100歳以上が多く暮らす「ブルーゾーン」の沖縄で、豊かに生きる秘訣を学ぶ。『自分を生きてますか?』セミナーレポート
沖縄6軒のヒルトン・ホテルズ&リゾーツおよびダブルツリーbyヒルトンから、46名が参加
【2025年4月30日】 沖縄にある6軒のヒルトンのホテル※1(沖縄エリア担当統括総支配人・ヒルトン沖縄瀬底リゾート総支配人 宮沢 麻央)は、3月8日(土)の国際女性デーを皮切りに、女性の社会参画を促進する様々な取り組みを展開しています。その一環として3月17日(月)に東京大学大学院特任研究員の広瀬由美子氏を講師に迎え、社内セミナー『自分を生きてますか?』を、ヒルトン沖縄北谷リゾートで開催しました。
※1ヒルトン沖縄北谷リゾート、ヒルトン沖縄瀬底リゾート、ヒルトン沖縄宮古島リゾート、ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城、ダブルツリーbyヒルトン那覇

国連により、国際女性デーが制定されてから50年を迎えた節目の年である2025年。今年の国際女性デーをお祝いする取り組みの一環として、社内セミナー「自分を生きてますか?」を開催しました。
日本は「ジェンダーギャップ指数」が146ヵ国中118位(2024年度)となるなど、課題が多く存在しています。沖縄に位置するヒルトンのホテル計6軒の女性雇用率は53%で、そのうち管理職は40%であるなど、性別問わずチームメンバーにとっても自分らしく働ける環境を提供しています。社内セミナー『自分を生きてますか?』は、日常の中でふと立ち止まり、自分の「生きがい」を考えるきっかけを提供することを目的に企画されました。セミナー当日は自分や周りの人の気持ちや考え方声を傾け、より皆が快適に自分らしく働くために、講義とワークショップを実施。講師を務めた広瀬由美子氏は、大手広告代理店でマーケティングや産官学連携によるソーシャルプロジェクトに関与した経験を持ち、現在は東京大学大学院の特任研究員として「生きがい」をテーマに研究する第一人者として活躍されています。
セミナー内において「生きがい」とは、自分の人生に価値や目的を見出す活動や体験を指し、生活に満足感や充実感をもたらす要素であると紹介されました。また、100歳以上の方が多く暮らす長寿地域「ブルーゾーン」の事例を交えながら、生きがいを持つことの重要性も説明されました。さらに、参加者が自分だけの「生きがい」を発見できるよう 「今の私」、「私の好きなコト」、「私のIKIGAI発見」 の3つのワークも実践。現在の状態を振り返りながら、自らの「生きがい」を探求しました。参加者からは「忙しさに流されがちな毎日だったけれど、久しぶりに自分と向き合えた」「生きがいを考えることを通して、仕事にも活きる学びを得た」といった感想が寄せられました。
社内セミナー『自分を生きてますか?』の様子
―――人生100年時代に求められる、キャリアの考え方

現代のキャリア観について広瀬氏は、「これまでは学び、働き、引退するという3つのステージに分かれていました。人生100年時代を迎える今、その概念は大きく変わりつつあります」と語り、現代は多様な働き方や生き方を選択できる「マルチステージ制」へ移行しつつあることを説明しました。
また、今は「個人事業主として日々様々な挑戦を楽しんでいる」と自身の体験も共有しながら、「仕事のあり方やキャリアの考え方も、一つの形にとらわれる必要はありません。これからの時代には自分のライフスタイルに合った働き方や、自分らしい生き方を探求し続けることが必要です」と、人生100年時代におけるキャリアの考え方が説明されました。
―――長寿地域「ブルーゾーン」から学ぶ、「生きがい」のヒント
続いて、100歳以上の方が多く暮らす「ブルーゾーン」と呼ばれる長寿地域の事例が紹介されました。イタリア・サルデーニャ島、アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ、コスタリカ・ニコジャ半島、ギリシャ・イカリア島、そして日本・沖縄の5つの地域がブルーゾーンとされています。広瀬氏は、これらの長寿地域には以下4つの共通点があると語ります。
<ブルーゾーン地域における4つの共通点>
①自然と体を動かす環境
②社会とのつながり
③野菜中心のバランスのとれた食生活
④日々を充実させる考え方
ブルーゾーンの事例を交えながら、広瀬氏は本セミナーのテーマである「生きがい」について次のように語りました。
「生きがいとは、自分の人生に価値や目的を感じられる活動のこと。そして、生活の中で満足感や充実感をもたらす要素です。『あなたが好きなこと』『あなたが得意なこと』『社会が必要とすること』『報酬を受けられること』——この4つが重なり合うところに、自分らしい生き方の軸となる生きがいがあるのです。」
―――3つのワークで、生きがいを言語化

