ふるさと納税を通じて、こども食堂等に特産品を届ける「こどもふるさと便」専用ポータルサイトがオープン
~指定した地域や団体のこどもに応援品を届けることができる “使いみち共感型”のふるさと納税~
ふるさと納税を活用し、地域の特産品や体験を“応援品”として、こども食堂やひとり親家庭、難病と向き合うこどもたちへ届ける「こどもふるさと便」を展開するネッスー株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:木戸優起、以下 ネッスー)は、2025年10月14日(火)、寄付者が応援品の届け先の地域や団体を指定できる専用ポータルサイトを公開しました。
専用ポータルサイトからの寄付では、寄付先の地域だけでなく、「応援品を届けるこどもたち」も選ぶことができ、ふるさと納税の使いみちに、より想いを込められるようになります。
10月からポイント還元が禁止になり、“おトク追及型”から“使いみち共感型”にふるさと納税がシフトする流れのなか、「こどもふるさと便」によって、こども支援の輪を広げていきます。
ネッスー「こどもふるさと便」公式サイト:https://kodomo-furusato.com/

■あなたのふるさと納税で、こどもたちに“食や体験の機会”を届ける
「こどもふるさと便」
「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を通じて地域の特産品や体験を“応援品”として、
こども食堂やひとり親家庭、難病と向き合うこどもなどへお届けする仕組みです。
寄付者は、他のサイトと同じ返礼率で返礼品も受け取りながら、こどもの支援にご参加いただけます。

このたび開設した専用ポータルサイトでは、「どのこどもに応援品を届けるか」を、地域や団体から指定することができ、 これまでのふるさと納税よりも、より寄付者の想いを使いみちに込めることができます。
■想いを届ける3ステップ
こどもふるさと便による寄付は、わずか3つのステップで簡単に実行できます。

STEP1:寄付する自治体を選ぶ
まず、「こどもたちへの応援品の種類」や「応援する産業」から、ふるさと納税で寄付する自治体を選びます。
第一弾は、北海道旭川市。「全国の子どもたちへ旭川のお米を100トン届けたい」プロジェクトでは、北海道でトップクラスの生産量を誇り、寒暖差のある気候と大雪山の雪解け水がはぐくむ旭川産のおいしいお米を、こどもたちに届けることができます。

旭川市プロジェクト:https://kodomo-furusato.com/projects/2025asahikawa
これから、続々と自治体が参加予定です。直近では、長崎県対馬市(応援品:お魚)や、北海道音更町(応援品:カレー用の野菜)のプロジェクトを公開予定です。
STEP2:応援品の届け先を選ぶ
寄付者は、地域またはこども支援団体から”応援品”の届け先を選択できます。

地域で選ぶ場合は、47都道府県で選択ができます。また、こどもふるさと便の趣旨に賛同して連携ネットワークに参加していただいた自治体は、市町村名でピックアップしており、ピンポイントで届け先として選ぶことができます。
選ばれた地域に”応援品”をお届けする際には、当社が自治体や社会福祉協議会と連携し、こども食堂やこども支援団体にお配りいたします。

また、寄付者が課題感をもっているこどもの困難の類型によって、こどもを支援している団体を選び、応援品をお届けすることもできます。
現時点、全部で5つの団体と連携しており、さまざまな困難の類型から、応援をお届けするこどもたちを選ぶことができます。

STEP3:返礼品を選ぶ
さいごに、寄付者が受け取る返礼品を選びます。
こどもふるさと便のサイトに掲載されている返礼品は、応援品を送ることの影響を受けて量が減ったり寄附金額が増えたりせず、他のサイトと同様の返礼品を受け取ることができます。逆に、サイト利用手数料や発送費を抑えているため、同じ返礼品でも、他のサイトより寄付額が低くなる場合もあります。
旭川市のプロジェクトでは、以下のような返礼品を用意しています。

