プライバシーテックスタートアップAcompany、技術顧問に暗号分野の専門家 九州大学教授の縫田光司氏が就任
秘密計算を含めた次世代暗号技術力の向上、社会実用を加速
Acompanyは秘密計算や合成データ、匿名化など、次世代の暗号技術の研究部門(R&D)を構え、秘密計算エンジンの開発やその他データを秘匿化して活用できる技術の研究、実用化に向けた活動をしています。
縫田光司氏は国内の暗号学のスペシャリストであり、秘密計算の研究、耐量子計算機暗号など暗号技術の数学的安全性評価の研究、そして暗号基礎理論の研究などを行っています。また数学分野の専門家でもあります。縫田氏をAcompanyの技術顧問として迎えることで、秘密計算等の技術力向上を目指していきます。
- Acompany技術顧問 縫田光司 氏よりコメント
Acompanyの主力技術である秘密計算は、暗号学者としての私の専門分野の一つでもあります。秘密計算の概念自体は40年ほど前に提唱されていましたが、現実の情報通信機器の性能がそれに追いついておらず、一昔前までは秘密計算はあくまで理論上の存在という印象でした。しかし、情報通信技術の目覚ましい発展に伴い、近年では実用化に向けた研究開発が盛んな急成長分野になり、また情報秘匿やプライバシー保護に対する社会的な意識の高まりによって秘密計算技術への期待も大きくなっています。私自身はどちらかというと基礎研究に携わる立場ですが、この度こうして技術顧問という役割をいただきましたので、Acompanyのメンバーとの連携を通じて、安全で便利な秘密計算技術の社会展開へ微力ながら貢献できればと考えております。
- 縫田光司 氏 プロフィール
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 先進暗号数理デザイン室教授。
2006年東京大学大学院 数理科学研究科博士課程修了。その後、産業技術総合研究所の研究員として情報セキュリティ研究センターの物理解析研究チーム、セキュアシステム研究部門の次世代セキュリティ研究グループ、情報技術研究部門の高機能暗号研究グループなどに所属。2018年より東京大学大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻 准教授へ就任。2021年4月より現職。趣味は詰将棋とペンシルパズル。
■プライバシーテックとは
個人のプライバシーを保護するためのテクノロジー(技術)です。個人のデータを企業等が大量に保有する中、いかに個人に対して安心・安全なデータ保全・利活用を実現できるのか課題となっています。この課題を解決する技術がプライバシーテックです。例えば、データを暗号化しつつ企 業・組織間でデータ分析ができる次世代暗号技術「秘密計算」や、仮想のデータを生成する「合成データ」、個人識別性を排除する「匿名加工」などが挙げられます。
プライバシーテック研究所:https://acompany.tech/privacytechlab/
■会社概要
社名 :株式会社Acompany
代表者 :代表取締役CEO 高橋亮祐
所在地 :愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1-3JRゲートタワー27F OICX
設立 :2018年6月 URL:https://acompany.tech/
ミッション:プライバシー保護とデータ活用を両立させる
事業内容:プライバシーテックサービス「AutoPrivacy」の開発・提供、コンサルティング
■本件に対するお問い合わせ
お問い合わせフォーム、もしくは下記メールアドレスからお問い合わせください。
お問い合わせフォーム:https://acompany.tech/contact/
連絡先:pr@acompany-ac.com
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