QO、生活者見立て通信#006「ギブアンドテイクじゃ物足りない!現代のバランスって、Give&BIGtake!?」を公開
注目した生活者動向:様々なことに「配慮しなければならない」風潮の世の中に疲れ切っている人が増加
リサーチとプランニングを手掛けるQO株式会社(代表取締役社長:恒藤優/本社:東京都中央区、以下「QO」)は、2025年2月3日に生活者見立て通信の第6回「ギブアンドテイクじゃ物足りない!現代のバランスって、Give&BIGtake!?」を公開しました。
生活者見立て通信は、主にマーケティングの戦略立案に関わる方々を対象に、世の中の流行や最新トレンドに関する複数の事例から背景にある太い潮流やインサイト、見立てについて独自の視点でまとめた定期レポートです。
資料は以下URLからご覧いただけます。
●生活者見立て通信#006「ギブアンドテイクじゃ物足りない!現代のバランスって、Give&BIGtake!?」_抜粋版資料(PDF)
※背景のインサイトや生活者攻略の“ツボ”等も掲載のある完全版をお求めの場合は、下記までお問い合わせください。
【概要】生活者見立て通信#006「ギブアンドテイクじゃ物足りない!現代のバランスって、Give&BIGtake!?」
今回の生活者見立て通信では、以下の生活者動向に焦点をあてました。
生活者動向① 行き過ぎた「配慮」についていけない
-
All About編集部が実施した「運動会」に関するアンケート調査によると、運動会におけるコンプラや安全対策などについて下記のような意見があがっている。
「徒競走で全員が手をつないで同時にゴールしているのを見てやり過ぎではないかと感じた」
「徒競走が、男女混合。リレーはともかく徒競走は無理があるように感じました」
「組体操の演技がだんだんしょぼくなっている。転落など、子供の危険に配慮しすぎて迫力がない。高学年が行う演技なのでもう少し難しい内容でもいいのではと思う」
(出典:株式会社オールアバウト・All About ニュース、2022年「「順位をつけない徒競走」はやりすぎ? コンプラやジェンダー配慮で“変化”した運動会【保護者318人調査】」)
-
サントリーが公開した、会社で一緒に仕事をすることになった後輩と仲良くなりたい、飲みに行きたいけど誘っていいのかと悩む先輩の心の葛藤を描いた「ザ・プレミアム・モルツ」(プレモル)のWeb動画「飲みに誘うのムズすぎ問題」篇が、Xにおいてリポスト4800以上、いいね1.6万以上、1351万表示以上(2024年4月8日時点)と、身近なあるあるとして大反響となり、話題を集めている。
(出典:株式会社 日経BP・日経クロストレンド、2024年「プレモル「飲みに誘うのムズすぎ問題」 共感呼ぶWeb動画の裏側」)
生活者動向② 最低限の配慮はするが、ホンネは自分の生活・気持ちを大事にしたい
-
博報堂生活総合研究所の調査によると、「国や社会重視派 vs 個人生活重視派」という質問に対して「個人生活重視派」と回答した人は、2012年の20.1%から増加傾向にあり、2024年には38.6%にのぼった。
(出典:株式会社博報堂・博報堂生活総合研究所、2024年「生活定点1992-2024|国や社会重視派 vs 個人生活重視派_個人生活重視派」) -
SHIBUYA109 lab.の調査によると、「SDGsや社会的課題に対して、どういった商品やイベントなら購入・参加しやすくなりますか」という質問に対しては、上位の回答が「価格が安い・ポイントがもらえる(29.8%)」「無理のない値段で始められる(29.3%)」となり、社会的課題への取り組みに、“金銭面でのメリット”が求められていることがうかがえる。
(出典:株式会社 PR TIMES・PR TIMES、2023年「株式会社SHIBUYA109エンタテイメント|Z世代のSDGsと消費に関する意識調査」)
今回執筆したQOプランナーの木村氏、麻生氏、岩崎氏、西川氏は、この生活者動向の裏側にあるインサイト、見立てについて以下のようにコメントしました。
QOプランナーの見立て
「ハラスメントや環境問題、SDGsなど、様々なことに「配慮しなければならない」風潮がある世の中。そんな「強制配慮社会」に疲れ切っている方が昨今増加しているように思います。このような状況下では、まずは何よりも自分への配慮を起点とし、それが自然と他者や社会への貢献に繋がっていくことが求められているのではないでしょうか。」
このほか生活者見立て通信では、今回着目した社会動向に関する様々な事例や見立てとともに、日々のマーケティングに活用するための「攻略のツボ」もQOプランナーがご提案しています。
●生活者見立て通信#006「ギブアンドテイクじゃ物足りない!現代のバランスって、Give&BIGtake!?」_抜粋版資料(PDF)
※背景のインサイトや生活者攻略の“ツボ”等も掲載のある完全版をお求めの場合は、下記までお問い合わせください。
【ご参考】公式noteで「生活者見立て通信 編集部こぼれ話」を発信中
QO公式noteでは、生活者見立て通信の執筆にあたってのこぼれ話をご紹介しています。QOのプランナーがめぐらせた思考過程や苦労したこと、「見立て」をつくるコツなどざっくばらんにお届けしています。あわせてご覧いただけましたら幸いです。
https://note.com/qo__note/n/na5a350fe18ad
【担当者】木村 なみ(Nami Kimura)、麻生 美与(Miyo Aso)、岩崎 快(Kai Iwasaki)、西川 博(Hiroshi Nishikawa)
QO株式会社 マーケティングプランナー
木村 なみ
主に生活者インサイト探索を通じたマーケティングプランニング戦略立案に従事し、グラフィックレコーディングの手法を用いたレポーティングにも取り組んでいる。
QO株式会社 アカウントマネージャー
麻生 美与
アカウントマネージャーとして、リサーチ領域を広げ、クライアントの課題に向き合った業務デザインの設計に取り組んでいる。
QO株式会社 リサーチプランナー
岩崎 快
企画設計~集計~分析~示唆提言まで一貫しての対応に強みを持ち、ベーシックな定量・定性調査のほか、購買データやアクセスログデータなどを突合した分析などにも対応可能。
QO株式会社 リサーチプランナー
西川 博
リサーチの川上から川下まで、手法もオンオフなど問わず経験し、ビジネス課題やマーケティング課題などを含む幅広いテーマに関与。
【QO株式会社 会社概要】
QO 株式会社は、人と社会のために問いを探究する、リサーチとプランニングの会社です。
博報堂のストラテジックプラニングの知見と、マクロミルのデータアセットおよびリサーチケーパビリティを掛け合わせたJV 企業として、マーケティング機会の発見、戦略策定、コンセプト開発、施策実行のPDCA まで一連のマーケティング活動に伴走します。
代表取締役社長:恒藤優
本社:東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル9F
設立:1965年6月
事業内容:リサーチソリューション事業、マーケティングプランニング事業
【本件に関するお問い合わせ先】
QO株式会社 広報室
MAIL:corporate.info@q4one.co.jp
すべての画像