神戸市・株式会社コークッキング・市内パン事業者有志による食品ロス削減・持続可能なフードシェアリングに関する連携事業をスタート
~経済にも環境にも貢献する真のシェアエコシティを目指した取組み 第2弾~
その取組みの第2弾として、神戸市は株式会社コークッキングと連携協定(以下「本協定」といいます。)を結び、フードシェアリングサービス「TABETE」を活用した食品ロス削減・持続可能なフードシェアリングに関する連携事業を、令和2年4月1日から令和4年3月31日までの2年間、実施します。
本協定には市内パン事業者有志(3社)も賛同しており、協力して食品ロス削減に取り組みます。今後も本協定に賛同する事業者に協力を呼びかけていきます。
1.協定の具体的な取組み内容
(1)飲食店等における食品ロス削減の取組みの相互推進
市民・事業者・行政が一体となり食品ロスの削減を推進する食品ロス削減協力店制度「goodbye food
loss,KOBE」(神戸市)とフードシェアリングサービス「TABETE」(株式会社コークッキング)が連携することで、それぞれの取組みを相互に推進して認知向上を目指し、参加する店舗・利用者の拡大に取り組みます。
(2)市民・事業者対象セミナーの開催
食品ロスの削減を推進する事例紹介など、SDGsをテーマとする市民・事業者対象セミナーを共同で開催し、事業者内だけでなく家庭内も含めた食品ロスに対する意識向上とシェアリングエコノミーについてのリテラシー向上を図ります。
(3)市民のエコアクション促進(環境アプリとの連携)
食品ロス削減につながることから、市民のエコアクションを促進するスマートフォンアプリ「イイことぐるぐる」のポイント対象メニューに、「TABETE」の利用を追加します。また、「TABETE」利用者に対しても「イイことぐるぐる」のPRを行います。
(4)市内学生の起業・経営マインド育成
市内大学等と連携し、シェアリングエコノミーをテーマにした講演会・ビジネスコンテストを開催し、学生の起業マインドの醸成を促します。(真のシェアエコシティを目指す取組み第1弾として2月17日に発表した、「アイカサ」を活用したまちづくり実証事業との連携)
2.市内パン事業者有志による取組み
「持続可能な食品ロス削減アンバサダー」として活動
株式会社ケルン・株式会社イスズベーカリー・株式会社原田パンの市内パン事業者有志(3社)は、本協定の趣旨に賛同し、食品ロス削減という社会課題解決とビジネスの両立を図ることができるフードシェアリングの仕組みを共同で実践・検証し、その結果をもとに、様々な食品関係事業者が関わることができる持続的な食品ロス削減の取組みを広げるアンバサダーとして活動します。
なお、神戸市及び株式会社コークッキングとして、本協定の趣旨に賛同する事業者を、今後も適宜アンバサダーとして募っていきたいと考えております。
3.今後の予定
世界の食料問題を考える日として国連が制定した日「世界食料デー」にあたる10月16日(金)に、神戸市と株式会社コークッキング共催による「食品ロス削減を目指す、持続可能なフードシェアリングを広げよう」SDGsセミナーを本年開催する予定です。
(参考1)「TABETE」について
TABETEとは、まだ「安全に」「おいしく」食べられるのに、廃棄の危機にある食品をレスキューできるフードシェアリングのプラットフォームです。スマートフォンのアプリなどで手軽かつ気軽に利用できるのが特徴で、平成30年4月のサービス開始以来、わずか2年弱で、首都圏を中心に登録者数は約22万人、掲載店舗数は487店舗(令和2年2月現在) に上っています。
TABETEは、食品が余っているのに閉店時間が迫っていたり、予約の当日キャンセルが出たりして困っている飲食店と、「食べ手」(市民)をマッチングさせる場を提供しています。「お店よし」「市民よし」「環境よし」の新たな三方よしの実現を目指します。
・2019年度「グッドデザイン賞 グッドデザイン・ベスト100」受賞
・環境省「第7回グッドライフアワード 環境大臣賞 優秀賞」受賞
【TABETEのフードシェアリングの仕組み】
【フードシェアリングによる食品関係事業者のメリット】
(参考2)「神戸市食品ロス削減協力店」について
「神戸市食品ロス削減協力店」とは、神戸市が募集・登録した「市民とともに食品ロスを削減する取組を行う店舗」です。令和2年2月末時点で、186店舗が登録しており、随時募集を行っています。
【問い合わせ先】
・当連携事業全般について
企画調整局つなぐ課 長井 TEL:078-322-6320
・「(1)飲食店等における食品ロス削減の取組みの相互推進」について
環境局事業系廃棄物対策部 小西 TEL:078-595-6186
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