中小企業/零細企業の経営者・従業員489人を対象「2023年度 賃上げ実態調査」を実施 賃上げを予定・検討している企業は全体の33.0%
賃金引き上げ「5%~10%」が最多、2022年「3%~5%」から上げ幅が上昇 原資の確保手段として「商品・サービスの値上げ」は33.5%、価格転換は十分に進んでいない状況
株式会社フリーウェイジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役:井上達也、以下フリーウェイジャパン)は、中小企業/零細企業の経営者・従業員489人を対象とした、2023年度の賃上げに関する実態調査を実施しました。以下が調査結果となります。
※本リリース内容の転載にあたりましては、出典として「フリーウェイジャパン調べ」とご記載いただけますようお願い申し上げます。
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- 調査結果サマリー
◇中小/零細企業の33.0%は賃上げを「決めている」「検討している」と回答
今後の賃金引き上げの有無について聞いたところ、「引き上げを決めている」は16.8%、「引き上げを検討している」が16.2%と、全体の33.0%が賃金の引き上げを予定または検討していることが分かった。また、「変動なし」は49.6%、「未定」は14.5%、「引き下げ予定」が2.9%という結果になった。
◇賃上げの理由として「物価高騰への配慮」が46.0%
賃金の引き上げを予定している方にその理由を聞いたところ、「従業員の定着率向上のため」が最多の64.0%、「物価高騰への配慮」は46.0%という結果になった。その他の回答として「最低賃金が引き上げられたため」が18.0%、「人材確保のため」が17.4%と続いた。
◇賃上げ実施企業、年収の「5%~10%」がボリュームゾーン
昨年「3%~5%」と比較して引き上げ幅が上昇
賃金の引き上げを予定または検討していると回答した方に対して、具体的な賃上げ率について聞いたところ、「5%~10%未満」が最多の24.2%、次いで「3%~5%未満」が20.5%、「2%~2.5%未満」が13.0%という結果になった。大手企業では異例の大幅な賃上げ表明が続くなか、中小/零細企業においても、2022年度に実施した同調査では賃上げのボリュームゾーンが「3%以上5%未満」だったことから、徐々に賃上げの上げ幅も上昇していることが分かった。
TOPICS② 賃上げ原資の確保手段として「商品・サービスの値上げ」は33.5%
◇賃上げのための原資は「商品・サービスの値上げ」で確保する企業は33.5%
価格転換は十分に進んでおらず、健康的な賃上げができていない状況か
賃金の引き上げを予定または検討していると回答した方に対して、原資の確保手段について聞いたところ、「商品・サービスの値上げ」と回答した方は33.5%と、価格転換が十分に進んでいないことが明らかになった。その他の回答としては、「設備投資の抑制等、人件費以外のコストの削減」が24.8%、「役員報酬の削減」が19.9%、と続いた。
◇値上げに伴う価格交渉、26.5%の企業が難航
賃上げ原資の確保手段として「商品・サービスの値上げ」と回答した方に対して、取引先や顧客との価格交渉の状況について聞いたところ、「順調に進んでいる」が73.5%、「難航している」が26.5%という結果になった。
◇賃上げのために望む支援策として「税制上の優遇」が最多の48.3%
賃上げを進めていくうえで望む支援措置について聞いたところ、最多回答は「税制上の優遇」で48.3%という結果になった。その他、「補助金・助成金の拡充」が45.2%、「適切な価格転換の支援」が34.4%と続いた。
■調査概要
調査タイトル:2023年度 賃上げ実態調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査期間 :2023年3月3日~3月7日
調査対象 :中小企業/零細企業の経営者・従業員489人
【出典について】
本調査内容を転載される場合は、出典が株式会社フリーウェイジャパンであることを明記くださいますよう、お願いいたします。
- 調査結果詳細
◇中小/零細企業の33.0%は賃上げを「決めている」「検討している」と回答
Q1.賃金の引き上げ、もしくは引き下げの実施予定はありますか? (SA)
(n=489)
