ストラタシス、3つの積層造形技術にまたがる新素材16点で材料エコシステムを拡大
FDM方式3Dプリンタ向けの初認証済み材料、P3方式3DプリンタOrigin One向けのオープンな探索的材料、SAF方式3DプリンタH350でポリプロピレンとPA12パウダー
米ミネソタ州エデンプレーリー&イスラエル・レホボト --(BUSINESS WIRE)-- ストラタシス(Stratasys Ltd. NASDAQ:SSYS)は、FDM® 3Dプリンタ用のサードパーティ製材料を含む、3種類の3Dプリンティング技術にわたる新しい製造材料を初めて発表しました。16種類の新素材が加わることで、ストラタシスが対応できるさまざまな製造環境の使用例が飛躍的に拡大します。
* 本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
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ストラタシスは、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)ソリューションに対する需要の高まりに対応するため、材料エコシステムを急速に拡大しました。新しい材料には、FDM 3Dプリンタ用のストラタシス認証の材料、オープンマテリアルライセンスで使用できるP3™ベースのOrigin® One 3Dプリンタ用のさまざまなオープンで探索的な材料、SAF™技術を搭載したH350™ 3Dプリンタ用のポリプロピレンパウダがあります。
ストラタシスCEOのYoav Zeif博士は、材料オプションの拡大により、ストラタシスの顧客にとってより魅力的なアディティブ・マニュファクチャリングの使用事例が生まれると述べています。「ポリマー3Dプリンティングが製造業をどのように変えることができるかと、お客さまが判断される際、ストラタシスのソリューションを安心して選択していただけることを望んでいます。当社の材料エコシステム(材料企業各社との連携)の拡大は、産業用ポリマー市場の大部分に対応できる5つの3Dプリンティングの技術と、デジタルスレッド全体にわたるオープンなソフトウェア・エコシステムにより、お客さまがより多くの材料をより迅速に入手し、アディティブ・マニュファクチャリングのアイデアを迅速に現実化できるようになることにつながります。」
初認証サードパーティ製FDM材料
ストラタシスは、材料プロバイダのCovestro社、Kimya社、Victrex plc社と提携し、ストラタシス認証材料をFortus® 450mcプラットフォームをはじめとするストラタシスFDMプリンタで利用できるようにします。これらの材料は、市場で利用できる材料オプションの拡大を加速させるため、基本的な信頼性試験によりストラタシスが検証したものです。新しいFDM材料は以下の通りです。
- 高性能ポリマー:Arkema社/Kimya社 PEKK-SC(Arkema社のKEPSTAN®をベースにした半結晶PEKK熱可塑性ポリマー)、VICTREX社 AM™ 200(可溶性サポート材に対応した半結晶LMPAEK™熱可塑性フィラメント)
- 強化ポリマーと特殊ポリマー: Covestro社 PA6/66 GF20 FR、難燃性ガラス繊維複合材料
- エンジニアリングポリマー: Kimya社PC FR、難燃性ポリカーボネート材料
- スタンダードグレードポリマー: HIPS ハイインパクトポリスチレン
また、ストラタシスは、最高性能のStratasys Preferred層で新素材を発表しています。FDM Nylon CF10は、強度の高い炭素繊維複合材料で、今年中頃に出荷される予定です。
Origin Oneの新しいオープン エクスプローラブル マテリアル
ストラタシスは、昨年秋に導入した年次オープンマテリアルライセンス(OML)を通じて新しい材料を顧客に提供し、Origin One 3Dプリンタの使用例を拡大し続けています。ストラタシスは、要求の厳しい最終用途に敵うOMLプログラム用に8つの新材料を決定しました。
このプログラムに新しいオープン材料を提供している材料開発企業には、Covestro社、Evonik社、Arkema社、Forward AM よりBASF社、Mechnano社、Tethon 3D社、Liqcreate社、polySpectra社が含まれています。材料には、成形、鋳造、高温、セラミック、静電散逸(ESD)、弾性体の用途であるフォトポリマー樹脂が含まれます。特殊または新規特性を持つこれらの材料は、材料パートナーまたはその代理店から直接購入することができ、試験、開発、および最終部品用途として上級ユーザー向けに設計されています。
