クリタの水処理薬品が国内水処理分野で初めて 「SuMPO/Internal-PCR承認制度」の承認を取得
栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「クリタ」または「当社」)は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(代表理事:壁谷武久、以下「SuMPO」)が提供する、カーボンフットプリント(CFP)(*1)の社内算定ルールを審査・承認する「SuMPO/Internal-PCR承認制度」において、クリタの水処理薬品が国内水処理分野で初めて承認を取得しましたので、お知らせいたします。
カーボンニュートラルの実現に向け、企業の組織およびサプライチェーン全体で排出される温室効果ガス(GHG)に関するCFPの情報開示が求められており、企業やサプライチェーンの間でCFP情報の受け渡しが加速しています。一方、CFPのデータ収集や算定に係るルールは未整備なことも多く、算定結果の信頼性などに企業間で差があることが課題となっています。
「SuMPO/Internal-PCR承認制度」は、企業内で用いられる製品カテゴリーごとの共通のCFP算定ルールであるInternal-PCRを対象にした承認制度です。20年以上LCA(*2)を実践しているSuMPOにより、CFP算定の基盤となるLCAの国際基準である、ISO14040およびISO14044にのっとった算定ルールであることの審査・承認を受けることで、企業は自社のInternal-PCRに対する高い信頼性と妥当性を担保することができます。
クリタの水処理薬品は、お客様の工場などにおける節水やGHG排出削減といった環境負荷低減を含む水や環境の課題解決に貢献しています。このたびの「SuMPO/Internal-PCR承認制度」の承認取得は、これらに係るCFP算定の確度を高めることにより、お客様や当社内における水処理製品単位のCFP情報のコミュニケーションのさらなる促進を目的としたものです。クリタの水処理製品の適用によるGHG排出削減に加え、サプライチェーンを含め製品に係るGHG排出量の可視化の確度を上げることにより、お客様やサプライチェーンのGHG排出に係る課題解決に貢献していきます。
クリタグループは、お客様の事業や拠点における節水やGHG排出削減などの環境負荷低減をはじめとする、水や環境に係る社会課題を解決する製品・サービスやビジネスモデルの開発・提供を通じ、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。
以上
注)
*1: カーボンフットプリント(CFP)とは、製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルにいたるまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス排出量をCO2排出量に換算し、製品に表示された数値もしくはそれを表示する仕組みを指す。
*2: LCA(ライフサイクルアセスメント)とは、製品のライフサイクルにおける環境負荷を評価する手法で、環境経営やカーボンニュートラルの推進へ活用されるなど、多くの企業で導入されている。
(参考サイト)
・一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)ウェブサイト「Internal-PCR承認制度とは」
https://sumpo.or.jp/scheme/i-pcr/about.html
・一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)ウェブサイト 「Internal-PCR 承認企業一覧」
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