水中ロボット・水中ドローンを活用したインフラ点検の推進 – 豊富な実績と確かな技術で支える、安全で効率的な調査方法の選択肢を

当社取組の技術を活用し、ロボットによる定期点検の効率化・高度化へ貢献。設置物の健全性を見守る

株式会社ジュンテクノサービス(埼玉県川越市 代表取締役 引野潤、以下「当社」)は、2018年より水中ドローンを活用した点検技術を提供し、市町村のインフラ管理者や建設コンサルタントの方々に向けた新たな点検ソリューションをご提案しております。

水中ロボット・ドローンを活用した点検調査ソリューションのご提案(機材:QYSEA FIFISH E-GO + 2Dイメージングソナー + 二重定規クリップ搭載)

近年、上下水道設備やダム、河川、湖沼といった水中インフラの老朽化が進んでおり、定期的な点検と維持管理の重要性が高まっています。インフラの安全性を確保するためには計画的な点検が必要ですが、現状では目視による点検が中心であり、水を抜かずに内部の状況を詳しく確認する手段が限られています。

また、これまでの水中調査では、潜水士が作業を行うケースが一般的でしたが、潜水作業には専門的な技術や高い安全管理が求められ、作業者のリスクも伴います。加えて、近年では潜水士の人材不足も課題となっており、より安全で効率的な点検手法の導入が求められています。

岸壁の現況調査を潜水することなく、水中ドローンを投入し遠隔で映像を視認することでリアルタイムに状況を把握する。

水中ドローンによる点検技術とその活用領域

当社では、中国・深圳市のQYSEA Technology社が開発製造する水中ドローン「FIFISH」シリーズを活用し、インフラ点検を実施しています。FIFISHシリーズは、コンパクトながら高性能なカメラと操作性を備えた水中ドローンで、以下のような水中環境での活用実績があります。

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弊社 2025年1月末までの業務実績

対象施設

概略内容

調査範囲

ダム

ゲート戸当り、取水スクリーン、取水口内部、ダム下流エプロン部洗掘、ダム上流堤体、護岸、取水口スクリーン受桁 等の点検・調査

戸当り部、取水こうスクリーン、ゲートからスクリーンまで、岩着部 約200㎡、岩着部 約500㎡、スクリーン底部

農業用水

サイホン水中部、導水管内、水路トンネル内、導水管内 等の点検・調査

BOX 1500×1500 延長約550m、管内全面 φ1500mm延長600m、水中部及び気中部 約750㎡、管内φ1200mm延長700m

河川

護岸、樋門、堰付帯水路漏水、河川トンネル 等の点検・調査

護岸底部 延長約300m、函体及び取付水路 延長約500m、目地毎変状確認、延長約500m

上水・下水

タンク内、配水池内、取水施設、処理水配管内 等の点検・調査

タンク内、配水池内部、取水塔スクリーン、管内全面φ500mm延長200m、管内全面

港湾

護岸、港内橋脚 等の点検・調査

岸壁任意箇所、橋脚水中部

水産関連施設

海水導水管内点検

管内全面 φ550mm延長200m

工場

構内排水路管内点検

底部堆砂量推定 延長400m

他、海外事案等

2024年版 - 株式会社ジュンテクノサービス実績資料DLサイト -

水中ドローンを活用することで、水を抜くことなく、安全に水中設備の状態を確認することが可能です。従来、水を抜くには時間や費用がかかり、また潜水士が調査を行う場合は高いスキルと安全管理が必要となります。これに対し、水中ドローンは遠隔操作が可能なため、潜水作業者の人命や安全を確保しながら、映像やデータを取得できるというメリットがあります。

水中ケーブル操作員
水中ドローン操作員
記録・モニター監視員

点検対象となる水環境について

水中ドローンは、視界の確保が可能な環境での点検に適しており、特に一定の透明度が確保された水域で高いパフォーマンスを発揮します。

例えば、浄水場の貯水槽や、フィルターを通過した後の水路など、比較的クリアな水環境での点検が可能です。一方で、下水道管のように髪の毛や紙などの異物が多く含まれる環境では、ドローンのモーター部分に絡まる可能性があるため、現時点では直接的な調査が難しい場合があります。そのため、メッシュを通過し、透明度が確保された水域での使用を推奨しております。

