シンプリス ザ バランス主催『大人をもっと楽しもう!大人のウェルネスまるわかりイベント』にて、代表 山本未奈子×OliviA、Be-A Japan代表 髙橋くみ×近藤洋子2組がトークセッションを実施。
ラブライフアドバイザーのOliviAさん、日本ママ起業家大学 学長の近藤洋子さんをゲストにお招きし、トークセッションを実施いたしました。
山本未奈子 × OliviA 「大人の性をもっと楽しもう」
「突然ですが、みなさん“腟ケア” “セルフプレジャー” “SEX”の どれかをしていますか。」
と、山本の問いかけからスタート。
なかなかオープンに語られてこなかったこれらについて、単に「性的」な問題ではなく「人生」に関わる大切なテーマとして取り上げた今回のセッションの冒頭では、肌と同じように腟など生殖器も老化していること。それによって現れるさまざまな不調は、女性にとって自己肯定感にもつながる重要なことであることをお伝えしました。
まず二人が語ったのはSEXについて。
パートナーがいる人も、いない人も、今はする気分ではない人、逆にしたくてもできないという人も。
SEXは必ずしも必要なことではないものの、日本は夫婦のSEXレスの割合が世界的に見て多いのは事実。
OliviAさんの元には、実際にSEXの悩みやご相談も多く寄せられるそう。
「そんなときは、まずは、スキンシップとコミュニケーションを大事にすること。そして手を繋ぐ、肩を揉む、ハグをする…など触れ合う時間を少しずつ増やしていくなど、徐々にステップアップしていく、という方法をアドバイスしています。」と話しました。
そして話題はセルフプレジャーと腟ケアについて。
更年期世代の女性に多い、3大お悩みは、“SEXレス” “オーガズムを感じない” “性交痛”。
OliviAさんは、実はこれらの悩みを解消できるのは、セルフプレジャーだといいます。
「日ごろ自ら生殖器に触れておくことで、柔らかい腟や潤いを保つことがとても大事だと考えます。
更年期になると眠りの質が悪くなるので、入眠儀式としてセルフプレジャーを行う人もいますが、これもとても効果的。特に、オーガズムは心身をリラックスさせますが、それによって副交感神経が優位になるので、実際にぐっすり眠りにつけるというお声も多く聞きます。
ですが、オーガズムだけを目的とせず、スキンケアと同様、セルフタッチングの時間をもつこともセルフプレジャーの目的の一つではないでしょうか。結果的に、腟に潤いをもたらし、いい状態を保つことにもつながります。」
山本は、
「これまでは、“自慰行為”という文字からしてもあまりイメージの良い言葉ではありませんでした。ここ数年で定着してきた“セルフプレジャー”という言葉はとても前向き。こうして私たちが表立って女性の性について話せるのも、時代の進化を感じます。
タブー視する時代はもうおしまい、わたしたちから社会を変えたいですね。」
と話し、更年期世代にとっての腟ケアの重要性を続けました。
年齢を重ねると女性ホルモンの分泌量が低下する影響で粘膜の乾燥が進行。
すると、腟が萎縮して、かゆみ、ニオイ、痛みなどの悩みが深刻度を増すことも。
例えば、ジーンズが穿けない、自転車に乗れない、など日常生活に支障をきたすことで不安に駆られ、気分も落ち込み、自分に自信が持てなくなる女性が少なくないこと。また、がん検診など婦人科検診のための器具さえも入らないなど、生命に関わることにまでも影響が出るケースもあるなど、具体的に話しました。
実際にSIMPLISSEのお客様による『88%以上の方がデリケートゾーンに気になる症状がある』というアンケート結果もご紹介。
“仕方のないこと”と放置せず、ときにはサプリメントや医療、さまざまなプロダクトに頼りながら腟ケアをすることは、自分を大切にすることであるとお伝えしました。
OliviAさんから、腟ケアの方法についてのアドバイスも。
「まずは自分の腟をよく観察してみましょう。手鏡があれば自分で見ながら、腟壁を広げるように会陰部に向かって指でストレッチをかけほぐしておくのがよいでしょう。習慣化しておくことで、ちょっとした変化にも気づきやすいので、女性にとって腟ケアは本当に大切なことだと感じます。」
