【自動車業界で初導入】セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」がトヨタ自動車株式会社・トヨタ自動車健康保険組合に採用
人的資本経営・健康経営を“脳の健康”から支える「ブレインウェルビーイング」を提供。対象者数7万人規模の「節目健診」でブレインヘルスケア(脳の健康)をセルフチェック。
ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップ、株式会社Splink(本社:東京都港区、代表取締役:青山 裕紀、以下「Splink」)は、当社が開発・提供するセルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」( https://www.brain-life-imaging.com/cqtest.html )がトヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ自動車」)とトヨタ自動車健康保険組合(以下「トヨタ健保」)にて採用されることをお知らせいたします。
CQ test®は、トヨタ自動車とトヨタ健保共同事業の健康支援センターウェルポにておこなう4年に一度受ける特別な健診である“節目健診”の中で、ブレインヘルスケア(脳の健康)の意識啓発として採用されており、対象者は7万人規模となります。人的資本経営・健康経営を“脳の健康”から支える「ブレインウェルビーイング」を提供し、人生100年時代における持続可能な「新しい働く」の実現を目指します。
ブレインウェルビーイングによる持続可能な人的資本の構築と企業価値の向上
少子高齢化が進む中、労働人口の減少や日常生活におけるストレスの増加は、持続可能な人的資本の課題と深く関連しています。現代社会では、ストレス、睡眠不足、乱れた食生活が働き盛りの世代の心と脳のコンディションに悪影響を及ぼすことが懸念されています。
早期にブレインヘルスケアに取り組むことは、将来の認知機能低下や認知症の予防に寄与し、長期的な健康と生産性の維持に重要です。ブレインウェルビーイング(ブレインヘルスケア × ウェルビーイング)は、若い世代が健康で活力ある生活を送り、社会や職場でのパフォーマンスを最大限に発揮するための基盤となります。
持続可能な「働く」を創り出すためには、従業員の健康とウェルビーイングの支援が企業にとって不可欠です。企業の人的資本経営の重要性が高まる中、SDGsの観点からも従業員の脳の健康に投資することは、生産性向上や幸福度の向上を通じて企業価値の向上にも寄与します。
トヨタ健保での取り組みの主な内容
対象規模7万人向けにCQ test®によるブレインヘルスケア(脳の健康)の啓発を実施
健康支援センターウェルポは、「節目健診」を実施するために、2008年4月にトヨタ自動車とトヨタ健保との共同事業として設立された健診施設です。ウェルポは、トヨタ自動車以外でトヨタ健保に加入している会社(事業主)で勤務されている従業員本人とそのご家族(配偶者で被扶養者)もご利用いただけます。
トヨタ健保が実施する「節目健診」は、中高年から多くなる「メタボリックシンドロームなどの生活習慣病」の予防と「各種がん」の早期発見を目的に、従業員本人とその家族(配偶者で被扶養者)のご夫婦で受診していただける「特別な健診」です。4年に一度の節目年齢に「ハイレベルな健診」と「個人の健康状態に合わせた健康学習会」で日頃からの食事・運動などの「生活習慣を振り返る場」でもあります。セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」は、節目健診を受診する7万人程度の方々に向けて、特に認知症リスクや認知機能低下リスクなどブレインヘルスケア(脳の健康)の意識を持っていただくために採用されました。
なお、日本脳ドック学会が発行する最新の「脳ドックガイドライン」においても、認知機能検査の充実・必須化や認知機能低下への対応について記載されており、認知症予防を目的とした脳ドック、タブレット端末を活用した認知機能テストを推奨されているなど、注目されています。今回の取組により、加齢や生活習慣と共に知らず知らずのうちに変化していく脳の健康を認知機能の観点から可視化し、予防促進・生活習慣の改善へとシームレスな体験へとつなげていくことが可能となります。
健康支援センターウェルポ
〒444-2225
愛知県豊田市岩倉町一本松1番地1
https://welpo.jp/
トヨタ自動車株式会社 Chief Sustainability Officer 大塚 友美コメント
「このたび、トヨタ自動車株式会社とトヨタ自動車健康保険組合 は従業員等の健診において、セルフチェック型認知機能測定ツール『CQ test®』を導入することとなりました。トヨタ自動車は、心身の健康は『良い仕事をするための原動力』であり、『働く一人ひとりの幸せ』にとって、また家族にとっても大変重要なことであると考えています。そして在職中に元気でやりがいを持って働き、定年後も豊かな人生を送ることを願っています。そのためにこれまでも生活習慣病予防・メンタルヘルス・働きがい・働きやすさ向上など予防中心の推進を図ると共に、自ら健康増進できる人づくりに取り組んで来ました。本ツールの導入により、一人ひとりが脳の健康を意識し、より良い生活習慣を意識・実践することを通じ、病気の予防や早期発見を通じた医療コストの削減や労働生産性の向上に寄与すると期待しています。また、社員とその家族の健康を支えることが地域社会における健康格差の解消や、福祉の向上にも貢献すると考えています。」
【企業立病院として初】トヨタ記念病院が脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」導入
トヨタ記念病院は、「医療を通じて地域社会に貢献する」をミッションに、トヨタ自動車株式会社が運営する企業立病院です。このたび、トヨタ記念病院において、脳ドックの延長線上で受けることのできる検査として、当社が開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」を導入しました。なお、「Brain Life Imaging®」が企業立病院で導入されるのは、トヨタ記念病院が初めてとなります。
脳MRIデータをAIで解析し、「海馬」領域の体積を測定・可視化し、受診者様目線のわかりやすい結果レポートを届けることで気づきを促す「脳ドック用AIプログラム」です。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供します。
一般の方向けページ:
トヨタ記念病院
〒471-8513 愛知県豊田市平和町1丁目1番地
セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」について
脳の状態を「認知機能」から知るセルフチェック型認知機能測定ツール
CQ test®(Cognition Quotient test)は、健常な方から受けていただけるセルフチェック型認知機能測定ツールです。脳の状態を健常なときから把握することができます。認知機能を総合的に分析することで、認知機能の面からも気づきを得ることが可能です。iPadを用いたテストは10分程度で完了、結果表示までiPadで完結できます。解析データの保存・蓄積により、経年変化を可視化することで、より深い気づきを個々人に提供します。
持続可能な「働く」を創り出すことは人的資本経営や労働力高齢化の観点で社会にとって至上命題です。「脳の状態を知るのが怖い」という恐怖感を克服するデザインや社員にとっての安心安全な受診環境づくりで企業のブレインウェルビーイングの実現に貢献します。
一般の方向けページ:
株式会社Splinkについて
「すべての人につながりを、その日まで」をビジョンに、認知症をはじめとするブレインヘルスケア®領域において、認知症の早期発見から診断支援まで一貫したソリューションをワンストップで提供しています。健常な方から認知機能を簡単に測定できるセルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test®」、脳MRIをAIで解析し、脳の中でも記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域の体積を測定・可視化、受診者様目線のわかりやすいレポートを届けることで気づきを促す「脳ドック用AIプログラムBrain Life Imaging®」、脳MRIより脳の減少度を定量・数値化することで診断に役立つ情報を提供し、診断支援をおこなう「脳画像解析プログラム Braineer®」を主力製品として提供しています。
会社名 :株式会社Splink
本社所在地 :東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル4階
事業内容 :ブレインヘルスケア事業、医療機器プログラム事業
設立 :2017年1月
代表取締役 :青山 裕紀
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像