セミナーでは、自分だけの生きがいを発見できるよう、「今の私」「私の好きなコト」「私のIKIGAI発見」の3つに焦点を当てたワークショップも開催されました。
「今の私」を深掘りするワークでは、仕事・遊び・学び・愛・健康の5つの要素について、各自が100点満点で自己評価を実施。評価の理由を参加者同士で共有しながら、現在の状態を見つめ直しました。
続いて「私の好きなコト」を考えるワークでは、自分が好きなことを6つ書き出し、それらを「どれだけ没入できるか?」「ワクワクするか?」「やり終えた後に疲れを感じるか?」といった観点で評価。自分の興味や情熱の方向性を元に、生きがいに繋がる活動とは何かを考えました。

最後に行われた「私のIKIGAI発見」ワークでは、「自分が好きなこと」「自分が得意なこと」「社会が必要としていること」「報酬を受けられること」を用紙に書き出して整理。それらを元に自分の生きがい(IKIGAI)を言語化し、それを達成するためのアクションプランを検討しました。
ワークショップの締めくくりとして、参加者同士で自分の生きがいを発表し合う時間が設けられ、お互いの生きがいが共有されました。発表の度に拍手が送られ、会場全体は明るく前向きな雰囲気に包まれていました。
参加者からは、「生きがいについてじっくり考える時間を持ててよかった」「これからの仕事にも良い影響を与えそう」といった感想が寄せられました。
―――ライフステージとともに変化する「生きがい」や「人生の目的」

セミナーの最後に、広瀬氏は次のように語りました。「人生とは、数多くの小さなストーリーが意味を持ちながら繋がり、『人生の目的』や大きなストーリーへと発展し、さらに新たなストーリーへと展開していく一生を通じたプロセスです」。
さらに、「まずは小さな一歩を踏み出すことが大切です」と述べ、その具体例として「日々の時間の使い方を見直してみること」を挙げました。
今すぐにでも始められる、人生をより豊かに生きるためのメッセージでセミナーは幕を閉じ、会場には大きな拍手が響き渡りました。
―――参加者からの声(抜粋)
・自分の好きなことややりたいことが、より明確になったと思います。
・ワークを通して、さまざまな方の人生を垣間見ることができ、とても興味深かったです。
・自分の趣味や好きなことについて、ここまで深く考えたことがなかったので、新たな気づきを得ることができました。
・それぞれが異なる目標や達成感を持って人生を歩んでいることを知り、とても刺激を受けました。
・自分の好きなことと得意なことを組み合わせて、挑戦できそうなことを探してみたいと思いました。
・もっと好きなことや家族・友人・恋人との時間を大切にしようと、改めて感じました。
開催概要
セミナー名:「自分を生きてますか?」
開催日時:3月17日(月) 10:00~12:00(午前の部)、14:00~16:00(午後の部)
講師:広瀬由美子氏(東京大学大学院 特任研究員、ニューホライズンコレクティブ合同会社 プロフェッショナル・パートナー)
会場:ヒルトン沖縄北谷リゾート 1F ミーティングルーム
参加者数:46名(ヒルトン沖縄北谷リゾート、ヒルトン沖縄瀬底リゾート、ヒルトン沖縄宮古島リゾート、ダブルツリー by ヒルトン沖縄北谷リゾート、ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城、ダブルツリー by ヒルトン那覇)
講師プロフィール

