京都府亀岡市で生成AIサービスの業務利用を1月4日より開始。
デジタルファースト宣言に基づき、チャットツール上で生成AIサービスを全庁的に導入。
京都府亀岡市(市長:桂川孝裕)は、令和3年10月に市民サービス・行政運営・シティプロモーションの各分野に対して「デジタルファースト」で取り組むことを宣言しており、業務効率化や市民満足度を向上させるため、生成AIサービスの業務利用を令和6年1月4日より開始いたします。
この生成AIサービスを導入することで、職員が日常的に利用する業務連絡用チャットツール上で文書の作成や要約、アイデア出しなどの内部事務に活用することができるようになり、作業時間の短縮や事務の効率化を目指します。
事業概要
運用開始日
令和6年1月4日(木)~
対象職員
全職員(一部会計年度任用職員を除く)
導入サービス
職員用の業務連絡用チャットツール「direct(株式会社L is B)」上でChatGPTが利用可能なbotサービス「生成AIボット(powered by ChatGPT API)」β版※
※ChatGPT APIを利用したサービスのため、職員の入力情報による学習は行われません。
活用を想定している分野例
-
文章の作成・要約・校正といった内部事務作業の効率化
-
事業の企画立案時におけるアイデア出し
-
EXCEL関数やVBAなどプログラミング言語の使用補助
運用上の制限事項
-
個人情報をはじめとする機微な情報の取扱いは禁止します。
-
市として重要な意思決定や政策の方向性を決定づける公文書の作成において、生成AIから得られた回答をそのまま利用することは禁止します。
-
生成AIを活用して文章の作成などを行った場合、必ずファクトチェックを行い、必要に応じて加筆修正したうえで業務利用します。
-
生成AIから得られた回答をそのまま利用して公文書を作成した場合は、必ずその旨の注意書きを明記します。
実施の背景
デジタルファースト宣言
亀岡市では、令和3年10月8日にデジタルファースト宣言を行い、市民サービス・行政運営・シティプロモーションの各分野に対して最新のデジタル技術を最大限活用し、「デジタルファースト」で取り組むことを宣言しています。
今回の導入により、効率的な行政運営に取り組みます。
ワーキンググループでの検証
令和5年6月から職員有志で構成されたワーキンググループにおいて、ChatGPTなどの生成AIサービスの行政事務における利活用検討や導入について、複数のサービスの比較検討し、業務利用の可否や活用テーマについて検証を行ってきました。その結果、今回選定した生成AIサービスの利活用について、セキュリティを確保しながら業務効率化が見込めるという結論に至ったため、全庁的な業務利用を開始します。
京都府亀岡市とは?
京都府亀岡市
京都府内で3番目の人口をもち、京都駅から快速電車で20分と利便性に優れながら、豊かな自然に囲まれた田舎の良さを残した地域です。環境先進都市の実現に向けた施策を含むSDGsへの取り組みが全国の注目を集め、内閣府の「SDGs未来都市」、「SDGsモデル事業」に選ばれています。2020年にはサンガスタジアムby KYOCERAが開業。スタジアムを核とし、新たなまちづくりにチャレンジしています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像