EdgeCortix、軌道・月面ミッション向けSAKURA-IIの耐放射線性能を実証
NASAがSAKURA-IIの重イオン試験完了後の報告書を発行 EdgeCortixの第2世代エッジAIコプロセッサが優れた結果と高い耐放射線性能を確認
エネルギー効率に優れたエッジ向けの人工知能(AI)処理に特化したファブレス半導体のリーディングカンパニーであるEdgeCortix®株式会社 (本社:東京都中央区、創業者兼CEO:サキャシンガ・ダスグプタ、読み方:エッジコーティックス) は、同社の最先端エッジAIコプロセッサであるSAKURA-IIがNASAによる重イオン試験において高い耐放射線性能を実証したことを発表いたしました。
NASA Electronic Parts and Packaging Program(NEPP)が作成した報告書としては前回に続き、EdgeCortix製品で2例目の評価となります。2024年に試験を受けたSAKURA-Iは、他の類似AIプロセッサと比較して優れた耐放射線性能を示したことが報告されており、今回SAKURA-IIも同等の性能指標を実証しました。
テキサスA&M大学サイクロトロン研究所施設で実施されたNASAの重イオン試験では、破壊的事象は確認されず、一時的な放射線影響もごくわずかであることが明らかとなり、SAKURA-IIが低軌道(LEO)、静止軌道(GEO)、および月面での運用におけるユースケースに適していることが証明されました。国防イノベーション・ユニット(Defense Innovation Unit:DIU)の支援を受けた本試験結果は、機械学習およびコンピュータビジョンを活用した宇宙での自律化を実現する将来的な可能性を示しています。
EdgeCortixの創業者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタ博士は、次のように述べています。
「今回の重イオン試験の完了とNASAによる報告書の公開は、エッジコンピューティングを地球外へ拡張するというEdgeCortixのミッションにおける重要なマイルストーンです。これらの結果は、SAKURA-IIが極限環境下でも卓越した耐放射線性能を有することを実証するとともに、軌道上や月面で高度なAI処理を高い信頼性をもって直接実行できることを示しています。宇宙システムにおいて、より高い自律性、低消費電力、リアルタイムでの意思決定が求められるなか、EdgeCortixは、エネルギー効率に優れたAI駆動型の次世代宇宙探査の実現に貢献できることを誇りに思います。」
NEPPによる今回の試験プロジェクトは、宇宙での自律性を追求するために開始されました。機械学習やコンピュータビジョンの進歩によりセンサー処理能力は大幅に向上しましたが、その膨大な計算負荷は組込み型CPUの処理能力を上回ることが多く、一方でグラフィックス処理装置(GPU)は多くの場合過剰な電力を必要とします。
SAKURA-II 機械学習アクセラレータ SEE の重イオン試験結果の詳細は、以下のNASAの公開文書にてご覧いただけます。
https://ntrs.nasa.gov/api/citations/20250009692/downloads/Sakura2_TestReport_TAMU_v4_NASA-TM-formatted.pdf
EdgeCortix株式会社について
EdgeCortixは、コネクテッド・インテリジェント・エッジ向けの半導体ソリューションのイノベーションを推進する企業です。2019年に設立され、東京に本社を置き、米国およびインドにオフィスを展開しています。エッジでの生成AIワークロード向けに特化した、シリコンベースのエネルギー効率の高いAIプロセッサを開発しています。
同社の特許取得済みハードウェア・ソフトウェア協調設計手法により、高効率かつランタイムで再構成可能なAIアクセラレータを実現し、防衛、航空宇宙、宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、ロボティクス、通信分野のエッジ推論において、業界をリードするワットあたり性能を提供しています。
EdgeCortixの詳細はこちらをご確認ください。https://www.edgecortix.com/ja/
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