東京都離島の課題解決に挑むスタートアップ5者が決定！東京都主催 令和6年度「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」

〜伴走支援を通して、三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島における事業展開を目指します〜

株式会社ヒトカラメディア（本社：東京都世田谷区、代表取締役：高井 淳一郎）が企画・運営パートナーとして携わり、株式会社JTB総合研究所が受託運営する、東京都主催のスタートアップによる島しょ振興促進事業「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」の採択事業者が決定いたしました。

「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」とは、東京都島しょ地域の魅力向上や地域課題の解決を目的として、スタートアップや個人事業主等による島しょエリアでの事業展開を支援する取り組みです。

2年目となる令和6年度は、自治体や地域のキーパーソンへの紹介、採択事業者の交流の場の創出、島内外への情報発信、各種助成金の情報提供、事業化に伴う現地での活動費の一部負担などの伴走支援を約6ヶ月間行い、採択事業者による三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島での事業展開を目指します。

令和6年度 採択事業者について

事前に実施した4回のミートアップ（説明会）では、観光や交通、教育、事業承継などに関わる企業や個人が集い、累計参加者は122名にも上りました。

多数の応募の中から、「島しょ地域への理解度」「事業の独自性」「島しょ地域との関わりの継続性」などの観点をもとに、令和6年度の採択事業者を決定いたしました。2024年10月より、採択事業者の事業展開に向けた伴走支援を開始します。また、2025年2月には採択事業者による成果発信イベントも予定しています。

【採択事業者/実施概要】

◼︎ENELL株式会社（ https://enell.jp/ ）

事業テーマ 「空気から水を作る技術」を活用した「離島の水課題の解決」と「未来事業」の同時創出 実施概要 ENELL株式会社は空気から水を作る技術、川の水や雨水も飲料水に変える技術、水の長期保存技術を保有しており、この技術を活用してオフグリッド住宅、コンテナホテル事業の運営、陸上養殖事業などの新事業により新たな雇用の創出を目指します。

◼︎株式会社おてつたび（ https://otetsutabi.com/corp ）

事業テーマ 人手不足の解消と地域のファン（関係人口）の創出 実施概要 株式会社おてつたびは、人手不足で困っている事業者と地方に興味のある方々をWeb上でマッチングさせるプラットフォームを運営しています。おてつたびを通じて、地域の人と時間を共有したり、ともに作業をしたり、空いた時間には周辺を観光することで島しょ地域のファンになり、関係人口の創出や地域活性化に寄与します。

◼︎株式会社on the trip（ https://on-the-trip.com/ ）

事業テーマ 多言語音声ガイドアプリによる島の魅力発信と歴史・文化の継承 実施概要 株式会社on the trip は、自身のスマホでその土地のトラベルガイドが聞けるアプリを提供しています。飛行機の中から聴くガイドや島内GPS連動によるガイドなどを通じて、島を巡りながら島の暮らしや歴史文化を伝えることで新しい島の魅力を提供します。

◼︎株式会社セレクトエージェント（ https://www.select-agent-tensyoku.com/ ）

事業テーマ 離島の人手不足を解決する「島の公務員」として働き暮らすためのスタディプログラム 実施概要 株式会社セレクトエージェントは、公務員特化型オンライン予備校を運営しています。 島しょエリアの公務員への就職・転職を促進するために、交流イベントや現地ツアー、筆記・面接試験対策を実施します。実際に島に移住して公務員になった方と関係構築を図り、島しょエリアで公務員になる新たな間口を生み出します。

◼︎SOMPO Light Vortex株式会社（ https://lightvortex.com/ ）

事業テーマ 遠隔プラットフォームを活用し医療へのアクセスをより身近に 実施概要 SOMPO Light Vortex株式会社は、デジタル技術を活用した商品・サービスの企画、開発、販売を行い、主なプロダクトとして聴診器、体温計、耳鏡、カメラを備えた医療機器「Tyto Care」を有しています。「Tyto Care」や遠隔プラットフォームの活用により、医療従事者の不足、災害時の医療体制、感染症対策など島しょの医療課題の解決を目指します。

