『世界の越境EC市場』に関するデータを新たに発表
世界のEコマース市場の約10%を越境ECが占める
2019年1月23日
英国ロンドン – 国際的な市場調査会社、ユーロモニターインターナショナルは、この度『世界の小売市場』に関する最新調査結果を発表しました。インバウンド旅行者の増加に伴い、今や多くの企業が、インバウンド旅行者が旅先で購入した商品を、自国に帰国した後もリピートしてオンラインで購入してもらうことを意識するようになるなど、市場関係者からの注目度も高いことから、今回、新たに『世界の越境EC市場』に関するデータの提供を開始しました。
2018年、世界のEコマース市場は1兆7,192億米ドルでしたが、そのうち約10%にあたる1,746億米ドルを越境ECが占めました。世界の越境EC市場は今後も引き続き拡大すると見られ、今後5年間で市場規模は2倍以上に、Eコマース市場全体に占める割合は12%にまで伸長することが予測されます。越境ECの市場規模が大きい国TOP5は、1位から順に中国、カナダ、ドイツ、ロシア、アメリカですが、中でも中国が圧倒的に大きく、世界の越境EC市場の実に35%を占めています。5番目に規模の大きいアメリカについては、越境ECによる売上額自体はそれなりに大きいものの、Eコマース市場全体で見ると越境ECによる売上額は5%以下と、まだまだ国内のウェブサイトから買い物をする消費者が大半であることが分かります。この傾向は日本や韓国においても同様に見られます。
ユーロモニターインターナショナルのリサーチコンサルタント、ティム・バレットは、次のようにコメントしています。「今回、越境EC市場に関するデータを追加したことにより、Eコマースのうち何%が海外のウェブサイトから購入・発送され、国境を越えて消費者のもとへと配送されているかが分かるようになりました。世界経済がますます加速する中、このような国際的なデータをいち早く皆様に提供できることを嬉しく思っています。」
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