プラスチックリサイクルのesa、JETRO主催「J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europe」に採択

欧州のクライメートテック・エコシステムに参画し、循環型社会の実現を加速

esa

プラスチックのリサイクルを中心とした環境事業を展開する「株式会社esa(読み:イーサ、意味:Environmental Solutions Architect の頭文字)」(本社:東京都千代田区、代表取締役:黒川 周子、以下「esa」もしくは「当社」)は、日本貿易振興機構(JETRO)および経済産業省が主催する起業家育成プログラム「J‑StarX」のコース「Global Growth for Climate Tech in Europe」に採択されました。

本プログラムは、気候変動対策や脱炭素社会の実現に資する技術・ビジネスを有する日本発スタートアップを対象に、欧州への事業展開を支援するものです。ヨーロッパ主要国(主にオランダ)を中心に、欧州の投資家や企業、研究機関とのネットワーク構築や主要なクライメートテックイベントへの参加機会を提供し、日本企業の欧州市場進出を後押しします。

背景

気候テックの最前線・欧州で得られる新たな成長機会

J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europeは、欧州のクライメートテック・エコシステムを活用して日本企業の海外展開を支援する新設プログラムです。対象となるのは、再生可能エネルギーや蓄電、サステナブルモビリティや物流、循環経済と資源効率化、ビルド環境とスマートシティ、カーボンマネジメントなど幅広い気候テック分野のスタートアップです。当社が展開する複合プラスチックのリサイクル技術「esa method」や循環型プラットフォームは、まさに循環経済・資源効率化の領域であり、本プログラムの対象領域と一致しています。 

プログラム概要

専門家メンタリングと欧州クライメートテック・エコシステムへのアクセス

本プログラムは、豊富な専門知識をもつメンター陣による指導と、欧州のクライメートテックコミュニティへの直接的なアクセスを組み合わせた内容となっています。成長加速に向けた主な支援項目は次の通りです。

  • 欧州最大の気候イノベーション機関による支援
    プログラムのパートナーであるClimate KICは欧州を代表する気候イノベーション機関で、15年以上にわたり3,000社以上のクライメートポジティブなスタートアップを支援し、5億ユーロ以上の資金調達を牽引してきました。同機関が有する130人以上のメンターや500以上の気候関連投資家とのネットワークにアクセスし、欧州各都市のエコシステムと連携することで、当社は最新の知見や実務経験を獲得します。

  • 個別メンタリングと欧州の主要イベントへの参加
    本プログラムは2025年11月〜2026年3月にかけて実施され、日本国内でキックオフセッションが行われた後、最大60時間超の1対1のメンタリングや専門家によるサポートが提供されます。市場参入や資金調達、パートナー連携に関する指導に加え、欧州渡航(1〜2週間)の機会も設けられ、Slush(ヘルシンキ)やClimate Technology Show(ロンドン)、Cleantech Forum(バルセロナ)など主要なイベントへの参加や投資家・企業との商談が予定されています。

J Star X プログラム概要

「J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europe」
(募集要項・募集は終了)

esaの海外戦略と本プログラムの位置付け

欧州の規制・市場を踏まえた事業モデル最適化への取り組み

当社は独自技術によって再利用が難しかった複合プラスチック素材をペレット化し、リサイクル時のCO₂排出削減とコスト効率向上を実現する「esa method」を開発しています。今後はこの技術を核に、循環型社会を国内外で拡大することを目指しています。2025年9月にはモルガン・スタンレーとMUFGが主催する「Japan Inclusive Ventures Lab」に採択され、ニューヨークやロンドンで開催されるDemo Dayへの参加を通じてグローバル企業との協業や海外市場への展開を本格化させる方針を示す予定です。

今回のJ‑StarXへの採択は、そうした海外戦略を欧州に広げる取り組みです。本プログラムでは、欧州の投資家や企業、研究機関とのネットワーク構築を通じて「esa method」の市場適合性を検証し、欧州の規制環境や事業慣行に合わせた製品・サービスの調整を行います。また、循環経済に関する欧州の先進的な政策や市場動向を学ぶことで、海外展開における課題を早期に特定し、グローバルなサプライチェーンと連携した事業モデル構築を推進します。既存のプログラム(Japan Inclusive Ventures Lab)から得られる北米・英国でのネットワークと、本プログラムで得られる欧州ネットワークを連携させることで、当社の海外戦略をより強固なものにしていきます。

欧州市場に精通した専門人材による体制

当社の海外展開を担うCOO・米久保 秀明は、欧州グリーンディールやEUの循環経済政策に関する専門知見を有し、欧州のクライメートテック領域における制度・産業構造・市場動向を長年にわたり研究してきました。当社が運営しているメディア「8 Hachi Media」の連載企画『教養としての欧州グリーンディール』シリーズでは、全15回にわたりEUの気候政策や資源循環の最新トレンドをわかりやすく解説し、高い評価を得ています。

8 Hachi Media「教養としての欧州グリーンディール」:

https://8-media.jp/kikaku/zGkQODmE

今回のJ-StarXへの採択にあたっては、米久保が有する欧州政策・市場の深い理解を活かし、

・    欧州市場での事業機会の見極め

・    循環技術の市場適合性検証

・    規制・政策に沿った技術仕様の最適化

・    投資家・企業・研究機関との連携構築

などを中心に、欧州展開の実行フェーズを主導してまいります。

株式会社esa 代表取締役 黒川 周子 コメント

「J‑StarXの気候テックプログラムに採択され、大変光栄に感じています。複雑なプラスチックを循環させる私たちの技術は、循環型経済の実現に不可欠です。欧州は循環経済や脱炭素に関する先進的な政策と高度な市場が形成されており、本プログラムを通じてその知見とネットワークを学び、共有できることを楽しみにしています。欧州のパートナーや投資家との協業を加速し、世界規模で循環型社会の実現を目指します。」

株式会社esa 会社概要

株式会社esaは、再利用が難しかった複合プラスチックをリサイクル可能にする独自技術【esa method】を核に、コンサルティングや研究開発に加え、再生プラスチックのペレット加工・販売、製品開発・展開を行っています。CO2排出削減とコスト効率の両立を実現し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現に貢献しています。

会社名   :株式会社esa

設立年月  :2022年3月1日

住所    :東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階「0 Club(ゼロクラブ)」

代表取締役 :黒川 周子

事業内容  :一般・産業廃棄物のリサイクルコンサルティング、プラスチック廃棄物のリサイクル、

       プラスチックペレットの加工、販売プラスチック製品の開発、販売

URL    :https://esa-gl.com/

すべての画像


関連リンク
https://esa-gl.com/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社esa

18フォロワー

RSS
URL
https://esa-gl.com
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階 0 Club
電話番号
050-1752-6866
代表者名
黒川周子
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2022年03月