「第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」の開催に合わせて、新たな共同アートプロジェクト『ART MEETS TOKYO』を9月14日から始動。
日常が作品の力によって、小さくてユニークなミュージアムに。
- 企画概要
■「ART MEETS TOKYO」とは
「ART MEETS TOKYO(アートミーツトウキョー)」は、9/19(土)から「第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」が開催する事をきっかけにスタートさせる、新たな共同アートプロジェクトです。
このプロジェクトは、これからの未来を担う現役の学生や、卒業してまだまもない若手作家を対象に、美術館やギャラリーといった空間とは違う、日常的な空間で作品発表を行い、「社会や人との接点」、「新しい発見と価値」を創出する実験的プロジェクトです。作品ジャンルもインスタレーション、映像、絵画、メディアアート、音楽、パフォーマンスなどジャンルにとらわれず、作家が持つ個の表現を優先させて、その場所でしか体験を来場者に提供するのが大きな特徴です。
記念すべき、第一回目の開催となる展示会場は、2020年8月1日に渋谷に開業したホテル、sequence MIYASHITA PARKの5Fにあるレストラン&バー「Dōngxī Restaurant & Sakaba(ドンシー レストラン & サカバ)」。
表現方法の異なる5組の作家を選抜して、ソーシャル・ディスタンスによって生まれた空間を活用しながら、作品を店内に展示いたします。それぞれの作家が会場を調査し、作品プランの構想をした上で、お食事を楽しみながら作品に触れ、いつもと一味違う日常を体験できる空間をご用意しております。
日常が作品の力によって、「小さくてユニークなミュージアム」へと変化し、この時代だからこそできる表現を、様々な方々と試行錯誤し、拡張し展開していきます。作家にとってはこのプロジェクトを通じて、新しい表現の挑戦の場であり、社会との接点が増え、作品のことを知ってもらう機会となるでしょう。鑑賞者にとっても、作家からの問いから新しい発見と感性を養うことができる時間となり、次世代のアーティストを発掘・支援・育成ができる機会となるのではないでしょうか。
■ステートメント
わたしたちの生活はコロナ禍によって一変し、「距離をとる行為」を強いられる生活となりました。互いの距離ができたことで、新しい刺激や感性、そしてつながる機会さえも減ったのではないでしょうか。
"個性と個性がそれぞれのスタイルをお互いに受け入れ、やさしくつながることで文化が生まれる"、そんな想いの中で、今回は衣食住という私たちにとってか欠かせない要素の「食」空間において、アートを媒体としてつながりを提供する試みです。
舞台に選んだのは、渋谷のsequence MIYASHITA PARK5Fにあるレストラン&バー「Dōngxī Restaurant & Sakaba(ドンシー レストラン & サカバ)」。既存のホテルのあり方にとらわれず、ホテル全体がアートと世界、アートと人を「やさしくつなぐ」特別な場所として誕生しました。ここは学生・若手の表現の発表の場や支援の場としての役割も担う、様々な人が行き交う交差点です。作品を通して新しい気づきに出会い、この場所ならではの考えが浮かび上が上がらせ、作品の問いに対してのあなたなりの答えを探してみてください。
■開催概要
第23回文化庁メディア芸術祭受賞展 広報企画『ART MEETS TOKYO』
【企画・運営】The Chain Museum、ライゾマティクス・アーキテクチャー、デビッドワッツ
【企画協力】sequence MIYASHITA PARK、Dōngxī Restaurant & Sakaba、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)、武蔵野美術大学
【メディアパートナー】ArtSticker
【会期】2020年9月14日(月) ~2020年9月27日(日)
【開館時間】7:00~12:00 (朝食)、12:00~15:30(ランチ)、17:00~22:00(ディナーは18:00~、BARは17:00~)
【場所】sequence MIYASHITA PARK 5F 「Dōngxī Restaurant & Sakaba」
【住所】東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK North sequence MIYASHITA PARK 5F
【観覧料】無料 ※是非、美味しいご飯やお酒もお召し上がりください
【URL】https://artsticker.app/share/events/detail/247
- 出展作家 / 五十音順
東 弘一郎 (東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻)
志田 菜穂美 (画家/2020年武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業)
武田 萌花 (東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻)
ホシバナ (慶應義塾大学環境情報学部 / 脇田玲研究会)
松橋 百葉 (慶應義塾大学環境情報学部 / 脇田玲研究会)
- 展示会場
「Dōngxī Restaurant & Sakaba(ドンシー レストラン & サカバ)」
https://dongxi.tokyo
ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)に、新ホテル「sequence MIYASHITA PARK(シークエンス ミヤシタ パーク)」が、2020年8月1日(土)に誕生しました。
ミヤシタパークにオープンした「sequence MIYASHITA PARK」は、三井不動産グループのsequence」のフラッグシップとして誕生し、レジャー、ビジネス、イベントなど、多様化する人々のニーズに応える“新しい形のホテル”を目指していきます。
今回の展示の会場はこのsequence MIYASHITA PARK 5Fにある「Dōngxī Restaurant & Sakaba」で開催します。
▽ホテル「sequence MIYASHITA PARK」について
https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/
「Dōngxī Restaurant & Sakaba」は、“東と西のあいだ”をコンセプトに、古今東西の伝統料理や郷土料理を洗練された手法で磨きあげ、まだ“名前のない料理”とグローカルな食文化を東京から発信していきます。
かつてシルクロードが東洋と西洋をつなぎ、地域や時代を超える価値を生み出したように、自分自身が新たなカテゴリーとなる創造的な食体験をみなさまに提供します。
