商船三井、ヴァーレ社とばら積み船への風力推進補助装置“ローターセイル”搭載を決定
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)とVale International SA(以下「ヴァーレ社」、註1)は、ヴァーレ社との鉄鉱石輸送契約に従事している既存の20万トン級ばら積み船を改造し、フィンランドのNorsepower Oy Ltd(以下「ノースパワー社」、註2)製の高さ35m、直径5mの風力推進補助装置“ローターセイル”2基を搭載することを決定しました。本船へのローターセイル搭載は2024年前半を予定しています。
ノースパワー社のローターセイルは、軽量で高強度な複合材料で作られ、全自動制御システムを備えており、航行中回転しているローターに風が吹き込みローター周りに圧力差が生じることで推進力を得ます。本船はローターセイルと航海最適化システムを併用することで、約6~10%の燃料消費量およびGHG排出量の削減が見込まれており、環境負荷低減に寄与します。
商船三井とヴァーレ社は今後も安定的な鉄鉱石輸送とGHG削減の両立に向けて取り組んでいきます。
(註1)ヴァーレ社
年間の鉄鉱石生産能力が約335百万トンに上る世界有数の資源開発企業。
公式サイト: https://www.vale.com/
(註2)ノースパワー社
船舶向け風力推進補助装置”ローターセイル”の開発を手掛けるフィンランドのクリーンテクノロジーおよびエンジニアリング企業。
公式サイト: www.norsepower.com
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