「コンサル業界の市場規模と将来予測」 2024年最新版を公開|ついに2兆円の大台となった市場規模、27年前後まではプラス成長予測
前年比9.5%増(23年までのCAGRは13%)。今後数年は継続プラス成長と予測も、個社によっては変化の兆しも
コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社(本社:東京雄中央区/代表取締役社長:大谷内 隆輔)は、 「日本のコンサルティング市場規模と将来予測」の2024年版を発表いたしました。
当コンテンツは、現役コンサルの視点で発信するコンサル業界メディア『コンサルのあんなこと、こんなこと』にて公開されており、「2023年までの市場規模(前半)」「2030年までの将来予測(後半)」の全2回で構成されております。
本調査は当社が定める主要調査対象企業の売上高を取得・推定。これら主要企業が市場全体に占める割合を公的統計情報から推定するなど、当社独自の調査方法により日本のコンサルティング市場規模全体を算定しております。なお、本調査の推定方針や対象企業、考慮事項については「2023年までの市場規模(前半)」に記載しています。
近年市場規模の拡大が続いたコンサルティング業界。2023年はグローバルファームにおける人員削減、といったコンサル市場にとってマイナス要因となりうるニュースが多く出てきました。
このような中、当メディアでは昨年・一昨年に続き、日本国内のコンサルティング業界の市場規模調査を実施しました。コンサル市場は現在までにどの程度成長してきたのか、そして、将来どの程度成長すると予測できるのか、の2点に焦点を当て、市場規模推計と将来予測をしています。
2024年最新の調査では、市場規模の成長が旺盛で数年は継続の可能性ありと予測しています。
なお、本調査の情報源の一つとして各社の決算情報を活用していることから、各社決算情報が出そろうタイミングでの調査実施となり、2024年版となる本調査では2023年度の決算データを使用しています。
「日本国内のコンサルティング市場規模は、2兆円越え (2023年度)|コンサル市場規模2024年版」
●2023年現在までのコンサルティング業界の市場規模
2023年度のコンサル市場規模は、前年比9.5%増となる、2兆23億円
図表1 日本のコンサルティング市場規模(推定)[十億円]
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77691/35/77691-35-28f017cfe6d5f274b2318e00d582be2c-1115x767.jpg?width=1950&height=1350&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
●2023年のコンサルティング領域別の売上高
総合系コンサルティング領域が市場規模を大きく支える構造は変わらず、総合系と戦略系の年平均成長率(CAGR)は15%以上
・総合系:市場規模12,389億円、 市場占有率 61.9%、CAGR +15.1%
・戦略系:同2,812億円、 14.0%、CAGR +15.4%
・業務・ビジネス系:同1,694億円、8.5%、CAGR +7.3%
・シンクタンク系:同946億円、4.7%、CAGR +8.4%
・業務・IT系:同857億円、4.3%、CAGR +7.4%
・FAS及びM&A系と事業再生系:同621億円、3.1%、CAGR +9.0%
・中小企業向け:同396億円、2.0%、CAGR +4.4%
・組織人事系:同307億円、1.5%、CAGR +11.7%
●領域別の市場規模成長率(前年度比)で見る市場成長変化の兆し
・FAS(M&A系)および事業再生系:(21-22年 +20.3% → 22-23年 +8.8%)
・シンクタンク系:(21-22年 +15.3% → 22-23年 +12.5%)
・組織人事系:(21-22年 +18.1% → 22-23年 +39.9%)
・戦略系:(21-22年 +12.0% → 22-23年 +20.3%)
・総合系:(21-22年 +16.7% → 22-23年 +16.0%)
・業務 - ビジネス系:(21-22年 +14.9% → 22-23年 +17.3%)
・業務 - IT系:(21-22年 +15.7% → 22-23年 +10.2%)
・中小企業系:(21-22年 -2.1% → 22-23年 +2.9%)
FAS(M&A系)および事業再生系、組織人事系のように市場規模成長率の変化が大きい領域があり、領域によっては市場成長の転換の兆しの可能性があります。各領域における成長の伸びしろに大きなギャップが発生した要因の考察も掲載しております。
「日本国内のコンサルティング市場規模予測 (~2030年)|コンサル市場規模2024年版」
●2030年度コンサルティング業界の市場規模予測
図表2 日本国内コンサルティング市場(スタンダード市場)[十億円]
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77691/35/77691-35-ee33cee555eaa5a822fa27b31182d5b3-1190x824.jpg?width=1950&height=1350&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
●2030年度における、コンサルティング業界の市場規模と成長率の予測
スタンダード・ケース 市場規模:約2兆5千億円、 成長率予想:25%増(2023年度比)
ポジティブ・ケース 市場規模:約2兆8千億円、 成長率予想:38%増(2023年度比)
ネガティブ・ケース 市場規模:約2兆3千億円、 成長率予想:17%増(2023年度比)
●コンサル市場に待ち受けるリスク要因
コンサルティング業界は24年も概ね活況です。依然として企業(特に大企業)においては、コンサルティングを必要とする経営課題や業務課題が多く足元は明るいといえます。しかしながら、コンサルティング市場規模へのマイナス要因となる状況も生まれています。
1.日本国内の変化
・日系大手企業の初任給高騰に伴う、コンサル業界を超えた人材獲得競争の激化
・クライアントとなる事業企業が優秀人材の獲得・育成・維持を強化し、自社内で課題解決が可能となりコンサルティングニーズが減少
2.世界経済の変化
・昨年度までとは違い、どのファームも好調というわけではなく、ファームによっては売上高や従業員数の伸びが鈍化、マイナス
コンサルティングサービスは各国内での労働集約型サービスという特性上、日本国内のコンサルティング市場が他国の経済状況の影響をすぐには受けません。しかしながら、市場規模成長の変化に影響を及ぼすリスク要因も出てきていることも確かです。本編では変化の兆しが起きていると考えられる具体的なファームも取り上げながら、2024年以降の市場規模の予測について触れています。
記事URL:https://consul.global/post30767/
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77691/35/77691-35-c3a17397d0ed28f836c71bf10ce988a7-1446x754.png?width=1950&height=1350&quality=85%2C65&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
■コンサル業界メディア「コンサルのあんなこと、こんなこと」について
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■コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社について
所在地:東京都中央区銀座7-16-15 清月堂本店ビル
代表取締役社長: 大谷内隆輔
設立:2009年
事業内容:コンサルティング全般(経営・戦略・業務・組織人事・IT)・人材紹介事業
TEL:03-5843-9070
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