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大雪山見て育ったの ななつぼし 5kg (ホクレン)
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有機栽培トマトジュース『ゆうきくん』10缶セット(谷口農場)
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北海道牛肉100%ハンバーグ(エスペリオ)
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炭や 焼肉4種セット(米谷産業)
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家具チケット(カンディハウス) など
※ 「返礼品なし」を選択することも可能です
返礼品一覧:https://kodomo-furusato.com/products
■ふるさと納税利用者の6割がこどもふるさと便を「利用したい」
調査から見えた「おトク追及型」から「使いみち共感型」へのふるさと納税の流れ
ふるさと納税のポイント還元廃止などを背景に、「寄附金の使いみち」や「届けたい相手」に共感して選ぶ「使いみち共感型」の寄附が広がりを見せています。
また、ふるさと納税で集めた税収の使いみちがなく、自治体の貯金にあたる基金が積みあがっている実態も指摘されています。こういった背景からも、ふるさと納税の「使いみち」が重要になってくると考えています。
2025年10月に当社が実施した「ふるさと納税に関する意識調査」では、「こどもふるさと便」を「利用したい」/「利用を検討したい」と答えた方が約6割にのぼりました。
質問:あなたのふるさと納税で、こども食堂やひとり親家庭、難病と向き合うこどもなどへ支援物資をお届けできる「こどもふるさと便」に、ふるさと納税で寄付をしてみたいと思いますか?

また、応援品を贈ることができる仕組みについては約7割の方が「とても良い」/「良い」と回答しました。
質問:「こどもふるさと便」では、こどもたちに支援物資を送れるだけでなく、地域(47都道府県)や団体(こども食堂支援団体や、ひとり親支援団体など)から、自分で送り先を選ぶことができます。この仕組みについてどう思いますか?

これまで感じたふるさと納税への不満としては、「寄付金がどのように使われているか分からない」、「寄付金の使いみちに共感できない・魅力を感じない」、「寄付金が本当に地域のために使われているか疑問に思う」といった、「使いみち」に関する不満が多く見られました。
質問:これまでのふるさと納税の利用において、不満に感じたことや改善してほしいことはありますか?

反対に、「こどもふるさと便」で応援品を送る先を選べることのどんな点に魅力を感じるか、という質問からは、「寄付金の使いみちに自分の意思をより反映させられるから」、「自分のお金がどう役に立つのかが、より具体的になるから」という回答が多く、寄附の「使いみち」を重視する傾向が見られました。
質問:支援物資を送る地域や団体まで選べることのどのような点に魅力を感じますか?
(応援品の送り先を選べる仕組みについて、「良いと思う」「とても良いと思う」と答えた方が対象)

■企業版ふるさと納税も募集中
企業版ふるさと納税で、この活動を支援していただける企業様も募集しています。
プロジェクトの実施自治体に寄付していただき、応援品をこどもたちにお届けします。個人の方のふるさと納税と同じように、応援品を届けたいこどもたちを、地域や団体から指定していただくことができます。