H350にポリプロピレン材料が追加
さらにストラタシスは、3Dプリント部品の大量生産用に設計されたSAF™テクノロジーを搭載したH350™ 3Dプリンタ用のポリプロピレン(PP)材料を発表しました。ポリプロピレンは、汎用性が高く柔軟で、非常に人気のあるポリマーです。高い延性と耐薬品性を持ち、滅菌が可能なことから、自動車の内外装部品、人工装具、消費財など、さまざまな用途に適しています。
ストラタシスが2021年9月に発表したPA12(Nylon 12とも呼ばれる)と共に、ポリプロピレンは、100%バイオベースのヒマシ豆からなる持続可能な材料であり、初期のストラタシス High Yield PA11からH350プリンタの材料を拡張することになります。現在、工業用3Dプリンティングで最も人気のある唯一の材料であるPA12は、機械部品、通信産業用途、試作向けに、幾何学的精度、耐薬品性、剛性を提供します1。PA12とPPは、2022年後半に発売される予定です。
ストラタシスは現在、業界で最も包括的なポリマーアディティブ・マニュファクチャリング向けに、段階的に管理されたオープンマテリアルエコシステムを提供し、最適化および検証された最も幅広い材料をお届けしています。GrabCAD Print™ソフトウェアを通じて、システムの造形パラメータにアクセスし、必要に応じて材料能力を向上させ、部品性能を最適化することができます。ストラタシス・システム向けのすべてのStratasys Preferred材料と認定材料は、ストラタシスと販売パートナー・チャネルを通じて購入することができます。
5月11日(水)に開催されるライブイベント(※日本では6月15日(水)14時-16時)では、ストラタシスの新しい製造ソリューションの詳細をご紹介します。お申込み:https://go.stratasys.com/MFG-DAY-JP-2022.html
ストラタシスについて
ストラタシスは航空宇宙、車載、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの産業向けの革新的な3Dプリンティング・ソリューションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングへのグローバルな移行をリードしています。スマートなコネクテッド3Dプリンタ、ポリマー材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド・パーツ造形サービスを通じて、ストラアディティブ・マニュファクチャリングチェーンの各ステージで競争面での優位性を提供します。世界をリードする企業や組織がストラタシスのソリューションを活用し、製品設計のトランスフォーメーション、製造やサプライチェーンの迅速化、患者ケアの向上を実現しています。
ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。
ストラタシスの詳細については、https://www.stratasys.co.jp/、ストラタシスのブログ(https://www.stratasys.com/explore)、Twitter(https://twitter.com/stratasys)、LinkedIn(https://www.linkedin.com/company/stratasys/)、Facebook(https://ja-jp.facebook.com/stratasysJP/)をご覧ください。ストラタシスは、SECのレギュレーションFDに基づき、当社のウェブサイトを含む前述のいずれかのソーシャルメディア・プラットフォームを利用して、重要な非公開情報を共有する権利を留保します。ストラタシスは、適用される法律で必要かつ義務付けられている範囲において、かかる情報を当社の開示書類に含めることもあります。
Stratasys、Origin、P3、FDM、SAF、H350、P3、Fortus、Fortus 450mc、GrabCADおよびGrabCAD Printは、ストラタシス社およびその関連会社の商標または登録商標です。その他の商標はすべて各所有者の財産であり、ストラタシスはこれらのストラタシス以外の製品の選択、性能、または使用に関して一切の責任を負いません。VICTREX、VICTREX AM、LMPAEKおよびVictrexロゴは、Victrex Manufacturing Limitedまたはそのグループ企業の商標であり、許可を得てここに複製されています。
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