広瀬由美子(ひろせ ゆみこ)
博士(人間科学)、東京大学大学院 特任研究員
ニューホライズンコレクティブ合同会社 プロフェッショナル・パートナー
2020年末に、㈱電通を早期退社し、現在、東京、神奈川県湯河原町、米国オレゴン州での多拠点居住。電通では、経理、秘書、化粧品・住宅業界のマーケティング担当を経て、経営計画室、人事部門にて成果主義による人事評価、人材マッチング制度の導入に尽力。入社15年を経て営業部門に異動し、住宅メーカーやキッザニアを担当。その後、プロジェクト・プロデューサーとして環境や教育などソーシャル課題をテーマとする産官連携プロジェクトを多数手掛ける。なかでも社内の事業開発部門にて立ち上げた「ライフデザイン×地域活性化」プロジェクトが契機となり、2017年に早稲田大学大学院人間科学研究科に入学、2022年3月に博士号(PhD)を取得。
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沖縄のヒルトンのホテルについて
ヒルトンは2025年4月現在、沖縄県内に以下6軒のホテルを展開しています。
・ヒルトン沖縄北谷リゾート(統括総支配人:宍倉 裕)/2014年開業
・ヒルトン沖縄瀬底リゾート(沖縄エリア担当統括総支配人・ヒルトン沖縄瀬底リゾート総支配人:宮沢 麻央)/2020年開業
・ヒルトン沖縄宮古島リゾート(統括総支配人:棚町 誠二)/2023年開業
・ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート(統括総支配人:宍倉 裕)/2018年開業
・ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城(総支配人:西野 貴志)/2016年開業
・ダブルツリーbyヒルトン那覇(総支配人:佐藤 広幸)/2012年開業
これらのヒルトングループのホテルでは、沖縄エリアの魅力をより広く届けるべく様々な取り組みを行っています。ヒルトンならではのホスピタリティとそれぞれのホテルが持つ個性を束ね、沖縄の自然、文化、食、人とのつながりを大切にしながら県内外へ向けて情報を発信。お客様に豊かな旅の機会を提供するとともに、新たな観光資源や体験価値を見出し、地域の未来を見据えた観光振興にも貢献しています。
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツについて
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツは、100年以上にわたり、ホスピタリティの基準を築いてきました。進化し続けるお客様のニーズに応えるため、革新的な商品・サービスを提供しています。世界6大陸の人気の滞在先で600軒以上のホテルを展開し、宿泊先が重要であることを知っているお客様に、「おもいやり」のこもったサービスを提供します。ご予約は公式サイトまたは業界をリードするヒルトン・オナーズのモバイルアプリから。ヒルトンの公式チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員には、すぐに利用できる特典をご用意しています。
最新情報はstories.hilton.com/hhr、Facebook、X 、Instagramをご覧ください。
ダブルツリーbyヒルトンについて
ダブルツリーbyヒルトンは、世界59の国と地域で約700軒(155,000室以上)を展開する、ヒルトンの中でも急成長中のホテルブランドです。55年以上にわたって、世界中でビジネスや観光で利用されるお客様に快適な時間をお届けしています。アイコニックな温かいチョコチップクッキーでお客様を迎え、地域社会にも貢献してきました。コンテンポラリーな宿泊施設、ユニークな料飲体験、最先端のフィットネス、会議室やイベントスペースを提供します。ご予約は公式サイトまたは業界をリードするヒルトン・オナーズのモバイルアプリから。ヒルトンの公式チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員には、すぐに利用できる特典をご用意しています。
最新情報はstories.hilton.com/doubletree、Facebook、X、Instagramをご覧ください。
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