なお、こどもふるさと便は、内閣府の「企業版ふるさと納税対象事業 特徴的な事例」にも選定されています。
企業版ふるさと納税によって、より強くこの活動をサポートすることをご検討いただける企業様は、ぜひお声がけください。
■今後の展望~全国に事業を拡大しつつ品目を拡充
今後、連携自治体を増やしながら、応援品の品目を拡充していきます。応援品として取り扱う特産品を、食品以外の物資や、自然体験に拡充することも予定しています。
現在、北海道旭川市に続き、10~20の地域・自治体との連携を予定しており、順次プロジェクトを公開していきます。
「使いみち」が紐づいた寄付の集め方ですが、自治体にとっても参加しやすいよう、こどもふるさと便では、以下の工夫をしています。
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サイト利用料を低く設定
サイト利用料を他社サイトよりも2/3程度の利用料に抑えています。これにより、ふるさと納税にかかる経費を抑え、寄付額が自治体に多く残るようにしています。
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返礼品発送センターをもち、送料を軽減
こどもふるさと便の返礼品を在庫し、寄付者の方に発送するセンターを設置しています。これにより、まとめ発送を可能として送料を軽減するとともに、即時発送にも対応できるようにして寄付者の満足度向上につなげています。
上記の施策によって、ふるさと納税の寄付にかかる経費を5~10%程度低減することができ、自治体にとっても参加しやすい仕組みにしています。ご興味のある自治体の方は、ぜひお問い合わせください。
新たな応援品や届け先を順次追加し、困難を抱えたこどもたちへの支援を強化していくとともに、「何を届けるか」「誰に届けるか」で選ぶ、「使いみち共感型」ふるさと納税を広げてまいります。
■代表コメント(ネッスー株式会社 代表取締役 木戸優起)
これまで「こどもふるさと便」は、企業や自治体との連携を中心に展開してまいりましたが、同時に、個人の皆さまからも多くの関心や共感の声をいただいてきました。
今回のポータルサイトの開設により、寄付先の地域だけでなく、応援品の届け先までご自身で選択できる仕組みが整い、個人の想いがより直接的に、こどもたちのもとへ届く形が実現しました。
今後も、一人ひとりの寄付が社会課題の解決につながる仕組みとして、こども支援と地域振興の両立を図りながら、この取り組みを広げてまいります。
プロフィール
幼少期にこども機会格差の課題に触れ、商社・コンサルを経て課題解決のために起業

1985年、和歌山県のしらす漁師とみかん農家の家系に生まれる。幼少期に、難病のこどもをきっかけにこどもの機会格差に課題感をもつ。
慶應義塾大学卒業後、日本紙パルプ商事にて、広報、法人営業、新規事業開発を経験。その後、ドリームインキュベータで、大企業の戦略策定や買収案件のビジネスデューデリジェンス、ベンチャー投資に従事。コロナ禍をきっかけに、副業で非営利団体でのフードバンク事業に携わり、2022年6月にフードバンク事業にとりくむインパクトスタートアップとして、当社を創業。
公益財団法人ヤオコー子ども支援財団の評議員も務める。自ら企画・原作・装丁・編集を行い、絵本「ふたりのももたろう」を出版した経験も持つ。1児の父。
■「こどもふるさと便」概要
「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を財源として、生産者・農協・漁協・食品メーカーなど地域の事業者と連携し、地域の産品を“応援品”として、こども食堂や困難を抱える子育て世帯に届ける、新しいフードバンクの仕組みです。
2023年にスタートし、これまでに北海道旭川市をはじめ、全国6自治体が参画。2025年度中には10〜20地域への拡大を予定しています。ふるさと納税を活用することで、寄附者の想いを直接「こどもの食支援」へつなぎ、同時に地域産業や食品ロス削減にも貢献しています。
公式サイト:https://kodomo-furusato.com/
■ネッスー株式会社 概要

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代表取締役:木戸 優起
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設立:2022年6月10日
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所在地:155-0032 東京都世田谷区代沢4丁目44-4
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事業概要:
ネッスーは、「生まれた環境によるこどもの機会格差が存在しない社会」の実現を目指す、インパクトスタートアップです。
自治体や企業、個人などさまざまな主体と連携して、こどもたちへの願いをつなげて事業を創造し、食や体験の格差に苦しむこどもがいない、やさしい社会の実現を目指します。
■積極採用中!
わたしたちネッスーは生まれた環境によるこどもの機会格差が存在しない社会の実現を目指し、あたらしい仕組みで希望をとどけるため、日々邁進しています。
結果を出すのは簡単ではありません。 誰に対しても情理を尽くし、期待を超え、挑戦し続ける意欲。とことん思考し、これ以上ないスピード感をもって取り組み、スキルを磨き続ける姿勢。何事も当事者意識をもって物事の矢面に立って取り組み、チームを作る行動力。
そんな志を持ち、自身の力を発揮したい仲間をネッスーは待っています。
ネッスー採用情報:https://nessu.co.jp/recruit

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