Synflux代表 川崎和也、初の単著『惑星のためのファッション』を2月19日に刊行。持続可能な社会を実現する「衣服と技術のデザイン戦略」を体系化した、次代のファッション論

第41回毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞受賞。ファッション産業の「呪い」を解き、惑星との共存を目指す「プラネタリーデザイン」を提言

Synflux株式会社

Synflux株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川崎和也、以下 Synflux)は、弊社代表取締役CEOである川崎和也による初の単著『惑星のためのファッション 持続可能な社会を実現する、衣服と技術のデザイン戦略』(発行:株式会社ビー・エヌ・エヌ)が、2026年2月19日(木)に刊行されることをお知らせいたします。

本書は、Synfluxが掲げるミッション「FASHION FOR THE PLANET」をタイトルに冠し、過剰生産・大量廃棄といった課題を抱えるファッション産業において、デザインとテクノロジーがいかにして持続可能な社会を実装できるか、その戦略と哲学を体系的に記した一冊です。

本書の概要:ファッション産業の「呪い」を解き、惑星との共存へ

深刻な環境負荷と過剰生産に揺れる現代のファッション産業。 本書は、その構造的欠陥を「既製服の呪い」として鋭く分析したうえで、近代ファッション史の批判的検討、ベンジャミン・ブラットン(技術哲学者)らの「惑星規模のコンピュテーション」といった先端的な知見を援用し、次代のファッションが進むべき移行(トランジション)への道筋を描き出します。

後半では、Synfluxの独自技術「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」や「SYN-GRID(株式会社ゴールドウインとの協業)」等、事業における実践の背景にある思想や、サステナブルデザインの先にある「プラネタリーデザイン」のビジョンを体系化。アパレル関係者やクリエイターに向けた、ファッション産業の次なる世界観と実践知を描き出した一冊です。

本書の主なトピック

既製服の三体問題

19世紀以降の工業化によって成立した既製服システムが抱える構造的な歪みを分析。現代のアパレル産業が直面している課題を、複雑に絡み合う「既製服の三体問題(過剰生産・過剰消費・中央集権)」として定式化し、なぜ従来のサステナブル施策が機能しなかったのかを論理的に解明します。

サステナブルファッションの再定位

1960年代のスペースエイジやカウンターカルチャーを再考しつつ、現在の地政学的緊張下におけるサステナビリティの限界を指摘。「惑星の人工化」と「人工の惑星化」が交差する結節点としてファッションを再定義し、「プラネタリーデザイン」という新たなビジョンを打ち出します。

惑星時代のデザイン戦略

これまでの理論的議論を踏まえ、ファッションビジネスの現場に応用可能な「4つのデザイン戦略(ツインサプライチェーン/ファッションリモデル/マルチステークホルダー/マルチスピーシーズ)」をマトリクスを用いて提示。困難な全体への介入を行うための具体的な戦術として、Synfluxの技術と実装事例を解説します。

【出版によせて ── 著者コメント】
川崎和也(Synflux株式会社 代表取締役CEO)

撮影=新津保建秀

ファッションを学び始めてから14年、Synfluxを設立してから7年を迎えようとする節目に、これまでの思考と実践を一冊の書籍としてまとめることができ、大変嬉しく思っております。何より、本書をかたちにすることができたのは、これまで私とSynfluxに関わってくださった皆様のおかげです。あらためて、心より感謝申し上げます。

本書は、三つのコンセプトによって貫かれています。

 
第一に、ファッション史を社会問題や持続可能性の観点から再検討することです。歴史はしばしば著名なデザイナーの名前によって語られますが、その背後にあるものづくりの深層に焦点を当てた分析は、決して多いとは言えません。ファッションを俯瞰的に理解したい方に、ぜひ手に取っていただきたい内容です。
第二に、デザインおよび技術哲学の視点です。急激な変化の時代において、現在ファッション産業が直面している課題には、建築、プロダクト、テクノロジー開発など、他分野にも応用可能な示唆が数多く含まれています。ものづくりに関わるすべての方に読んでいただきたいと考えています。
そして第三に、ファッション産業をより豊かにするための、ビジネスおよび実装に向けた戦略です。海外の多様な事例を収録し、実務に応用可能な方法論も整理しました。日々の業務に取り組まれている方々にも、参照していただければ幸いです。

川崎和也(かわさき・かずや) 
スペキュラティヴ・ファッションデザイナー / Synflux株式会社 代表取締役CEO 1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)、同後期博士課程単位取得退学。専門は、デザインリサーチとファッションデザインの実践的研究。 

主な受賞に、Kering Generation Award Japanファイナリスト、第41回毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Wired Creative Hack Awardなど。Forbes Japan 30 under 30 2019、WWD JAPAN NEXT LEADERS 2020選出。経済産業省「これからのファッションを考える研究会 ファッション未来研究会」委員。 監修・編著書に『SPECULATIONS』(BNN、2019)、共著に『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022)、共編著に『サステナブル・ファッション』(学芸出版社、2022)がある。

書籍情報
書名:惑星のためのファッション 持続可能な社会を実現する、衣服と技術のデザイン戦略
著者:川崎和也
発売日:2026年2月19日
定価:本体2,600円+税
発行:株式会社ビー・エヌ・エヌ

仕様:四六判/384ページ
デザイン:畑ユリエ
ISBN:978-4-8025-1351-7
URL:https://www.bnn.co.jp/products/9784802513517

Synfluxの事業内容

Synfluxは「FASHION FOR THE PLANET / 惑星のためのファッション」をミッションに掲げ、2019年3月の創業以来、自社サービスの研究開発をはじめ、アパレル・ファッション企業との新商品開発や、大学・研究機関との共同研究など、多角的に事業を展開してきました。

近年、ファッション産業では自然環境の持続可能性への関心が高まり、生産や設計の過程で環境負荷を低減する新たなテクノロジーやソリューションが強く求められています。

このような市場環境のもと、Synfluxは「ファッションデザインの力で、惑星と人類が生き生きする未来へ」というビジョンを掲げ、機械学習、3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを駆使したデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」を開発・事業化。衣服生産において避けられない素材廃棄を最小限に抑える仕組みを提供しています。すでに多くのブランドで導入・商用化が進んでおり、H&M財団グローバルチェンジアワード、毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞、Kering Generation Award Japanファイナリストなど、国内外でその価値が高く評価されています。

Synfluxについて

会社名:Synflux株式会社

所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目9番11号

代表者:川崎和也/代表取締役CEO

設立日:2019年3月27日

事業内容:ファッションデザインのためのソフトウェア開発、循環型衣服設計・製造支援、サプライチェーンのデジタル化、合理化支援

URL:https://www.synflux.io/

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会社概要

Synflux株式会社

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URL
https://synflux.io/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神宮前6-9-11
電話番号
-
代表者名
川崎和也
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2019年03月