伊藤若冲・横山大観・菱田春草など日本美術史を彩る巨匠たちの作品が600点以上

「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24 開催

株式会社加島美術

株式会社加島美術では、2025年11月22日(土)から30日(日)まで、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24を開催いたします。

「廻 -MEGURU-」は、近世・近代の日本画を中心に洋画、筆跡、版画、工芸など多様なジャンルの美術品を扱う入札会として2019年に誕生しました。創設以来、全国の出品者からお預かりした選りすぐりの作品を国内外の美術愛好家へご紹介し、現在では国内有数の日本美術オークションへと発展しています。

2025年最後となる本入札会では、日本美術史を彩る巨匠たちの作品606点を出品いたします。鈴木其一の江戸琳派作品をはじめ、横山大観による稀少な花籠図、菱田春草の秋草図、狩野芳崖の縁起のよい旭日図、東郷青児の美人画、松尾芭蕉の書画、板谷波山のあじわいのある茶碗など、時代を超えて受け継がれる日本美術の優品が一堂に会します。

特集では、堂々たる虎の絵で知られる大橋翠石、東京都美術館の回顧展が記憶に新しい田中一村、詩情あふれる抽象画を残した津高和一、そして臨済宗中興の祖として数を多くの禅画を残した白隠慧鶴を取り上げます。

《林間猛乕之図》

大橋翠石

鋭い眼差しとしなやかな肢体に宿る生命の力をとらえ、画面からほとばしるような迫真性を放つ虎を描いた大橋翠石。1900年のパリ万国博覧会で日本画家として唯一金牌を受賞し、続くセントルイス万国博覧会、日英博覧会でも金牌を獲得。三度の栄誉に輝き、国内外で高く評価された明治期を代表する画家です。当時は横山大観や竹内栖鳳と並び称される実力を誇りながらも、晩年は画壇から距離を置いたため、今日では幻の巨匠とも呼ばれています。

本入札会では、福田美術館「万博・日本画繚乱ー北斎、大観、そして翠石ー」に出展された作品をはじめ、翠石の真骨頂である虎の優品を含む、多彩な動物画や風景画25点を出品いたします。

《千葉寺 四季》

田中一村

昨秋の東京都美術館での回顧展が記憶に新しい田中一村。1938年(29歳)に東京から千葉へ移り、約二十年にわたり農作業を営みつつ絵に生きる道を歩みました。画壇からの評価を得られぬ中でも、真摯に筆をとり続けた一村の作品は、米邨時代や後期の奄美時代とはまた異なる魅力をそなえています。
本特集では、千葉時代後期にあたる5点を出品。なかでも注目は、千葉寺町の四季を描いた《千葉寺 四季》。身近な風景や人々を見つめた、一村のあたたかな眼差しを今に感じさせる貴重な作品群です。

《作品》

津高和一

津高和一は、戦後日本の抽象絵画を牽引した画家作家のひとりです。詩人として出発し、戦時下の弾圧を機に絵画へ転じました。1952年にはサンパウロ・ビエンナーレ、1960年にグッゲンハイム賞美術展に出品するなど、国際的に活躍し高い評価を得ました。
本特集では、円熟期に制作された50号の大作2点を含む10点を出品。内から湧き上がる感情を抽象的な線と面で描き出した津高の作品は、静謐でありながら深い情感を湛え、見る者の心に静かな余韻を残します。

《隻履達磨》

白隠慧鶴

江戸時代中期に活躍した臨済宗中興の祖、白隠慧鶴。禅の教えを画と賛によって分かりやすく伝えた人物として、日本美術史の中でも特筆される存在です。白隠が描く禅画は、おおらかで大胆、そして軽妙な筆づかいによって他に類を見ない独自の存在感を放ちます。

向き合うほどに味わいを深める白隠の禅画。本入札会では、忠孝を説く《孝 置字》や、ユーモアを交えて人間の本質を照らす《寶槌画賛》《蟻磨》など、11点を出品いたします。

主な出品作家

古画

狩野探幽、伊藤若冲、曾我蕭白、円山應挙、森祖仙、長澤蘆雪、鈴木其一、狩野芳崖、河鍋暁斎、橋本雅邦、渡邊省亭

新版画

伊東深水、小原古邨、吉田博、川瀬巴水

近代絵画

横山大観、菱田春草、下村観山、川合玉堂、大橋翠石、竹内栖鳳、上村松園、松林桂月、木島桜谷、木村武山、伊東深水、竹久夢二、安田靫彦、田中一村、片岡球子、千住博

洋画

藤田嗣治、東郷青児、津高和一、山下清、森本草介、パブロ・ピカソ、ベルナール・ビュフェ

筆跡

松尾芭蕉、白隠慧鶴、仙厓義梵、大愚良寛、小林一茶、勝海舟、河井継之助、西郷南洲、福澤諭吉、東郷平八郎、夏目漱石、与謝野晶子、岡本太郎、上條信山、篠田桃紅

民藝

武者小路実篤、棟方志功、河井寛次郎、濱田庄司

工芸

板谷波山、北大路魯山人、黒田辰秋、島岡達三、加守田章二、黒田泰蔵、エミール・ガレ、ドーム

「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24の2つのポイント!

ポイント1:ガラスケースなし!作品を間近で鑑賞

出品作品をガラスケースなしで展示。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただけます。

下見会風景

ポイント2:11/28(金)・29(土)は20時まで営業

より多くの方にご来廊いただけるよう、会期終盤の金・土曜日は20時まで営業時間を延長。お仕事帰りや週末のお出かけのあとにも、ゆったりと作品をご鑑賞いただけます。

下見会風景

オリジナルカタログを無料進呈!

全出品作品が掲載されたオリジナルカタログを無料進呈しています。カタログ送付をご希望の方は、フォームよりお申し込みください。

https://meguru-auction.jp/mem_inquiry

同時開催!競り上がり式のWeb限定オークション

「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24 の開催に合わせて、Web限定オークションを開催いたします。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」のWebサイトからご参加いただけます。

開催期間:2025年11月14日(金)〜12月9日(火)21時まで

https://meguru-auction.jp/mem_goodslist?action=interauc

「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24 開催情報

下見会:2025年11月22日(土)〜11月30日(日)※入場無料/会期中無休

営業時間:10:00 〜 18:00 ※11月28日(金)、11月29日(土)は20:00まで営業

出品作品:606点

入札締切日:2025年11月30日(日)18時

開札日:2025年12月2日(火)15時

会場:加島美術(〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2)

主催:加島美術

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会社概要

株式会社加島美術

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URL
http://www.kashima-arts.co.jp/index.html
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区京橋3-3-2
電話番号
03-3276-0700
代表者名
加島林衛
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1988年09月