サイバートラストとPipelineがAlmaLinux OS サポートサービスの販売代理店契約を締結

~日本国内およびアジアを中心とした海外においてLinux のセキュアな長期運用を支援 ~

サイバートラスト株式会社

サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト)は、Pipeline株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡辺 アラン 以下、Pipeline)と、サイバートラストが提供する「AlmaLinux OS サポートサービス」の国内外における販売代理店契約を締結したことを発表します。

Pipeline は海外におけるAlmaLinux OS サポートサービスの初めての販売代理店となります。


<背景>

アジア太平洋地域ではデジタル化が急速に進んでおり、東南アジアのデジタル経済は2030年には1兆ドルに達すると推測されています※1。デジタル化に伴い、ITインフラであるデータセンターの市場規模が拡大しており、サーバーに利用するOSとして、Linux OSの採用が増加しています。また、サイバー攻撃のビジネス化が進み、世界的に被害件数が増加の一途を辿っていることから、機密データや重要インフラを保護するための信頼性の高いセキュアで安定したコンピューティング環境に対するニーズが高まっています。

AlmaLinux OS は、2021 年末に安定版リリースが廃止された CentOS Linux の後継として注目されている Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換の無償 Linux OS です。サイバートラストやCloudLinux Inc. などの企業がスポンサーとして参画し、オープンソースのコミュニティ主導で中立かつ継続的な開発を実現しています。最新版の AlmaLinux 9.2 では、 FIPS※2 140-3 認証取得に向けたモジュールインプロセスリストに掲載され※3、長期に信頼して利活用できる Linux OSの有力な選択肢となっています。

Pipeline は日本をはじめとして、シンガポールやバングラデシュ、マレーシアといったアジア太平洋地域において、マネージド・ディテクション&レスポンス (MDR) サービス 「DatalaiQ」やセキュリティコンサルティングを提供することにより、データセンターや教育機関などのシステムセキュリティの向上に貢献してきました。一方、サイバートラストは、20 年以上にわたる国産 Linux OS「MIRACLE LINUX」の開発や、コミュニティによるメンテナンス更新が終了した後に独自の修正パッケージとテクニカルサポートを提供するCentOS 延長サポートなどによって、安心・安全な Linux 運用を実現する支援をしてきました。

このたびの提携により、Linux やセキュリティに関する両社の知見を活かし、日本国内およびアジアを中心とした海外企業に向けて、堅牢で安全なAlmaLinux環境を提供することで、長期間にわたる安心・安全・安定したシステム運用のニーズに応えてまいります。


AlmaLinux OS サポートサービスは、最大 16 年の長期サポートで、AlmaLinux OS のパッケージアップデートやセキュリティパッチの提供と技術サポートにより、長期にわたる Linux システム環境の運用を支援します。

サイバートラストと Pipeline は、日本国内だけではなくアジアを中心とした全世界の企業 Linux ユーザーが長期間かつ安心安全な運用ができるように連携・支援してまいります。

販売代理店契約の締結にあたり、両社は以下のようにコメントしています。

Pipeline株式会社 代表取締役社長 渡辺 アラン様

サイバートラスト株式会社と提携し、アジアと日本のお客様にセキュリティと信頼性を提供できることを嬉しく思います。これは単に弾力性のあるオペレーティング・システムを提供するというだけでなく、今の時代の(DX)デジタルトランスフォーメーションで繁栄するために不可欠な最新のソリューションをビジネスに装備するということです。


サイバートラスト株式会社 代表取締役会長 眞柄 泰利

このたび、日本をはじめアジア諸国においてLinux サーバーをご利用の企業ユーザー様の導入、運用支援を目的にPipeline様と連携させていただくこととなりました。

今回のパートナーシップにより、Pipeline様がアジア諸国で蓄積されたセキュリティに関する幅広い知見と実績に加え、当社のLinuxにおける技術力と実績を活かし、お客様の安心・安全なLinux システム導入、運用の支援をしてまいります。


※1 出典:Google, TEMASEK, BAIN & Company「e-ConomySEA 2021」

https://economysea.withgoogle.com/home/

※2 FIPSとは:米国標準技術研究所(NIST:National Institute of Standards and Technology)が制定した暗号モジュールに関する標準規格で、 政府調達システムや情報 / 制御機器などで機密性の高い情報を扱うシステムでの実質的なセキュリティ強度の基準となっています。140-3 は OS に含まれる暗号ソフトウェアモジュールの最新の検証要件を満たすセキュリティ強度を持つもので、2019 年 3 月に米国商務長官に承認され、今後の機能仕様要件の中心となる技術。

※3 The AlmaLinux OS Foundation が AlmaLinux 9.2 で FIPS 認証を取得する最終段階に到達(9 月 20 日発表 サイバートラスト お知らせ)

https://www.cybertrust.co.jp/info/2023/0920-almalinux-fips.html  


■関連 Web サイト

AlmaLinux OS サポートサービス

https://www.cybertrust.co.jp/almalinux/

■Pipeline株式会社について

パイプラインは、オーダーメイドのサイバーセキュリティソリューション、マネージドセキュリティサービス、包括的なコンサルティングを提供するグローバルなサイバーセキュリティソリューションプロバイダーです。 お客様のデジタル資産を保護するだけでなく、サイバー脅威に満ちた世界でも安心してビジネスを展開できるよう、最も包括的で革新的なセキュリティソリューションを提供することに専念しています。

https://www.ppln.co/ja

■サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として 20 年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けの Linux/OSS サービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoT をはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。

「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、安心・安全なデジタル社会を実現します。

■本リリースのURL

https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2023/1122-pipeline-ctj.html


* 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。

* AlmaLinux は、The AlmaLinux OS Foundation の商標です。

* Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。

* CentOS および Red Hat、Red Hat Enterprise Linux は、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. およびその子会社の商標または登録商標です。

* MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、サイバートラスト株式会社の登録商標です。

* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

サイバートラスト株式会社

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URL
https://www.cybertrust.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
六本木1丁目9番10号 アークヒルズ仙石山森タワー35階
電話番号
03-6234-3800
代表者名
眞柄泰利
上場
マザーズ
資本金
7億9405万円
設立
2000年06月