AIが作曲? カリスマ不在の時代? 音楽の未来形を予測する痛快な本が誕生
岡田暁生の最新刊『音楽と出会う――21世紀的つきあい方』
学術出版社の世界思想社(京都市左京区)は、音楽学者・岡田暁生さんによる『音楽と出会う――21世紀的つきあい方』を刊行します(4月5日発売予定)。本書では、日本を代表する音楽学者が、AIによる作曲、若者の音楽離れ、カリスマ不在、癒し音楽ブームなど、21世紀に固有の音楽現象を挑戦的にとりあげ、規格外の音楽とつきあう楽しさを痛快に語ります。
●近代西洋音楽史を専門とする音楽学者が現代の音楽事情に挑む
ネットで無料の音楽があふれている現在、音楽に未来はあるの? 音楽を自分のものにするってどういうこと? AIが作曲を始めたら作曲家は失業する? 音楽に関する誰もが気になる問題について、明快に論を展開し、社会問題の本質にまで迫ります。
●本当の音楽に出会うヒントがここに!
《いい日旅立ち》、モーツァルト《交響曲第31番》、カーゲル《弦楽四重奏曲第1番》、ビートルズ《ヘイ・ジュード》、ティグラン・ハマシアン《Shadow Theater》などなど、著者おすすめの音楽を、ジャンルを超えて多数紹介しています。
●「教養みらい選書」第4弾
世界思想社70周年を期に創刊されたシリーズ「教養みらい選書」の第4弾です。本シリーズは、既刊の『僕がロボットをつくる理由』(石黒浩)、『食べることの哲学』(檜垣立哉)、『感性は感動しない』(椹木野衣)のいずれもが、メディアで多く取り上げられるなど、好評を博しています。
●京都・大阪で刊行記念トークイベントを開催!
・岡田暁生「AIはモーツァルトになれるのか?」
4月5日(金)19:00~ 誠光社(京都、京阪「神宮丸太町」駅から歩3分)
AIの技術は日々進歩し、AIが「モーツァルト風」「ビートルズ風」の曲を作るといったニュースが流れています。はたして、21世紀のモーツァルトになれるAIも現れるのでしょうか? 実例を挙げながらたっぷり語っていただきます。
・岡田暁生×藤原辰史 音楽と食の未来を語るクロストーク
5月12日(日)18:00~ 梅田蔦屋書店(大阪、ルクアイーレ9階)
『給食の歴史』(岩波新書)、『食べるとはどういうことか』(農文協)などの著書がある藤原さんは農業史が専門で、京大の人文科学研究所で岡田さんとの共同研究にも取り組んでいます。研究分野は異なりますが「いくらでも漫談ができます」という二人が、音楽と食の未来について、縦横無尽のトークを繰り広げます。
●目次
第一章 音楽は所有できるのか? ――「My Song」について
第二章 音楽を神とする共同体
第三章 日本酒にモーツァルトを聴かせる
第四章 音楽と電気と幽霊と
第五章 ネット空間を流れる音楽――音楽とタブー
第六章 癒し音楽に癒されてたまるか!
第七章 AIはモーツァルトになれるのか?
第八章 歩け、そして規格外を探せ!
●著者プロフィール
岡田暁生(おかだ あけお)
1960年京都生まれ。音楽学者。京都大学人文科学研究所教授。主な著書に『音楽の聴き方』(吉田秀和賞受賞、2010年度新書大賞第3位)、『西洋音楽史』、『オペラの運命』(サントリー学芸賞受賞)(以上、中公新書)、『リヒャルト・シュトラウス』(音楽之友社)、『すごいジャズには理由がある』(共著、アルテスパブリッシング)などがある。
【商品概要】
書 名:『音楽と出会う――21世紀的つきあい方』
著 者:岡田暁生
仕 様:四六判/208頁
価 格:本体1,700円(税別)
ISBN:978-4-7907-1730-0
刊 行:2019年4月5日
(奥付発行日2019年4月20日)
発 行:世界思想社
【会社概要】
法人名:株式会社 世界思想社教学社
創 業:1948年
代表者:代表取締役社長 上原寿明
所在地:〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
事業内容:学術専門書・教養書の出版および大学受験参考書・問題集を中心とする教育図書の出版
URL:http://sekaishisosha.jp/
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