10月19日より、麻布十番のギャラリー・ラ・リューシュにて石原英介展開催いたします!
『孵化する虹の子供たち The Hatching Rainbow Children 石原英介展 Eisuke Ishihara Exhibition』10月19日(土)~10月27日(日)
孵化する虹の子供たち The Hatching Rainbow Children
石原英介展 Eisuke Ishihara Exhibition
会期:2024年10月19日(土)- 2024年10月27日(日)
時間:12:00 - 18:00
入場料:無料
会場:ギャラリー・ラ・リューシュ ≫ 〒106-0045 東京都港区麻布十番2-13-2
展示作家:石原英介
主催:株式会社 求龍堂
展示会・商品についてのご質問はお電話にてお気軽にお問い合わせください。
Tel:03-3239-3381
プロフィール
1981 年北海道生まれ。多摩美術大学造形表現学部デザイン科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻。 2017 年から、下関・豊浦町を生活、創作の拠点にしている。地域での暮らし、山海の恩恵、自然界の潜在的な秩序や、みえないものへの祈りとして、絵を描く行為のなかで、存在の一体化を試みている。
孵化する虹の子供たち
ある夜、メガネが壊れた
このありのまんまのからだで
絵を描いてみよう
画面から3cmの世界 線がウヨウヨと
ざわめいている
全然遠くからは 見えないけれど
そんなからだに生まれついた
一本の輪郭線を たくさんの
原子みたいな 線がつき破って
色が混ざり合うとき 光があらわれる
精子みたいな たましいみたいな子たちが
次々と飛び出てくる
狂うような気持ちで 一種の恍惚のなかで
信仰のようなもののなかにある光とは
物理的な物質を超えた 光かもしれないけれど
虹としてあらわれる この地球での光は
嵐や雲の屈折によってこそ あらわれる
晴れと雨が 水と光が 混ざりあい
境界と相対が 渾然一体となるとき
地球には すべての色を体現した虹があらわれる
何かと一つになることが 愛だとしたら
わたしにとって 虹は
愛そのものかもしれない
画面に この世界に 近づき
突入するその渦中
描くことで 消えゆくことも
生きることで 死にゆくことも
その一体まるごとの混淆が
愛で在ると覚えたとき
虹が連れて行ってくれた場所は
ずっと探していた
でも実はずっとそこに在った
自由の世界の始まりなのかもしれません
石原英介
求龍堂について
求龍堂は1923年創業、昨年2023年、100年を迎えた美術書出版社です。社名の求龍(きゅうりゅう)はフランス語の「CURIEUX」からとったもので、「芸術的あるいは知的好奇心を求める」「常に新しきを求める」ことを意味し、名付け親は画家の梅原龍三郎です。東洋の「龍」に理想を求め、時代という雲間を縦横無尽に飛び交いながら、伝統美からアート絵本まで、常に新たな美の泉を発掘すべく出版の旅を続けてる。
【会社概要】
社名:株式会社 求龍堂
本社所在地:東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋新館1階
代表取締役:足立欣也
創業: 1923年
事業内容: 美術品・生活文化関連図書の出版、美術印刷物の企画製作、美術品売買
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