エレベーター新設/増設の見積もり支援サービス開始から半年余り。「エレベーター供給不足」の社会課題にも対応する成果を挙げ、保守見積もりサービスへ新展開。
株式会社スマート修繕(本社:東京都港区、以下スマート修繕)が昨年末から始めたエレベーター見積もり支援サービス。社会問題化するエレベーター供給不足に迅速に対応しすそ野を広げ、9月末からは新サービスへ。
都内にある建設中のビルで、エレベーターの設置目途が立たない —某メーカーからは当初、見積を提示してオーナーとの現地調査も行ったにも関わらず、打合せの途中で「受注が多く期日までに設置ができない。設置ができても2年後となってしまう。」と言われ、計画がとん挫したエレベーターを、スマート修繕ではわずか20日で手配。大手メーカーが二の足を踏む中、なぜ竣工に間に合うよう設置ができたのか、不動産会社の林さんに、当時の経緯などをうかがいました。
◎不動産会社の林様
「スマート修繕の担当コンサルタントが、こちらの状況を正確に把握したうえで、対応可能なエレベーター会社とつないでくれたことが何よりもありがたかった」
◆竣工を一年後に控えて、エレベーター設置のめど立たず。
今年(2024年)3月に竣工した都心の15坪(50.00㎡)・6階建てのビル。計画当初想定していたエレベータ―メーカーを押さえることができず工事の見通しが立たない状況でした。
工事が進まないことに焦りを感じたビルの所有者様は、不動産会社の林さんに相談。林さんは複数の大手エレベーターメーカーに相談しましたが、「エレベーター1基」という工事規模もあり積極的に動いてくれるメーカーはなく、また部品の在庫不足もあって「設置できるとしても2年後」と言われてしまいました。
そこで、「解決の糸口がみつからないか」と、以前から名前は知っていたというスマート修繕にご相談いただきました。
◆独自の「ネットワーク」と「コンサル力」で工事を 迅速に/適正価格でご提供!
スマート修繕では「工事会社の登録制」を採用しており、独自の審査を通過した多様な設備工事の事業者様にご登録いただいております。その工種は、大規模修繕のほか、給排水やインターフォン、機械式駐車場など多岐にわたります。
エレベーターに関してもスマート修繕では多数のエレベーター会社様とアライアンスを結んでおり、日本全国でエレベーターのリニューアル/増設/メンテナンス等の相見積支援が可能です。
今回の案件では、コンサルタントは、ご相談を受けて、即刻エレベーターの登録事業者様にコンタクトを取りました。
コンサルタントは、「ご相談をいただいた時点でビルの竣工まで半年を切っている」という状況を鑑み、登録事業者の中でも「在庫を持っており」「自社で取付工事ができる」独立系のメーカー様に打診をしました。その結果、ご相談をいただいてからわずか10日で工事の目途がつき、無事ビルの竣工に間に合わせることができました。所有者様からは「スマート修繕は救世主だ」とのお言葉を頂戴しました。
◆スマート修繕で約350万円のコストダウン!
兵庫県にある 築36年/24戸の分譲マンションでは、エレベーターのリニューアル工事で、管理会社から10,450,000円の見積もりが出されており、修繕積立金が足りず10年の借り入れを検討していました。
スマート修繕では 6,957,500円でエレベーターの工事をご提案、併せて貯水槽工事もご提案させていただき、一戸当たり50万円の大幅なコストダウンを実現しました。マンションの管理組合様は、見積もり金額が大幅にダウンしたことで予定されていた借り入れを回避することができ、また、担当のコンサルタントからの丁寧な説明もあり、「工事には納得感がありました」とのお声を頂戴いたしました。
◆2024年9月末から、新サービス「エレベーターの保守」についても相見積もりサービス開始!
スマート修繕では、2024年9月末から、エレベーターの保守点検についても、相見積もりとコンサルタントの伴走サービスを開始いたしました。エレベーターは現在供給不足が続いており、新設・増設に関して各地で工事の遅れが出ていますが、それに加え、保守点検についてもメーカー側の速やかな対応が難しくなっています。スマート修繕では、エレベーターの保守点検をお考えのお客様とメーカーをつなぎ、適正価格での保守点検を実現、お客様が安全で安心できるマンションライフに貢献します。
◇エレベーター供給遅延の社会的背景
新しくビルを建てたのに、エレベーターがつけられないという事案は、2023年以降、全国で相次いでいます。
静岡県下田市では、市役所の新庁舎の竣工にエレベーター新設が間に合わず、4月末にはエレベータ―はないまま一部の庁舎運用を開始しました。エレベータ―が設置できたのは5月末で、当初の予定から2か月遅れでした。
2025年春開幕予定の大阪・関西万博でも、建設工事の遅れが指摘されており、海外パビリオンでもエレベーターが設置できないなどの問題が起こっています。
エレベーターの工事遅延の背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。世界的な要因としては、半導体不足による制御システムの構築の遅れ、資材の高騰による製造コストの上昇などが挙げられます。それに加え、国内の慢性的な人手不足と、時間外労働の規制が強化される「2024年問題」の影響、万博やコロナによる工事延期のしわ寄せなどが考えられます。
一方で、90年代のバブル期以降に建てた建物のエレベーターがリニューアルの時期を迎えていることもあり、部品交換などを含めた「エレベーターがない問題」はこの先も大きな社会問題となると考えられます。
一般社団法人日本建設業連合会では、2023年の秋に、エレベーターを含む一部の設備工事に関して「需給が非常にタイトになり、遅延が発生している」として「時間的な余裕をもって発注を」と呼びかけています。
※一般社団法人建設業連合会「設備工事費上昇の現状について」https://www.nikkenren.com/sougou/notice/pdf/currentsituation_pamphlet_2311.pdf
(以下、参考)
▼スマート修繕「工事会社の登録制」について
スマート修繕では、独自の審査基準を満たす優良な事業者にご登録していただいています。
サービス内での提案内容/見積金額、応対品質などを基に、登録工事会社を継続的に指導、見直しを行います。
登録事業者様には、ご登録いただいた後も定期的
に決算書類をご提出いただき、財務状況の確認を行っています。
また、事業内容や対応エリアのヒアリングも行い、常に最新の状況を把握することで、よりマッチしたお客様をご紹介できるよう努めています。
◆スマート修繕について
マンションやビルなど大型建物の大規模修繕など共用部工事の見積、工事支援サービス。専門家による伴走とデータドリブンなアプローチにより、適正な工事、大幅なコストダウンを実現しています。また、建物の劣化状況の調査、修繕工事の要否を診断する「工事ありきでない」建物診断のサービスも行っております。専門家がお客様に伴走し、事業者探しからご契約(大規模修繕工事においては工事中の品質チェック)に至るまで一貫してサポートします。
このサービスは、代表の豊田が自身マンションの理事長を2年間つとめた際に感じた問題意識を背景に立ち上げました。専門知識のないマンション管理組合や不動産オーナーなどの発注者(ユーザー)が、業界の事情に左右されることなく、フェアに取引できることを目指しています。
(サービスサイト)https://smart-shuzen.jp
(オウンドメディア)https://smart-shuzen.jp/media
■お問い合わせ
(問合せフォーム)https://smart-shuzen.jp/#contact
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