地域循環から生まれた再生羽毛枕を導入─BLANCの新たな快眠宿泊体験
山梨の水と技術がつくる、サステナブル寝具導入を開始
自然共生型ホテルを運営する株式会社BLANC（本社：東京都港区、代表取締役：山中 拓也、以下「当社」）は、宿泊体験の新たな価値として「快眠」に着目し、2025年9月13日より、BLANC FUJIの一部客室にて、山梨県で製造された再生羽毛枕「ふとんでまくら」の提供を開始しました。「ふとんでまくら」は、株式会社アメイズプラス（本社：愛知県名古屋市）が開発した、再生羽毛を活用したサステナブルな枕です。全国で年間1億枚以上が廃棄される寝具の課題に着目し、環境に配慮した製品として開発されました。使用される羽毛は、山梨県の自然豊かな環境と、地元の職人の手によって生まれ変わり、山梨県の水資源を活かした工程で製造されています。
コラボレーションの背景
当社では、“余白”と“循環”をテーマに、自然や地域と調和した空間づくりを続けてきました。
なかでも「眠り」は、滞在者の心と身体をととのえるために欠かせない時間であり、その重要性は近年ますます高まっています。
一方、株式会社アメイズプラスは、寝具の再生技術と快眠サポートに特化し、国内外で注目を集める日本の寝具メーカーです。年間1億枚以上が廃棄されるとされる寝具の現状に強い課題意識を持ち、リサイクル羽毛の可能性に着目しながら、持続可能な「眠りのかたち」を模索してきました。
「快眠がもたらす豊かな時間を、BLANCという特別な空間の中で体験してほしい」というアメイズプラスの想いと、当社が大切にしてきた“余白”や“循環”という価値観が自然に重なり合い、今回のコラボレーションが実現しました。2025年9月13日より約半年間、BLANC FUJIの客室（一部を除く）にて、「ふとんでまくら」を期間限定でご体験いただけます。
1億枚の寝具が廃棄される現実に、“再生の選択肢”を
日本では、毎年およそ1億枚もの寝具が廃棄されているといわれています。
なかでも、東京23区内で回収された粗大ごみの中で最も多かったのは布団で、その数は約97.6万枚（令和4年度）にものぼります。
しかし、そのリサイクル率はわずか2％。 圧倒的に使い捨てられている現状が、今も続いています。
「羽毛はリサイクルすれば100年使える」。 そう語るのは、羽毛リサイクルを手がけるREREX株式会社の代表 佐藤俊邦氏です。 この素材の可能性、そして寝具の廃棄問題に真正面から向き合ってきたのが、 美容健康雑貨メーカーであるアメイズプラスです。
“環境にも、身体にもやさしい”再生羽毛の枕
「ふとんでまくら」は、“環境配慮”だけでなく、“機能性”にもこだわって開発されたサステナブルプロダクトです。 3層構造による独自のつくりで、快適な睡眠と体への負担軽減を両立します。
▼ 製品の特長
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リサイクル羽毛 × ウレタン × コットンの3層構造
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沈み込みとサポート性の両立により、肩への負担を大幅に軽減
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海外クラウドファンディングでは約1.5か月で1,000万円超を達成
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現在までの累計販売数：約3,500個
富士の水と職人の手がつくる、“再生の眠り”
「ふとんでまくら」は、山梨県の職人の工房にて、代々受け継がれる寝具職人の手によってつくられています。製造工程では、布団や羽毛の加工に欠かせない富士の清らかな水がふんだんに使われており、製品そのものにも、土地の恵みと日本のものづくりの技術が息づいています。
■BLANCでの体験として
当社もまた、「1億枚の寝具廃棄をどうにかしたい」という想いに共感し、今回の導入に至りました。宿泊中のお客様には、快適な滞在とともに、話題の寝具「ふとんでまくら」を実際にご体験いただけます。再生資源と快眠、そして地域との共生が、宿泊という体験の中で自然と伝わっていく──
そんな新しい“循環型ホスピタリティ”を、当社はこれからも提案していきます。
■当社代表よりコメント
「BLANCは、“余白”を大切にした滞在体験をコンセプトに掲げています。なかでも、質の高い睡眠は、心と身体をととのえ、豊かな時間を生み出すために欠かせない要素のひとつです。今回の取り組みを通じて、宿泊者の快適な体験を提供するだけでなく、社会全体のより良い循環にも貢献していければと考えています。」
