【山梨県富士吉田市】地域課題解決の方法として「地域課題解決型ハッカソン」を実施!大正13年創業 老舗織物工場の在庫管理システムを開発し、業務効率アップに貢献
プログラミングスクールに通う受講生がシステム開発を行い、学習成果を発揮
■「地域課題解決型ハッカソン」とは
当社が山梨県富士吉田市内で事業を営む事業者のうちDX化(デジタル化により社会や生活の形、スタイルが変わること)に興味がある方と、プログラミングスクール「ディープロ」に通う受講生をマッチングさせ、事業者の課題を解決するためにプログラマーがチームを組み、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案を行い、最終的には成果を競うイベントのことです。
地域課題解決型ハッカソンは定期的に実施することを予定しており、本リリースにおいては第一弾に関してご報告します。
■「ディープロ」とは
株式会社ダイビックが提供しているプログラミングスクールとそのIT学習プラットフォームのことです。ITエンジニアとして活躍できる人材となるために完全未経験者がスクールで経験を積み、通常時であれば実務経験1〜3年が必要な優良企業においても就職実績があり、卒業生を約1,000名輩出した実績があります。
(公式サイト:https://diveintocode.jp/)
■実施目的
当社は「働き方、パーソナライズ」という経営理念のもと、少子高齢化・労働力人口減少という社会課題に対し、「少ない人材でも業務成果を上げるためのITツールを活用した生産性向上」と「働く場所・働く時間の選択肢を増やすことで様々な事情を抱える方(介護、育児、通院等)も社会で活躍できるようにする」ことを目指しています。
当社が山梨県富士吉田市で運営するドットワークPlus Labでは経営理念実現のため、ITスキルに関する学びの機会を提供しています。今回の地域課題解決型ハッカソンにおいては、「ITスキルを活用することによる生産性向上(社会課題解決)」と「働く場所にとらわれないITスキルを手に入れることで、働き方の多様化を支援する(事情がある方も働きやすくなる)」ことを目的としています。
■「地域課題解決型ハッカソン」第一弾
実施概要
日程:2023年11月13日(水)〜2024年1月26日(金)
・ヒアリング①(プログラマーから地元事業者へのヒアリング)
・ヒアリング②(プログラマーから地元事業者へのヒアリング)
・開発作業
・途中経過報告(開発したシステムを発表し、地元事業者よりレビューを受け取る)
・開発作業
・最終報告(2024年1月24日(水))
・地域機織関連事業者への事例共有会(2024年1月26日(金))
場所:ドットワークPlus Lab(https://0555plus.work/store/dotworkplus-lab-open/)
キーパーソン
地元事業者:舟久保織物(山梨県富士吉田市小明見2-20-18)
・大正13年創業
・傘の製造販売、織物生地を使った製品の製造販売等の事業を展開
プログラマー:プログラミングスクール「ディープロ」に通う受講生
・今回は2名が1つのチームを結成
舟久保織物×DX化
・富士吉田市では富士山の湧き水を使用して千年以上前から織物業が育まれており、多品種の織物を織る珍しい産地でもある
・近年はファクトリーブランドが多く展開されており、毎年秋には「ハタオリマチフェスティバル」という機織りに関するお祭りが催される
・注目を集める織物業だが、一方で担い手不足などによる影響で需要に応えられない状況がおきることが予想される
・そのため、織物業においてもDX化を推進し、業務効率向上・生産性向上を目指していきたいと考えている
プログラマーの課題
・学習成果を実際の現場で活かせる機会が不足しており、自身のスキルを社会で活かす経験値がほしい
・学びをリアルで活かす機会を設けることで、スキルアップを目指したい
■「ドットワークPlus Lab」とは
「共に学び、共に創る」をコンセプトにした、新たな共有作業・学びスペースです。社会人、学生、スタートアップ等、クリエイティブなマインドを持つ全ての人々に、学びと切磋琢磨の機会を創出し、新たなアイディアを生み出すための理想的な環境を提供しています。
施設概要
名称:ドットワークPlus Lab(https://0555plus.work/store/dotworkplus-lab-open/)
mail:mail@0555plus.work
場所:山梨県富士吉田市上吉田2-5-1 Q-STA 2F
営業:平日10時-18時(定休日:土日祝/不定休)
■開発成果
作成したWebアプリケーション「KASAGURA」について
「KASAGURA」はシンプルな操作が特徴の在庫管理システムです。約490種類ある絵柄の傘の製造に必要な材料や、在庫の見える化を行うことによって、製造効率UPに寄与します。LINEでの在庫不足アラート機能なども含め、高齢の方であっても直観的に操作ができるよう工夫が施されていることも特徴の一つです。
地元事業者 舟久保織物さんよりコメント
想像以上に業務が革新的に変わると直感できるシステムでした。今回取り組んでくれたディープロの受講生達が現地の工場に訪れ、丁寧にヒアリングを行ってくれたおかげだと思います。工場には高齢の方もいるので、在庫管理システムの導入自体難しいと思っていましたが、受講生達が現場に寄り添って開発作業を行ってくれたことで、老若男女問わず感覚的に操作でき、かつ必要最低限で十分な機能を満たすシステムになりました。本当にありがとうございました。
(写真提供:ハタオリマチのハタ印)
プログラミングスクール「ディープロ」に通う受講生よりコメント
現地に行く前は“本当に自分の実力で地域の課題を解決できるか?”と不安な気持ちが大きかったですが、実際に舟久保織物さんのヒアリングを行ってみて、地場産業を守りたいと考えている人たちのために全力で開発を行いたいと思うことができました。自分たちも初めての開発作業で、かつ実際の課題を扱うことに大きなプレッシャーはありましたが、他では経験することができない本当に貴重な体験ができたと感じています。今後エンジニアとして働きだした際にはこの経験を元に実力を培っていきたいです。
■「地域課題解決型ハッカソン」に関するお問い合わせ
富士吉田市まるごとサテライトオフィス 事務局 (委託企業:キャップクラウド株式会社)
住所:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田2-5-1 Q-STA 2階
mail:mail@0555plus.work
備考:メールの件名にて「地域課題解決型ハッカソンについて」とご記載ください
■会社紹介
・所在地:東京都新宿区新宿3-5-6 キュープラザ新宿三丁目
・代表者:代表取締役CEO 萱沼 徹
・企業理念:働き方、パーソナライズ
・事業:(1)中小企業向けのクラウドソリューション事業
(2)地域創生事業
・設立年月:2014年1月6日
・ウェブサイト:https://capcloud.co.jp/
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