住所 :東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK North sequence MIYASHITA PARK 5F
【お客様へのご協力のお願い】
・手指の消毒にご協力ください。
・館内共用エリアにおきましては、マスクの着用をお願いいたします。また、マスクがご入用なお客様にはお渡ししています。
・チェックイン時にお客様の検温と体調のご確認をお願いしています。
- 開催にあたってのコメント
それはモノを創るアーティスト、コトを創るアーティスト、オモイを創るアーティストなど様々なスタイルでアート思考は存在する。Covid-19が起きたときにもアーテイストの反応はすごく早かった。
様々なことを思考し、発信し、様々なメディアを通してアクションが始まった。ときに人生に出会わなくても成り立つものと言われがちなアートが、実は人の心に近い場所にいつもいたということ、社会に必要なものであることが311のときに気付かされ意識が薄くなってしまった感覚を再度呼び起こされた。
人と人が近く共存できない時代になってしまった今、その余白を埋めるためにアートを使うのは、社会とアーティストの関係を更に色濃いものにしてくれると思うし、これをきっかけに様々なシーンで実装し続けられることを切に願う。
このアイディアを授業の中で思いついた京都精華大学デザイン学科の3年の僕の授業を受けた学生の皆さん、志萱先生にも大きな敬意を表したい。
Rhizomatiks Architecture 主宰 齋藤精一
距離というものをフィジカルに認識する時代に突入して、COVID-19以前の、人が持つ想像力やイマジネーション的な野生の感性の発揮どころが極端に減ってしまったような気がしていた夏の始まり。
誰かの気配を無意識に感じながら生活をしていたスペースに、人と人の距離の間に自然な形でアートが存在する街が生まれたらいいですね、と、齋藤さんとの会話から実現にむけて動き出しました。京都で着想したこの企画から、若い創造力を育む社会のありかたにまで目線を広げてくれたすばらしい機会を、今回の「第23回文化庁メディア芸術祭」は我々に与えてくれました。
参加してくれたすばらしい着想の5作品を鑑賞していただき、感性の高まった時の会話を盛り上げるためにも是非ドンシーの美味しいご飯やお酒も召し上がっていただけたら嬉しいです。ART MEETS TOKYOがこの秋の思い出のひとつになることを願ってます。
david watts / MUTEK.JP 竹川潤一
- 文化庁メディア芸術祭について
[第23回文化庁メディア芸術祭]
2020年9月19日(土)~9月27日(日)
日本科学未来館(東京,お台場)
https://j-mediaarts.jp/festival/
文化庁メディア芸術祭は,アート,エンターテインメント,アニメーション,マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに,受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。平成9年度(1997年)の開催以来,高い芸術性や創造性をもつ優れた作品を顕彰し,受賞作品等の展示・上映や,シンポジウム等の関連イベントを実施する受賞作品展を開催しています。
また,文化庁では,メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に,文化庁メディア芸術祭の受賞作品を国内外で広く紹介する多彩な事業を実施しています。海外・国内展開や創作活動支援等の関連事業を通じ,次代を見据えたフェスティバルを目指しています。
- キービジュアルについて
「ART MEETS TOKYO」は、 「社会や人との接点」「新しい発見と価値」を創出する実験的プロジェクトであり 「作品」と「自分」その関係性がアートであると考えます。 その関係性を文字に置き換え、感情や記憶、風景など間に存在する曖昧なものを うっすらとみえる残像のような表現に。また、グラデーションは「気」の上昇など方向性を意図し学生や若手ならではの勢いや疾走感を現しています。
- ArtSticker (アートスティッカー)について
ArtStickerとは、株式会社The Chain Museumが運営するアートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、 アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォームです。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
本展の作品の制作風景やコンセプトなど、より詳しい情報はアート・コミュニティプラットフォーム「ArtSticker」でも閲覧可能。作品の詳細情報を見られるだけでなく、気に入った作品を見つけたらアーティストへ直接支援やコメントを届け、コミュニケーションを取ることが出来ます。
https://artsticker.app/r/dl
1. あなたの心を動かす作品に出会えます
詳しい作品情報やアーティスト情報も見ることができるので、より作品への理解を深めることができます。
2. アーティストを直接支援することができます
金額に応じた色の「スティッカー」を好きな作品に貼ることで、アーティストを直接・気軽に支援できます。
3. 出展作家にリモートで直接感想を伝えられます
支援のスティッカーをおくった方のみ、感想をアーティストに直接伝えられます。あなたの感想に、アーティスト本人から返事が届くこともあります。
4. あなたの名前が作品にクレジットされます
スティッカーをおくることで、映画のエンドロールのように作品にあなたの名前が残せます。あなたが名作の最初の発見者になるかもしれません。
5. あなただけのコレクションが増やせます
スティッカーをおくることで、アートコレクターのようにコレクションを増やし、作家の活動をチェックしたり、支援しながら成長を見守る楽しみができます。
■ArtSticker (https://artsticker.app/r/dl) のダウンロードはこちらから
▼「ArtSticker」 iOS版
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
▼「ArtSticker」 Android版
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker
- 株式会社The Chain Museum (ザ・チェーン・ミュージアム) について
社名 :株式会社 The Chain Museum
所在地 :東京都目黒区中目黒一丁目10番23号
代表者 :代表取締役社長 遠山 正道
HP :https://t-c-m.art/
The Chain Museumは 、2018年に設立された、スマイルズ遠山正道とクリエイター集団PARTYが新たに発信する「アートの次のあり方をつくる」プロジェクトです。
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