実施
2025年10月30日(木)、米日財団による社会的融資(ソーシャルファイナンス)イニシアチブの発表および「日本子ども若者プラットフォーム」設立会見を実施いたしました。

開催概要:~民間主導で子どもの未来を変える~米日財団による社会的融資(ソーシャルファイナンス)イニシアチブの発表および「日本子ども若者プラットフォーム」設立会見

「今日、帰る場所がない」「数日、まともなごはんを食べていない」。
若者からの問い合わせは後をたちません。

子どもや若者の社会問題は年々深刻化しています。

私たちはこうした課題に挑むNPOを、単発の寄付ではなく「循環するお金」で支える新しい仕組みが必要だと考え、2025年10月、米日財団(U.S.-Japan Foundation)の協力のもと、 子ども・若者を支援する5団体(※)が連携し、民間の寄付・投資・融資を組み合わせて支援を循環させる日本初の“社会的資金循環モデル”「日本子ども若者プラットフォーム」を立ち上げました。


※ピースウィンズ・ジャパン、Learning for All、DxP、全国こども食堂支援センター・むすびえ

米日財団とともに、未開拓の社会分野を育てる

米日財団 理事長 ローレンス・K・フィッシュ氏

本取り組みは、米日財団からの約3億円の無利子融資によって始まりました。 米日財団のローレンス・K・フィッシュ理事長は、米国ではソーシャルセクター(非営利・社会貢献分野)が経済の約16%を占める一方で、日本ではまだ1%にとどまっている現状を踏まえ、「この未開拓の成長領域を育てたい」と賛同してくださいました。


私たちはこの思いを共有し、「社会的投資が社会の信頼をつくる」ことを示してまいります。米日財団にとっても、このプロジェクトは“社会変革への投資”であり、民間がリスクを取りながら、信頼をベースに課題解決を進めていく新しい挑戦となります。

この理念のもと、「寄付で終わらない“循環する支援”」の実現を目指し、各団体と取り組んでまいります。

現場の声が生んだ「持続的な支援の仕組み」

2025年10月30日(木)に記者会見より

このプラットフォームに参加している5つの団体はいずれも、子どもや若者のそばで課題に向き合い続けてきた団体です。

ピースウィンズ・ジャパンは、被災地での子ども支援をはじめ、児童養護施設の子どもたちに留学や学習、異文化交流など教育や新しい体験の機会を提供し、DxPは孤立する高校生や若者にオンラインでつながる機会をつくり、 Learning for Allは教育の機会を失った子どもたちを現場で支え、 むすびえは全国の子ども食堂と地域の支え合いの輪を広げています。

そして、私たちサンカクシャは、15歳〜25歳までの大人を頼れない若者に居場所、住まい、仕事の3つの支援を途切れなく提供しており、深刻化する若者の課題解決に向けて活動しています。


それぞれの現場が持つ知見と信頼を束ね、「支援が途切れず、次の世代にまでつながる仕組み」を共に築く。この連携こそが、日本子ども・若者プラットフォームの本質です。

“共創ファイナンス”で社会を動かす

私たちが目指すのは、寄付・ふるさと納税・投資・基金運用などの多様な資金を一体化し、 お金が「使われて終わる」のではなく、「社会の中を循環する」仕組みをつくることです。 このモデルでは、融資を受けたNPOが事業を成長させ、返済した資金が次の団体や事業に回ることで、 新しい支援が生まれていきます。

社会課題を“支援する側”と“される側”に分けず、すべての関係者が参加できる「共創のファイナンス」です。

また、私たちは透明性と信頼に重きをおき、どのようにお金が使われ、どのような成果が生まれているのかを、誰もが確認できる仕組みを整えていきます。 この社会的投資の仕組みを「未来への基盤投資」として確立し、日本のソーシャルセクターを大きく成長させて、子どもや若者の様々な課題を解決していきたいと考えています。


経済界・企業の皆さまへ:ご一緒にこの輪を広げましょう!

このプラットフォームは、米日財団やNPOだけの取り組みではありません。私たちは、「子ども若者支援を社会全体の投資テーマにする」ことを目標に掲げ、経済団体や企業、自治体、個人投資家の皆さまと連携し「社会的投資の新しいマーケット」を共につくっていくことを目指していきます。 企業がこの動きに加わることで、地域や社員との関係が深まり、事業を通じて社会への貢献を実感できるようになります。

社会を支える“もうひとつの経済”を育てるために、経済界・企業の皆さまの参加を心からお待ちしています。 この取り組みに加わっていただくことが、子どもや若者の未来を支える確かな一歩になります。


目指す未来:100億円規模の共創基金へ

「日本子ども若者プラットフォーム」は、資金を循環させながら新しい支援モデルを実証し、寄付文化と社会的投資を両輪で回していくことで、100億円規模の共創基金を目指します。


そしてこの挑戦を通じて“社会の信頼を可視化”させて共感が連鎖する共創の輪を広げ、誰も取りこぼさない社会を実現していきます。 寄付で終わらせず、次の支援へとつなぐ―― このプラットフォームは、そんな新しい社会モデルをつくるための挑戦です。米日財団とともに、そして多くの仲間とともに、子ども・若者が希望を持って生きられる未来を共創いたします。

(写真左)サンカクシャ代表理事 荒井 佑介

サンカクシャ代表理事 荒井 佑介 コメント

私たちは、親を頼れない若者たちに居場所と住まい、就労の機会を提供しています。

行政の支援が届かない18歳から25歳の層にとって、 このような民間の支援モデルは非常に大きな意味を持ちます。

サンカクシャは5団体の中でも活動資金が最も少ない団体です。本取り組みの資金は、マンスリーサポーターをはじめ私たちの活動を支える支援者を増やし、団体の活動のベースとなる資金を獲得し、さらに発展させる目的で使用いたします。

特定非営利活動法人 サンカクシャ

サンカクシャは、親や身近な大人を頼れない15〜25歳の若者たちが孤立することなく、自立への一歩を踏み出せるよう支援する団体です。「居場所」「住まい」「仕事」の3つの柱で若者をサポートしています。
生きていく意欲、何かに取り組もうとする意欲を失ってしまった若者へ丁寧に伴走し、サンカクシャの活動を通じて、若者が社会との繋がりを得て、安定した生活を送り、自分らしく生きていくことができるようサポートしています。
団体名:特定非営利活動法人サンカクシャ

代表者:荒井佑介

事業内容:若者の居場所・居住施設の運営、就労支援等の若者支援
所在地:東京都豊島区上池袋 4-35-12 3階

設立:2019年
Webサイト:https://www.sankakusha.or.jp/

活動報告書:
サンカクシャ活動報告書 2024年度
https://www.sankakusha.or.jp/sankakusha/wp-content/uploads/2025/08/AnnualReport2024_Web.pdf

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会社概要

URL
https://www.sankakusha.or.jp/aboutus/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区上池袋 4-35-12 3階
電話番号
-
代表者名
荒井佑介
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月