台湾発のデジタル旅行サービス、訪日市場での成長を加速
KKDAYが日本市場に本格進出、訪日観光のデジタル化を推進
近年、訪日台湾人観光客の増加に伴い、日本市場における台湾発のデジタル旅行サービスの需要が高まっている。こうした流れを受け、台湾のスタートアップ企業であるKKDAYは、日本市場への展開を加速し、ローカライズ戦略を強化。特に、KKDAYは今年の1月にCool Japan Fundをはじめ、7000億ドルの資金調達を通じて事業拡大を進め、去年日本のグルメサイト「食べログ」との提携を発表するなど、日台間の観光産業の連携を強化している。
訪日台湾人観光客の増加と市場の変化
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、訪日台湾人観光客の数は2023年以降急速に回復し、2024年にはコロナ禍前の水準を上回る勢いを見せている。円安やLCC(格安航空会社)の拡充に加え、日本旅行への関心の高まりが背景にあり、台湾人観光客の旅行スタイルも大きく変化している。特に、現地での体験予約、モバイル決済、リアルタイムの情報提供といったデジタル旅行サービスへのニーズが急増している。
台湾発スタートアップの日本市場戦略
こうした市場環境のもと、KKDAYは日本市場を開拓している。
KKDAYは、台湾や東南アジアで培ったオンライン旅行商品の販売ノウハウを活かし、日本国内の観光施設やアクティビティ事業者との提携を強化。訪日外国人向けの交通パスやテーマパークチケット、地方観光ツアーの提供を拡充することで、台湾人旅行者の利便性を高めている。また、日本の旅行業界と連携し、BtoB事業の拡大にも力を入れている。
日本の旅行体験デジタル化への貢献
台湾発のデジタル旅行サービスの進出は、日本の観光業界にも大きな影響を与えている。日本国内の観光施設や飲食店が、KKDAYのプラットフォームを活用することで、訪日外国人観光客へのアプローチを強化し、予約・決済のデジタル化が加速している。
今後も、台湾のスタートアップ企業による日本市場への進出が進み、日本の観光産業のデジタル化と国際化がさらに加速することが期待される。
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