【2050年に展示会場の廃棄物ゼロを目指す】木工から再生板紙へ「置き換える」新しい概念の展示会ブース構築法/再生板紙構法とは?
3/12からのJAPANSHOPにて再生板紙構法によるブースを試験設置。
共同出展 : 日本化工機材株式会社 / SUPER PENGUIN 株式会社
東京ビッグサイトなどで開催される展示会のブースデザインを手懸けるSUPER PENGUIN株式会社(東京都品川区 代表取締役 竹村尚久)と日本化工機材株式会社(神奈川県相模原市 代表取締役社長 大澤浩一郎)は、2024年3月12日から東京ビッグサイトにて開催される「JAPANSHOP」において、古紙・再生紙を用いた強化ボード等の素材による展示ブースを試験設置いたします。年間10万社を超える出展社が参加し、総面積200万㎡を超える展示会(2023年実績)。そこで設置される展示ブースの約半数は「木工によるブース」となります。概ね3日間で終了する展示会の終了時にその木材の約半数は廃棄しているのが現状。今回、我々は2050年にこの木材による廃棄量をゼロにすることを目標に、展示会ブースを構築する「新しい概念の構法」を発表いたします。ポイントは、材料の「置き換え」。これまで木材を使っていた箇所を、再生紙から作り上げた「再生板紙」に置き換えて、従来通りの方法で木工職人によりブースを作り上げます。
木工ブースの課題
展示会で主流となっている木工ブースは、木材の上に壁紙を貼って仕上げる方法です。展示会終了後、展示会会社は、各部品を再利用して活かそうとしますが、やむを得ず廃棄する部分、また、再利用を繰り返すうちに傷んでしまい、廃棄せざるを得ない材料が出てきます。毎週のように開催される展示会において、展示会業界では解決されるべき問題として重要視されてきました。
木工ブースの課題に挑戦するSUPER PENGUIN株式会社
木材の廃棄を無くすためには、木材を他の素材に「置き換える」ことが必要
展示会において木材の廃棄をゼロにするためにはどうするべきか。SUPER PENGUIN株式会社 代表取締役 竹村尚久様は、発想を根本から見直し、本来木材が担ってきた展示会ブースにおける役割を「そのまま別の素材に置き換える」ことを試みることにしました。その素材として着目されたのが、日本化工機材の紙製板紙(フラットボード)です。素材は古紙・再生紙から作られており、強度と硬さがあります。従来通り、木工職人による形状構築と展示会用の壁紙を貼ることが可能です。日本化工機材は、SUPER PENGUIN株式会社の挑戦に賛同し、紙製板紙(フラットボード)に関する技術と紙の知見をもとに、「古紙を用いた新たな構法の展示ブース」開発に協力することにしました。
今回の試験設置に際して、工場にて事前製作を行いました。
実際に設置してみたところ、様々な問題が浮き彫りになりました。
「古紙を用いた新たな構法の展示ブース」開発はスタートしたばかりです。この「置き換え」が実現すれば、日本の展示会業界、さらに社会の大きな変革へと繋がる可能性があります。2050年に、展示会の廃棄物「ゼロ」を目指して、SUPER PENGUIN株式会社と日本化工機材は、「古紙を用いた新たな構法の展示ブース」の開発に取り組んで参ります。
JAPANSHOP
会期 2024年3月12日(火)~15日(金)
午前10時〜午後5時(最終日のみ午後4時30分終了)
会場 東京ビッグサイト(東京国際展示場)東展示棟(東京都江東区有明3-10-1)
展示 JS4002 SUPER PENGUINブース内
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