ラベル台紙の水平リサイクル実証化に向けた共同開発契約を締結

資源循環プロジェクト運用開始

日榮新化株式会社

日榮新化は、東洋紡、シオノギファーマ、トッパンインフォメディア、三井物産ケミカルと資源循環プロジェクトに関する共同開発契約を締結致しました。資源循環プロジェクトは、ラベル台紙をリサイクル専用セパレーターに置き換える事で、使用後の台紙を資源として回収・リサイクルする事が可能となり、ラベルユーザーで発生する台紙のゴミをゼロにする取組みです。
日榮新化株式会社(本社:大阪府東大阪市・東京都千代田区 代表取締役社長:清水 寛三 以下「当社」)、東洋紡株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:竹内 郁夫)、シオノギファーマ株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:久米 龍一)、株式会社トッパンインフォメディア(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:堀 正史)、三井物産ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳澤 誠一)の5社は、ラベル台紙(※1)の資源循環型水平リサイクル(※2)(以下、「資源循環プロジェクト」)の実現に向けて、実証実験を目的とした共同開発契約を締結しましたのでお知らせいたします。
 

 

資源循環プロジェクトとは?

月間1億㎡以上の廃棄。そんな当たり前を変えていく。
商品にラベルを貼り付ける製造工程において剥がされているラベル台紙の使用量は、国内の製造業全体で月間1.16億㎡に上り(※3)、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されています。資源循環プロジェクトは、これらのラベル台紙を再生PET製フィルム(以下、「リサイクル専用セパレーター」)に置き換え、使用後に回収、マテリアルリサイクル(※4)を行うことで、同じリサイクル専用セパレーターに再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする、環境に配慮した取り組みです。

たった1つ変えるだけ。シンプルで、継続できるリサイクル。
お客様に変えていただくものは、「ラベル台紙」だけ。資源循環プロジェクトへのご参画の条件は非常にシンプルです。リサイクル専用セパレーターは、従来のラベル台紙と同じように使っていただける設計で、抜き加工(※5)テスト、ラベラー(※6)テストなども実証済みです。コスト面でも、当社比で従来品と同等の価格を実現しています。そのため、お客様の既存ビジネスに「環境配慮」という価値を、そのままプラスしていただけると考えています。

官民連携による推進

当社は、サーキュラーエコノミーに取組む企業や官民での連携を通じて、資源循環プロジェクトの推進に取組んでいます。環境省、経済産業省、(一社)日本経済団体連合会が設立した協同組織、『循環経済パートナーシップ(略称:J4CE ジェイフォース) 』に参加し、その中でプロジェクトの発表やディスカッションを行っています。
公式HP資源循環プロジェクト掲載ページ: https://j4ce.env.go.jp/member/218

当社は、資源循環プロジェクトを通して、ラベル台紙の循環型水平リサイクルに取組み、サーキュラーエコノミーを実践していきます。また、プロジェクトへの参画の輪を広げることで、「ラベル台紙はリサイクルが当たり前の世の中」の実現を目指しています。

【参考】
※1ラベルの糊面を保護するための裏紙(剥離紙、セパレーター)。ラベルの糊と接着しないように樹脂素材のコーティングを施すため、一般にリサイクルが困難である。
※2使用済みの製品を原材料として、同一製品を製造するリサイクル。
※3ラベル新聞社『日本のラベル市場2021』から集計(2019年度出荷量ベース)。
※4廃プラスチック類の廃棄物を、破砕、溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再生利用するリサイクル。
※5ラベルの成型工程で、ラベルの表面から台紙の途中まで刃を入れ、余白を取り除く加工。
※6ラベルを被着体に自動で貼り付ける装置。

▼資源循環プロジェクトについて
https://www.neion.co.jp/tech/resource-recycling.html

【お問合せ先】
日榮新化株式会社 資源循環プロジェクト
TEL 03-5289-7281 FAX 03-3257-0515
MAIL shigen_jyunkan@neion.co.jp
お問い合わせフォーム https://www.neion.co.jp/contact/sdgs_form.html


 

⽇榮新化株式会社(NEION)は、1957年の創業以来「新しいこと、つづけます」をスローガンに、ラベル素材や両面テープ、保護フィルムの開発製造を行う粘着コーティング技術の総合メーカーとして、お客様視点での製品・サービスの拡充に取組んで参りました。粘着加工製品の供給のみならず、新たに静脈産業としての機能を加えることで、資源循環の実現を通じた環境負荷低減に貢献いたします。
 

東洋紡株式会社は『順理則裕』の企業理念のもと「素材+サイエンスで人と地球に求められるソリューションを創造し続けるグループ」になることを掲げています。環境負荷低減には、CO2排出量削減はもとより循環型経済(サーキュラーエコノミー)の定着や生態系への影響低減の観点から、リサイクル、石油由来原料の使用量を減らす取り組みを加速させています。
 

シオノギファーマ株式会社は、お客様から信頼される「技術開発型モノづくり企業(CDMO)」となることをミッションとして掲げ、2019年4月1日より事業を開始しました。原薬の製造法開発および製剤処方開発から商用生産に加え、分析法開発や医薬エンジニアリング技術による設備設計サポートなどを含めた「フルレンジサービス」をご提供できる体制を整えています。
 

株式会社トッパンインフォメディアは、商品価値を高め、生活に密着して使用されているラベル製品、利便性のある機能を持ったICカードや磁気カード製品、産業を陰で支える工業系材料の製品や機器製品など、製品の上流から下流まで幅広く手掛けています。長年にわたって培ってきた営業力・企画力・技術力・製造力のノウハウを結集し、持続可能な社会づくりに貢献するため、SDGsが示す社会的課題解決に向けて取り込んでいます。
 

三井物産ケミカル株式会社は、溶剤・塗料・ポリウレタン・接着剤等の化学品原料に加え、新たに医薬・化粧品・健康食品分野にも進出。三井物産の化学品セグメントと協働し、合計で1,000種類に及ぶ幅広い化学品原料の国内販売、輸出入、外国間貿易を行っております。我々三井物産ケミカルは、これら商品供給を通して、様々な産業の基盤を支え、生活や社会の発展に大きく貢献しています。

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会社概要

日榮新化株式会社

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URL
https://www.neion.co.jp
業種
製造業
本社所在地
大阪府東大阪市若江東町6-1-33
電話番号
06-6732-1150
代表者名
清水寛三
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1967年07月