育休中のママの約6割が仕事復帰後も、授乳継続を希望するも約9割が授乳継続を不安視
母乳育児の専門ブランドAMOMA natural care(アモーマナチュラルケア)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:田口一成)は、2020年1月に「授乳期ママの仕事復帰に関する調査」を実施しました。
その結果、現在育休中の方の60.7%が「仕事復帰後も授乳継続を希望する」*1と回答。そして実際に、既に仕事復帰した方の62.2%が「仕事復帰後も授乳を継続している」*2という事実がわかりました。
しかし「授乳を継続したい」と回答した人のうち、92.9%が「仕事復帰後の授乳継続に不安を感じている」*3と答え、4月からの仕事復帰を前に授乳について不安を抱えるママの現状が見えてきました。
その結果、現在育休中の方の60.7%が「仕事復帰後も授乳継続を希望する」*1と回答。そして実際に、既に仕事復帰した方の62.2%が「仕事復帰後も授乳を継続している」*2という事実がわかりました。
しかし「授乳を継続したい」と回答した人のうち、92.9%が「仕事復帰後の授乳継続に不安を感じている」*3と答え、4月からの仕事復帰を前に授乳について不安を抱えるママの現状が見えてきました。
「仕事復帰後の授乳継続に不安」理由第1位は「乳腺炎などのおっぱいトラブル」
復帰後も授乳を継続する理由としては、「できるだけ母乳をあげたい(20%)」「月齢が小さいため(14.1%)」「子どもがおっぱい好きなので(12.7%)」「スキンシップ・コミュニケーションのため(12.3%)」「子どもやママの精神安定のため(7.3%)」があがりました。(n=210)
復帰後も授乳を継続をすると答えた方のうち、92.9%が「仕事復帰の際、授乳継続について不安がある」と回答。理由としては、1位「乳腺炎などのおっぱいトラブル」2位「母乳量の減少」3位「搾乳場所が無い」4位「搾乳の時間が取れるか」という声があがり、授乳は続けたいけれど不安も多いという現状が明らかになりました。(n=240)
復帰後の授乳が困難なため、やむを得ず「卒乳・断乳」を検討している方も
「復帰後の授乳が困難」の理由としては、「フルタイムでの復帰」や「通勤時間が長いため」、「仕事中に搾乳の時間が取れない」「夜間の授乳など、体力的に両立できない」など時間的・体力的な問題を考慮し、やむを得ず授乳継続を諦めている方がいました。
一方で、2位「育休中に卒乳できそう」3位「これから卒乳の時期」と回答する方も多く、1年以上しっかり育休を取ることにより、子どものタイミングで卒乳できる方も少なくありません。(n=90)
卒乳時、不安に感じる事としては「乳腺炎などのおっぱいトラブル」が最も多い結果になりました。(n=96 ※複数回答可)
~仕事復帰における授乳継続や卒乳の影響について~
助産師の浅井貴子氏にお話を聞きました。
仕事復帰後は限られた期間での授乳スタイルになるため、「日中は保育園で頑張っているので、せめて帰宅後や土日は母乳をあげたい」という母親の希望が増えてきています。
また授乳を継続する事で体力を消耗する事もありますが、授乳行動からワーキングマザーから1人のマザーになるスイッチが入るので、親子のメンタルヘルスにとっても好影響になります。
ただ、人によっては復職を機に断乳、卒乳をしたほうがよい方もいますので、ケースバイケースで対応したほうがよいと思っています。
また不安材料の一つとして、母乳分泌の多い方は乳腺炎の心配があり、母乳分泌が少ない人は母乳が止まってしまう不安があります。
授乳中の女性が復職する場合は、雇用側は搾乳出来る部屋を用意するなどの環境の整備だけでなく、社会全体が配慮ある優しさが出来る世の中になって欲しいと切に思います。
<調査概要>
対象:AMOMA natural careのLINE配信者19,617のうち現在就業中・育休中のママ
期間:2020年1月28日~2月2日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:358名 *1(n=300)*2(n=45)*3(n=240)
◆乳腺炎とは
仕事復帰の際、授乳継続をする方、卒乳・断乳する方、どちらも最も不安に感じていることが「乳腺炎などのおっぱいトラブル」でした。
おっぱいには、母乳を作る「乳腺葉」と母乳を運ぶ「乳管」があり、この2つを合わせて「乳腺」と言います。
その乳腺の中で炎症が起きた状態が、「乳腺炎」です。
乳腺炎は「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2種類に分けられ、その原因や症状が異なります。
「うっ滞性乳腺炎」とは母乳が乳腺に溜まりすぎることで発症する乳腺炎です。
「化膿性乳腺炎」とは乳頭から細菌が感染することで発症する乳腺炎です。
化膿性乳腺炎の場合、以下の症状が起こる可能性があります。
・おっぱいの腫れ、熱感、しこり
・おっぱいの強い痛み(特に押さえると痛みが強い)
・38.5℃以上の高熱
・悪寒
・インフルエンザの時のような身体の痛み(頭痛や関節痛など)
https://www.amoma.jp/ch/column/baby/mastitis/53410/
◆乳腺炎になってしまったら
仕事復帰後、授乳間隔が空いたり、寝不足が続いたりすると「うっ滞性乳腺炎」になることがあります。
その場合は、可能な限り授乳をしましょう。授乳することで症状が改善されます。
しこりができているケースが多いため、しこり部分を乳頭方向に向けて優しく圧迫しましょう。
また、症状のある方のおっぱいから先に吸わせることが大切です。
他にも、赤ちゃんの吸う向きによって母乳が残りやすい部分が出てくるため、抱き方を変えてみるのも。
赤ちゃんの抱き方は横抱きや縦抱き、フットボール抱きなどもあるので試してみましょう。
仕事中で授乳が難しい場合は、できるだけ搾乳をしましょう。
搾乳も困難な場合は、授乳回数を減らすなど、事前に母乳の量を減らしていく必要があります。
卒乳・断乳を考えている方は、搾乳方法に注意が必要です。
搾乳しすぎると逆に刺激になり、母乳を作る要因となってしまいます。乳頭やおっぱいの付け根を刺激することも母乳分泌を促すので、乳房全体を手のひらで包むようにして、外側から内側に向けて母乳を搾りだすおにぎり絞りがおすすめです。母乳の分泌が多く、辛い場合は、ペパーミントの冷湿布やセージティーを活用することもあります。
化膿性乳腺炎が疑われる場合は、すぐに病院を受診しましょう。原因菌に合った抗生剤や消炎鎮痛剤などが処方されますので、必ず用法用量を守って内服しましょう。抗生剤は症状が治まっても必ず飲みきることが大切です。
<AMOMA natural care(アモーマナチュラルケア)について>
AMOMA natural careは、2010年8月に株式会社ボーダレス・ジャパン内で開始したブランドです。全て天然の植物原料をベースに助産師・英国ハーバリストと共に商品づくりを行い、10年で50万件以上の販売実績になりました。
特に授乳中のハーブティー「ミルクアップブレンド」「ミルクスルーブレンド」は全国約600箇所の産婦人科・助産院・自治体などで採用されています。
2019年6月に公式サイト上で「母乳なんでも相談室」を開設。電話、メール、チャットで母乳育児に関する質問を受付しています。また、母乳育児に関する調査を独自に行う「母乳育児ラボ」も設置し、依頼も受け付けています。
現在、公式サイトで働く授乳期ママ応援キャンペーンを実施中。『楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2014』『楽天ショップ・オブ・ジ・エリア2015九州・沖縄エリア賞』受賞。
https://www.amoma.jp/
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