「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」とは

「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」とは、東京都が主催するスタートアップ（創業10年未満の個人事業主・NPO含む）による島しょ振興促進事業です。

本事業を通して独創的なビジネスモデルと熱意を持ったプレイヤーを掘り起こし、東京都の島しょ地域における事業展開に向けた支援を行うことで、島民の生活の質の向上を目指しています。

令和5年度は、伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島における事業展開を目指す6者が採択され、住民との連携や伴走支援を通して、島しょ地域の魅力向上と課題解決に繋がるような事業の提供を実現いたしました。

令和5年度 採択事業者による成果発信イベント「TOKYO ISLANDHOOD DAY」の様子はこちら：

https://youtu.be/GMaQNzlI7QY?si=JPENZpPyd3WEmdMS

「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」運営事務局へのインタビュー記事はこちら：
【前編】離島でチャレンジする人と共に、オモシロい未来を目指すヒトカラメディアの挑戦〜東京都主催スタートアップへの事業化支援「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」

【後編】離島とスタートアップが本当の“仲間”となり、持続できる関係性を築くまで 〜東京都主催スタートアップへの事業化支援「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」

■公式サイト

https://tokyo-islandhood.metro.tokyo.lg.jp/

■公式note

ミートアップ（説明会）や登壇者による座談会の様子など、最新情報を発信中です。

https://note.com/islandhood/

■東京都によるリリース
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/09/19/02.html

島しょ地域取り巻く課題、事業を行う背景

東京都の離島「島しょ地域」は豊かな自然環境や独自の文化を有していますが、人口流出やインフラの老朽化、医療の担い手不足などの課題に直面しています。一方で、未活用の資源が多く、新しいアプローチでより価値を生み出す可能性もあります。

東京都はこれまで、「『未来の東京』戦略１７ 多摩・島しょ地域産業振興プロジェクト※1」で、産業振興や観光振興、医療、防災など多方面で支援を実施してきました。「TOKYO ISLANDHOOD with STARTUPS」は、スタートアップのアイデアや技術を活用し、島しょ地域の魅力向上と課題解決を目指す事業です。

ヒトカラメディアとJTB総合研究所は、プログラムコンセプト「島からはじめる、島へとつながる」を実現するために、島の人々とプレイヤーを繋げ、事業化の支援を行うことで島しょ地域の産業振興を推進してまいります。

※1：東京都『未来の東京』戦略よりp294-295

https://www.sp.metro.tokyo.lg.jp/seisakukikaku/mirainotokyo-senryaku/html5.html#page=297

会社概要

【株式会社ヒトカラメディア】

商号　　　　　　　： 株式会社ヒトカラメディア

代表者　　　　　　： 代表取締役　高井 淳一郎

所在地（本社）　　 ：東京都世田谷区北沢2-5-2 下北沢ビッグベンビルB１F

設立　　　　　　　： 2013年5月

事業内容　　　　　：オフィス移転支援、不動産開発・運営支援、地域プロジェクト支援

宅地建物取引業免許： 東京都知事（1）第105551号

建設業免許： 東京都知事許可 (般-3) 第153700号

一級建築士事務所免許：一級　東京都知事登録　第64560号

資本金　　　　　　： 3,000,000円

公式サイト　　　　： https://hitokara.co.jp

【株式会社JTB総合研究所】

商号　　　　　　　： 株式会社JTB総合研究所

代表者　　　　　　： 代表取締役社長執行役員　風間　欣人

所在地（本社）　　 ：東京都品川区東品川2-3-14　東京フロントテラス７F

設立　　　　　　　： 2001年6月

事業内容 ：交流促進による社会・地域活性化のための 調査・コンサルティング・人材育成事業

資本金　　　　　　： 1億円

公式サイト　　　　： https://www.tourism.jp