■株式会社アメイズプラスよりコメント
「アメイズプラスは、寝具メーカーとして、寝具の廃棄問題に強い課題意識を持ち続けてきました。今回の取り組みを通じて、リサイクル羽毛という選択肢の存在を多くの方に知っていただき、SDGsと快眠というふたつの課題に対する解決の一歩となれば幸いです。BLANCという特別な空間で、“使い捨てではない眠り”の価値を感じていただければ嬉しく思います。」
宿泊という体験を通じて、環境・地域課題への関心が自然と広がっていく。
そんな“気づき”がある宿泊体験を、これからも共感するパートナーとともにつくってまいります。
【株式会社アメイズプラス】
株式会社アメイズプラスは、「欲しい！をつくる」を理念に、美容・健康分野で製品開発を行う日本のライフスタイルブランドです。 “使い捨てではない豊かさ”をテーマに、快眠やサステナビリティにも注力し、生活にプラスの価値を届けるものづくりを続けています。
🔗アメイズプラス公式プレスリリース
※本リリースは、株式会社アメイズプラスより発表されたプレスリリース内容と連携しています。
【ZAKONE：睡眠課題解決をめざす企業共創コミュニティ】
今回のコラボレーションのきっかけとなったのは、株式会社NTT DXパートナーおよびNTT東日本株式会社が運営する、日本の睡眠課題の解決を目指す企業間コミュニティ「ZAKONE」での出会いでした。ZAKONEでは、参画企業同士のマッチングや共創が促進されており、「寝具の廃棄問題や羽毛リサイクルについて、より多くの人に知ってもらいたい」というアメイズプラスからの相談をきっかけに、当社とのつながりが生まれました。
BLANC FUJI について
コンセプトは「五感で自然を感じ、”余白”を体感する」。四季を感じながら富士山を望み、静ひつな桂川のせせらぎを聴き、木や石のぬくもりに触れる。地元食材を使った食事に舌鼓を打ち、季節ごとに木々や草花が香る自然と共生することで体感する「余白」。部屋付き露天風呂・プライベートサウナなどをご用意。せわしなく過ごす日常を離れ、安らぎを得たい方に、五感で自然を感じる旅を提供します。
■ホテル概要
名称 ：BLANC FUJI
総支配人：佐藤恒平（さとう・こうへい）
住所 ：山梨県富士吉田市上吉田東9-6-25
電話 ：0555-28-6299
アクセス：富士吉田ICから車で10分、富士吉田忍野スマートICから車で5分、富士山駅からバスで20分、タクシーで10分
敷地面積：5702㎡
各棟面積（デッキスペース含む）：25㎡-78㎡（4タイプ）
宿泊部屋数：11室
詳細は予約サイトをご確認ください
棟内設備：風呂トイレ、リビングスペース、デッキスペース、エアコン、ベッド
※一部棟 露天風呂、プライベートサウナ設置
共有設備：レストランスペース、焚き火スペース等
グランドオープン：2024年7月1日
公式ウェブサイト：https://blanc-fuji.com/
BLANCの自然共生型ホテルについて
BLANCは、“自由でサスティナブルなホテルづくりを可能にする”をミッションに掲げ、全国で自然共生型ホテルの企画・運営・開発を行っています。建てる、壊すといった従来のホテル建築のあり方を抜本から見直し、自然との共生を可能にするためトレーラーハウスを活用した移動できる客室「Movilla(モビラ)」を自社開発。建築制限により利用できなかった土地や常識では考えられない場所に、自然との境界線を限りなく０に近づけながら快適に過ごせる新しい宿泊体験を提供しています。
会社名 ：株式会社BLANC
所在地 ：〒106-0032
東京都港区六本木1-4-5 Ark Hills South Tower 16F Wework
代表者 ：山中 拓也（やまなか たくや）
設立 ：2018年5月21日
URL ：https://blan-c.com
公式インスタグラム：https://www.instagram.com/blanc_hotel_official/
事業内容：株式会社BLANCは「場を通して、共創 / 循環 / 思考の余白を提供する」をビジョンとして自由でサスティナブルな居室（移動型スマートホテル）を自社開発し、自然共生型の宿泊施設を自社運営しています。2019年に沖縄県宮古島に初の拠点であるBLANC MIYAKOJIMA（旧RuGu Glamping Resort）を、2024年に山梨県富士吉田市にBLANC FUJIを開業。今後も複数の拠点での新規開業を予定しています。
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