セルフプレジャーという言葉がメディアで使われるようになり10年ほど。フェムケアの重要性についても語られるようになり、女性の性が肯定されるようになってきた昨今。
決して目を背けることなく、女性が心身の変化をしなやかに受け入れながら、健やかに、自分と向き合ってほしいと二人は締めくくりました。
髙橋くみ × 近藤洋子 『あなたの知らない尿もれの世界』
つづいて、女性に多い悩みの一つ、『尿もれ』についてトークを展開。
「腟の老化は尿もれにつながるってご存知ですか!?」と問いかけた髙橋。
そこからは、タブー視されがちな「尿もれ」というトピックを、二名の軽快なトークで「みんな経験すること」と楽しく進めていきました。
「ママ友と大笑いした、その刹那、膀胱決壊」
「いいとこ見せたい縄跳びで、百とび、百もれ」
「ほろ酔い散歩で尿意急上昇。便座に座るもズボンは下りてなかった」
急な尿もれ、間に合わずに尿もれ、”あるある”と思わず頷くエピソードトークとともに、尿もれのメカニズムを説明。
更年期世代になると、エストロゲンの減少によって骨盤底筋がゆるんでしまうことによって尿もれが起きやすくなること。腟・尿道・肛門は全て同じ骨盤底筋でつながっていることを映し出しながら解説しました。
また、腟が老化すると、乾いて萎縮し、それによってすぐ後ろにある尿道の固定がゆるくなってしまうことも尿もれの原因になると話しました。
中には、腟もれ、便もれについて悩む方がいるとの事例にも触れました。
一方、近藤さんのもとには更年期世代の女性からの相談も多く、尿もれの悩みを抱えている女性は案外多いといいます。
コントロールが効かず、仕事に支障をきたしてしまうことで離職してしまう人も少なくない現実は、女性の社会進出が叫ばれる中、見逃せない問題です。
骨盤底筋トラブル・ダメージの原因は主に3つ。
①便秘
②妊娠、出産
③加齢による女性ホルモンの減少
「実は便秘も尿もれにつながります。いきむことが多くなると骨盤底筋に負担になるからです。また、よく知られているのが妊娠や出産。肥満も骨盤底筋に圧がかかることで、尿もれに繋がりやすいと言われています。そして、もっとも影響をあたえるのは、加齢により女性ホルモンが減少し、骨盤底筋がゆるんでしまうこと。
できる限り、骨盤底筋にダメージを与えないよう健康管理をすること、意識的に鍛えることが大事です。こういった情報も徐々に増えてきていますが、女性一人一人がリテラシーを高めることも重要ですね。」
と髙橋は話しました。
尿もれの理由は、腹圧性が8割、切迫性5割、両方を経験される方も。特に腹圧性の尿もれは更年期世代に多く、くしゃみや笑った時などお腹に力が入った時に起こるもの。
冷えからくることも多い切迫性の尿もれは、温めることを意識することもすすめました。
加えて、悲観的になるのではなく、尿もれに前向き対処する方法もさまざまあると、アンモニア臭に対応したBé-A〈ベア〉の吸水ショーツの最新モデル「ベア シグネチャー ショーツ 04」や、海外の最新の尿もれ対策グッズもご紹介。
「腟に挿入し、重さを利用して骨盤底筋を鍛えるアイテムや、アメリカでは尿もれ対策用のタンポンも販売しています。
尿もれ対策用タンポン、実は当初あまり売れていなかったそうですが、必要としている女性たちから多くのお声をいただき、販売を続けているそうです。最近ではじわじわと人気がでています。尿もれは、女性の尊厳にかかわること。こうしたアイテムが増えてくるのは時代の進化を感じますね」
尿もれは誰にでも起こりうる現象ながらも、いまだタブー視されているのが現状。でも、“ないもの”としてフタをせず、こうして“あるもの”として語らい、情報を共有していくことで少しずつ変わっていくことでしょう。
「今日、現にこうして原宿に一同が介して“尿もれ”について楽しく話している時間が叶っています。個々が受け入れることから始まり、問題を解決するアイテムや情報につながっていき、社会が変わっていくよう進んでいきましょう」と、両者口を揃えトークを締めくくりました。