モーター部へ草が絡んでいる様子

当社では、QYSEA社が製造する最新の水中ドローンを導入し、実際の業務に活用するとともに、点検業務の現場で得た知見を活かして運用ノウハウを蓄積しています。また、海外での事例も一部ございますので、ご興味のある方はお問い合わせの際にお知らせください。

管路内上面の変状箇所(水中ドローンからの可視映像)
同部分の変状箇所を2Dイメージングソナーで見た映像

トレーサー検査による漏水調査も可能

さらに、2024年発売の新シリーズを含めた水中ドローンではオプションツール「ウォーターサンプラー」を搭載し、色水を用いた「トレーサー検査」を実施しています。これにより、水流の動きを可視化し、漏水の有無や流れの異常を特定することが可能です。

特に、上下水道管の点検では、目視では確認しにくい水の動きを詳細に把握する手法として有効であり、従来の調査方法と組み合わせることで、より総合的な点検が可能となります。

オプションツールのウォーターサンプラー(100ml)装着時の様子。水中部で漏水箇所へ色水を吐き出し、漏水の確認と吸い込みの可否状況をリアルタイムに確認する。

確かな技術と実績を持つ専門スタッフが対応

当社では、豊富な現場経験と教育実績を兼ね備えた技術スタッフが水中ドローンによる点検を担当しています。昨年12月より埼玉本社に加え、福岡営業所の設置を行い業務体制の拡充を行なっております。

また、一般社団法人日本水中ドローン協会において3年連続で三冠を達成するなど、業界でも高く評価される実績を有しています。これにより、高度な技術力と専門知識を活かし、あらゆる水中インフラの点検・調査に対応することが可能です。

水中ドローンスクール埼玉校:安全潜航操縦士認定講習(一般社団法人日本水中ドローン協会HP)実施中

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水中ドローンの活用で解決できる課題

  • 水を抜かずに点検が可能なため、施設の稼働を妨げない

  • 潜水作業を不要にし、作業者の安全を確保

  • 高画質カメラとトレーサー検査の組み合わせで、より詳細な状況把握が可能

  • 上下水道だけでなく、ダムや河川、湖沼などの幅広い水中環境に対応

当社の水中ドローン技術は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されており、2024年4月時点で「点検支援技術性能カタログ」に、橋梁点検の事例が掲載されています。これらの実績を活かし、水中構造物や配管設備の保全点検技術をさらに発展させ、インフラの安全性向上に貢献していきます。

1)新技術情報システムNETISに登録(KTK-210002)

https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KTK-210002

2)【水中自航型ロボット(水中ドローン)による橋梁の洗掘点検支援技術】技術番号BR030060

▼国交省 点検支援技術性能カタログサイト

https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/

点検・調査のご相談を受付中です

水中ドローンを活用した点検は、水を抜くことなく、安全に作業を行うことができる有効な手段です。

より安全で効率的な調査手法としてご提案いたします。海外での事例についてもご希望があればお知らせください。

当社の実績資料や製品カタログは以下よりダウンロードいただけます。
📄 実績資料・カタログダウンロードはこちら

https://www.ipros.com/company/detail/2079615/catalog/

📄 商品のご購入はこちら

https://drone-kawagoe.shop/

【お問い合わせ先】
株式会社ジュンテクノサービス(Mail:info@jun-techno.com)
水中ドローン調査業務相談 担当:高橋(たかはし)宛

水中ドローン製品導入相談 担当:佐々木(ささき)宛

水中ドローンFIFISH 国内修理サポート 担当:梅原(うめはら)宛

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会社概要

URL
https://www.jun-techno.com/
業種
建設業
本社所在地
埼玉県川越市大塚1-6-27
電話番号
049-265-8651
代表者名
引野 潤
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2011年01月