今後の賃金引き上げの有無について聞いたところ、「引き上げを決めている」は16.8%、「引き上げを検討している」が16.2%と、全体の33.0%が賃金の引き上げを予定または検討していることが分かった。また、「変動なし」は49.6%、「未定」は14.5%、「引き下げ予定」が2.9%という結果になった。
◇賃上げの理由として「物価高騰への配慮」が46.0%
Q2.賃上げの理由について教えてください。 (MA)
対象:Q1で「引き上げを決めている」「引き上げを検討している」と回答した方
(n=161)
賃金の引き上げを予定している方にその理由を聞いたところ、「従業員の定着率向上のため」が最多の64.0%、「物価高騰への配慮」は46.0%という結果になった。その他の回答として「最低賃金が引き上げられたため」が18.0%、「人材確保のため」が17.4%と続いた。
◇賃上げ実施企業、年収の「5%~10%」がボリュームゾーン
昨年「3%~5%」と比較して引き上げ幅が上昇
Q3.年収換算ベースでの賃上げ率を教えてください。 (SA)
対象:Q1で「引き上げを決めている」「引き上げを検討している」と回答した方
(n=161)
賃金の引き上げを予定または検討していると回答した方に対して、具体的な賃上げ率について聞いたところ、「5%~10%未満」が最多の24.2%、次いで「3%~5%未満」が20.5%、「2%~2.5%未満」が13.0%という結果になった。大手企業では異例の大幅な賃上げ表明が続くなか、中小/零細企業においても、2022年度に実施した同調査では賃上げのボリュームゾーンが「3%以上5%未満」だったことから、徐々に賃上げの上げ幅も上昇していることが分かった。
TOPICS② 賃上げ原資の確保手段として「商品・サービスの値上げ」は33.5%
◇賃上げのための原資は「商品・サービスの値上げ」で確保する企業は33.5%
価格転換は十分に進んでおらず、健康的な賃上げができていない状況か
Q4.賃上げのための原資確保をどのように行うか教えてください。 (MA)
対象:Q1で「引き上げを決めている」「引き上げを検討している」と回答した方
(n=161)
賃金の引き上げを予定または検討していると回答した方に対して、原資の確保手段について聞いたところ、「商品・サービスの値上げ」と回答した方は33.5%と、価格転換が十分に進んでいないことが明らかになった。その他の回答としては、「設備投資の抑制等、人件費以外のコストの削減」が24.8%、「役員報酬の削減」が19.9%、と続いた。
◇値上げに伴う価格交渉、26.5%の企業が難航
Q5.値上げに伴い取引先や顧客との価格交渉は行っていますか?または行いましたか?(SA)
対象:Q4で「商品・サービスの値上げ」と回答した方
(n=54)
Q6.価格交渉の状況を教えてください。 (SA)
対象:Q5で「行っている(行った)」と回答した方
(n=34)
賃上げ原資の確保手段として「商品・サービスの値上げ」と回答した方に対して、取引先や顧客との価格交渉の状況について聞いたところ、「順調に進んでいる」が73.5%、「難航している」が26.5%という結果になった。
◇賃上げのために望む支援策として「税制上の優遇」が最多の48.3%
Q7.賃上げを進めていく上で望む支援施策を教えてください。 (MA)
(n=489)
賃上げを進めていくうえで望む支援措置について聞いたところ、最多回答は「税制上の優遇」で48.3%という結果になった。その他、「補助金・助成金の拡充」が45.2%、「適切な価格転換の支援」が34.4%と続いた。
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【株式会社フリーウェイジャパン】
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中小企業の業務をサポートすることが、日本経済の活性化につながるという信念のもと、起業家・フリーランスなどの小規模事業者を対象に「永久無料」でサービスを利用できる仕組みを実現しています。
【会社概要】
会社名 株式会社フリーウェイジャパン
代表者 代表取締役 井上 達也
設立 1991年3月19日
資本金 3,205万円
企業URL https://freeway-japan.com/
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