実施概要
日時:2024年4月12日(金)
11:00、13:00、15:00(各回1時間)
場所:LIFOLK HARAJUKU
登壇者:SIMPLISSE THE BALANCE代表 山本未奈子
ラブライフアドバイザー OliviA
Be-A Japan代表 髙橋くみ
日本ママ起業家大学 学長 近藤洋子
◼️ SIMPLISSE THE BALANCE代表 山本未奈子
12歳から大学卒業までをイギリスで過ごす。UCL(ロンドン大学)を卒業後、帰国し商社と外資系証券会社に勤務。32歳の時NYの美容学校 L’atelier Esthetique へ入学し、首席で卒業。同校で教鞭を執る。拠点を日本に移し、2009年にMNC New York Inc.を設立。2023年4月更年期世代に向けた新ブランド「SIMPLISSE THE BALANCE」をローンチ。
女性の活躍をサポートするため、美容やファッションブランド、フェムテック事業の運営などを展開する。また美容の専門家としても美容記事の監修やセミナー、イベントでの講演など多方面で活躍中。著書多数。
◼️ラブライフアドバイザー OliviA
大学時代に「女性のセクシュアリティ」をテーマに調査研究を行い、2007年より性の総合アドバイザーとして本格的に活動開始。ボディケアセラピストの経験と性知識を組み合わせたスキンシップ・コミュニケーション「LOVEもみ®」を考案。現在は著述、講演、カウンセリング、スクール運営、企業研修、商品開発など多岐にわたって活躍している。
◼️ Be-A Japan代表 髙橋くみ
UCL(ロンドン⼤学)卒業後、外資系映画会社、外資系アパレル会社を経て共同経営者の⼭本未奈⼦と共にMNC New York株式会社を設⽴。
シングルマザーに育てられたこともあり「ジェンダー平等」「⼥性のエンパワーメント」には⼈⼀倍の関⼼と持論を持つ。
2020年3⽉には株式会社Be-A Japanを設⽴。家族と住むアメリカ・ロサンゼルスと日本を⾏き来しながら経営を⾏う傍ら、生理や女性活躍推進に関してのセミナー等を積極的に行っている。
2022年5⽉、株式会社V Holdingsを⼭本と共に設⽴。二児の母。
◼️日本ママ起業家大学 学長 近藤洋子
FMラジオなどを中心にDJや番組制作などのキャリアを経て、人、モノ、街の魅力を引き出し、PRするプロとして、2013年「日本ママ起業家大学を設立。これまでに約2000人以上の女性起業家たちのコンサルを行い、ママ大OGたち約300名を輩出。
現在は、協創プラットフォーム渋谷QWSにてコモンズ会員として若手起業家たちのメンタリングや大企業の新規事業の相談役としても従事。また、自身の更年期障害を経て、2023年1月には「注ぎ足すほどに味になる加齢応援マガジンUNATALE」をリリースし、企業の女性向けサービス、プロダクトの企画、プロモーションも数多く行い、風の時代の「女性の働き方と生き方」を目下、アップデート中。
プライベートでは高一の娘と日々、思春期VS更年期。サザンでおなじみの茅ヶ崎在住。
「SIMPLISSE THE BALANCE/シンプリス ザ バランス」公式HP
https://www.simplisse.jp/Page/thebalance/
『大人をもっと楽しもう!大人のウェルネスまるわかりイベント』公式画像
https://drive.google.com/open?id=19CRnRghzyAONcrsLYP_o6893Fh46BUxR&usp=drive_fs
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【会社概要】
社名:MNC New York株式会社
本社:東京都渋谷区神宮前5丁目1番7号
代表取締役CEO:山本未奈子
取締役COO:髙橋くみ
公式ホームページ :https://www.simplisse.jp/
シンプリス お客様窓口:0120-370-063
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