国内初!アスファルト合材の遠隔出荷に成功
~遠隔出荷システムでアスファルト合材工場の働き方改革に貢献~
*1日工調べ(2023年8月現在)
背景
出荷量の多い都市のアスファルト合材工場では24時間アスファルト合材を出荷できるよう、夜間や休日にも出荷業務を担う担当者(以下、オペレーター)を配置しておりましたが、勤怠管理や働き方に課題がありました。
そこで日工はアスファルト合材の出荷業務における省人化・DXソリューションの第一弾として、合材サイロ*²の遠隔出荷システム「SiiLO(以下、本システム)」を開発し、1号機を株式会社昭建に納入しました。
本システムにより、場所を問わず合材サイロの遠隔出荷操作が可能になることで、アスファルト合材工場では作業員の労働時間を削減でき、働き方改革につながります。
*2製造したアスファルト合材を一時貯蔵する設備
本システムの概要
本システムは、遠隔出荷の操作係(以下、「ホスト」)と遠隔出荷の対象となる工場(以下、「クライアント」)の間にVPN*³を構築することで、離れた場所からの出荷操作を可能とするものです。
また、本システムにより、複数の工場を一人のオペレーターが出荷操作することも可能となります。
*3「Virtual Private Network」の略、インターネット上に仮想の専用回線を設定し、特定の人のみが利用できるネットワークを構築できる仕組みのこと
特に夜間出荷の多い工場(以下、工場A)は、オペレーターが常駐しておりますので、夜間出荷の少ない工
場(以下、工場B)の出荷操作を工場Aのオペレーターが操作することができるようになります。
これによって、これまで少ない出荷量でもオペレーターを常駐させる必要があった工場Bでの働き方改革にも寄与します。
出荷操作の際には場内に設置した監視カメラ映像の確認とダンプトラックの運転手との通話により安全確認を行います。
今後の展開
日工は、建設・土木業界での労働人口の減少が深刻化するなかで、プラント運営の省人化・DXソリューションを順次展開し、ビジョン「世界を、強くやさしい街に」の実現を目指してまいります。
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