LINE経由で利用可能なPocket Musubiに処方せん送信機能を追加
薬局の滞在時間短縮で患者満足の向上に貢献
- 背景
これまでPocket Musubiは、LINE経由の服薬期間中フォローに特化した機能を提供してきました。
一方、薬局の店舗における、処方せんを渡してから薬を受け取るまでの“待ち時間”の問題は依然として根深く、さらにコロナ禍で「不特定多数の人との接触を減らすために、薬局内の滞在時間を短くしたい」というニーズも高まっています。
こうした状況を踏まえ、Pocket Musubiに処方せん送信機能を追加しました。
2021年4月30日に内閣官房・個人情報保護委員会・金融庁・総務省により「政府機関・地方公共団体等における業務でのLINEの利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)」が策定されました。ガイドライン(※1)の対象は政府機関・地方公共団体等とされていますが、当社では処方せん画像等の医療情報は患者さんの個人情報であり、薬局においても同様の取り扱いがなされるべきだと考えています。
そこで、Pocket Musubiでは本ガイドラインを遵守し、患者さんの個人情報をLINE社側のLINEのトーク画面に一切残さず、全て当社のデータベースに保管する仕様としました。患者さんと薬局双方に安心してご利用いただけるサービスとなっています。
(※1) https://www.nisc.go.jp/active/general/pdf/guideline210430.pdf
- 概要
患者さんは通院後、Pocket Musubiを通じて撮影した処方せん画像と来局時に必要な事前質問の回答を薬局に送付。薬局から準備完了の通知を受信した後に来局することで、薬局内の滞在時間を短縮することができます。
(図表)処方せん送信機能利用の流れ
(図表)Pocket Musubiの患者さん画面
患者さんは、薬局のLINE公式アカウントを友だち追加するだけで、すぐに処方せん送信機能を利用できます。薬局のLINE公式アカウント内でPocket Musubiのアプリを開き、処方せんの画像を撮影してアップロード(最大5枚)、ジェネリック医薬品希望やお薬手帳持参などいくつかの事前質問に回答して送信すると、薬局のLINE公式アカウントに受付完了のメッセージが届きます。
患者さんからの新規処方せん受信時、薬局のパソコンに通知が表示されます。薬剤師は処方せんと事前質問の回答内容を確認し、薬を準備。準備完了後に薬局から準備完了メッセージを送信すると、薬局のLINE公式アカウントを通じて準備完了のメッセージが届きます。患者さんはメッセージ受信後に来局し、薬局で服薬指導を受けて薬を受け取ります。
- おくすり連絡帳「Pocket Musubi」について
Pocket Musubiには、薬局から提供されるQRコードを介して服用薬データが入力されています。そのデータに基づく質問が自動で患者さんに送信され、回答を促します。薬剤師は、Pocket Musubiの管理画面を通じて患者さんのデータを確認しながら服薬中の状況を把握し、必要に応じて適切なフォローを行います。
患者さんと薬剤師との過剰なやり取りや極端な連絡不足を防ぎ、「必要な患者さんに」「最小限の業務負荷で」コミュニケーションを図ることで、患者満足を実現しながら現実的で継続可能な業務フローの構築を支援します。
- Musubiについて
薬剤師は、患者さんと一緒にMusubiのタッチ機能付き端末画面を見ながら服薬指導を行い、その内容が自動で薬歴のドラフトとして残ります。Musubiを利用することで、患者さんとのコミュニケーションと薬歴記入を同時に行うことができます。それにより、今まで服薬指導とは別に毎日数時間かかっていた薬歴記入に関わる薬剤師の業務負担を、大幅に削減することが可能となります。さらに、Musubiが患者さんの健康状態や生活習慣にあわせた服薬指導や健康アドバイスを提示することで、 新しい薬局体験を患者さんに提供することができます。2017年8月にリリースして以来、順次導入店舗を拡大しています。サービス紹介 https://musubi.kakehashi.life/
- カケハシについて
<会社概要>
会社名 株式会社カケハシ
設 立 2016年3月30日
所在地 東京都中央区築地4丁目1-17 銀座大野ビル9F
U R L https://kakehashi.life/corporate.html
<本件に関する問い合わせ先>
株式会社カケハシ 広報
メール pr@kakehashi.life
電 話 03-5357-7853
すべての画像