モビリティ・半導体領域製品をTOTOKUへ統合

〜ヒータ線事業、コンタクトプローブ事業の経営効率向上〜

SWCC株式会社

 SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 CEO 社長執行役員:小又哲夫、以下「SWCC」)は、車載インテリアヒータ線および半導体検査用コンタクトプローブ(以下、CP)事業における製造・販売体制の最適化による経営効率向上を目的とし、当該事業の製造および販売をグループ会社である株式会社TOTOKU(以下「TOTOKU」)へ移管・集約し、TOTOKUブランドに統合することを決定しましたので、お知らせいたします。

■統合の概要と効果

 SWCCグループは、銅事業のさらなる成長と収益性向上を目指し、川下領域への製品展開を行っており、この一環として、本年4月、「細く、軽く、小さく」を特長とした高収益性の製品群を持つTOTOKUをSWCCにグループインいたしました。TOTOKUは、モビリティや半導体などの成長市場をターゲットに、車載インテリアヒータ線や半導体検査用CPの製造・販売を成長事業のひとつと位置付けており、リソースを集中して事業の拡大を図っております。SWCCも同じ事業を有しているため、このたびSWCC仙台地区にある製造拠点をTOTOKUへ移管・集約し、TOTOKUブランドに統合することといたしました。これにより最適な製造および販売体制を構築し、経営効率の向上を図ってまいります。

 今後、SWCCは「素材、銅合金」をTOTOKUに供給するとともに、開発力を生かし、高強度・高硬度化、高伝導率化を目指した素材開発に特化します。これにより、素材開発から製品加工・販売までのグループ一貫体制を確立し、製造技術と顧客基盤の強みを最大限に活用することで、多様なニーズに柔軟に応える体制を整え、競争優位性のある事業展開を推し進めてまいります。

 この統合によって、TOTOKUの既存施設内のユーティリティや技術者の活用を通じて、約2億円の拠点統合効果を見込んでおります。

 今後、モビリティ市場では世界的な自動車販売台数の増加が見込まれており、車内の居住性向上のためにヒータ搭載率が高まっています。一方、半導体市場ではAI技術の進化に伴い、検査用製品の需要が拡大しています。SWCCグループはこの技術的ニーズや需要増に応え、強みを生かし、効率の良い事業運営を行ってまいります。

■製造拠点の移管・集約の概要

 SWCCの仙台事業所および山元工場(宮城県)で製造しているヒータ線・CP製品は、TOTOKUの上田事業所および丸子事業所(長野県)へと移管・集約し、順次TOTOKUブランドとして販売を予定しています。

 SWCCグループは、SWCCパーパス「いま、あたらしいことを。いつか、あたりまえになることへ。」のもと、高付加価値製品を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

【本件に関するお問合わせ先】

SWCC株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ

inq-sonota@swcc-g.com

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

SWCC株式会社

2フォロワー

RSS
URL
https://www.swcc.co.jp/jpn/
業種
製造業
本社所在地
神奈川県川崎市川崎区日進町1-14 JMFビル川崎01
電話番号
044-223-0530
代表者名
小又哲夫
上場
東証プライム
資本金
242億2100万円
設立
1936年05月