CI&Tとニューベイシブ、製品発注プロセスをデジタル化し、業務効率向上を実現

CI&T株式会社

CI&T株式会社(以下、CI&T)は、NuVasive Inc. 及び、株式会社ニューベイシブジャパンのパートナーとして、業務のデジタル化促進、デジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献致しました。

 

グローバル企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)のパートナーであるCI&Tは、2018年3月よりNuVasive社と協業をして参りました。同社のパートナーとして、リーン・アジャイル手法を活用したモバイルWebアプリケーションの開発で、営業業務のDXに貢献いたしました。
ニューベイシブ社は、手技的に統合されたソリューションにより、侵襲性の低い手術を提供する、脊椎技術革新のリーダーです。売上高は10億米ドル以上、従業員数は約2,700人、世界50カ国以上で事業を展開し、外科医、病院、患者にサービスを提供しています。


本プロジェクトの目的:営業・カスタマーサービス担当者の業務効率化
同社は、日本における営業・カスタマーサービス部門の業務の完全デジタル化を検討しており、その経験値と専門性からCI&Tをパートナーとして選びました。当初、デジタル化は一部に留まっており、営業担当者が顧客から注文を受けた製品の発注は、カスタマーサービス部に電話で行うなどの半マニュアル作業となっていました。そのため、負担となっていた時間的コストの削減と製品管理の向上を目指し、「製品発注モバイルアプリ」の開発を実施しました。本プロジェクトに対するKPIは、以下の通りです。

●    営業担当者の発注作業のオンデマンド化を可能にし、プロセスを最適化する。
●    カスタマーサービス担当者の、製品受発注作業にかかる時間を短縮する。
●    受発注内容の見える化により、ミスを削減する。
●    製品を、より早く顧客の元へ届ける仕組み作り。


三国にまたがるグローバルチームでのアジャイル・プロジェクト
本プロジェクトは、アジャイル開発手法を用いて行われました。エンドユーザーの意見を取り入れながら素早く、少しずつ進めていくことで、日常業務に支障をきたすことなく、開発を行いました。
また、本プロジェクトのために集められたCI&Tとニューベイシブのチーム(IT・ビジネス)は、日本、米国、中国の三ヵ国に渡るものでした。

企業・チーム間の連携が重要にとなるグローバルプロジェクトにおいても、「アジャイル」の手法・マインドセットを共通して全チームに導入したことで、異なる時差・言語・文化の壁を、様々な取り組みを用いて乗り越えました。


実際にアプリを使用するエンドユーザーの意見を、意思決定の中心に
製品受発注アプリの構築から解決したい課題を明確にし、実際の業務で役に立つものにするために、エンドユーザーである営業・カスタマーサービス担当者にインタビューを実施し、現状と要望を理解をするところから始めました。このインタビューにより、開発期間中、ユーザーのニーズを中心に据えた意思決定を行うことができ、その結果、ユーザーに「実際に使われる・役に立つアプリ」の提供を実現しました。


「製品発注モバイルアプリ」構築が、ビジネスにもたらした成果
本アプリの構築は、ニューベイシブジャパンの製品発注プロセスを完全デジタル化し、営業とカスタマーサービスチーム、両部門の業務効率化を実現しました。以下の成果が確認されています。

●    注文の約 63% が 5 分以内で完了するようになり、以前の半マニュアル作業の時と比べて大幅に改善された。
●    営業およびカスタマーサービス担当者の受発注作業効率が約30%向上。
●    登録、商品検索、注文をより簡単かつ迅速に行えるようになり、1日当たりの注文処理量が増加。


今回のプロジェクトについて、ニューベイシブ社のCIOであるアビバ・マクフェロン氏は次のようにコメントしています。

「このモバイルアプリが、このような短期間でニューベイシブ ジャパンの日常業務及び社員にもたらした好影響に感動しています。CI&Tとニューベイブのチームが協力して、弊社の日本における継続的な成長をサポートとなるソリューションを提供できたことを非常に誇りに思います。」

また、本プロジェクトにプロジェクトマネージャーとして関わった、CI&Tのシニア・オペレーショントランスフォーメーションマネージャーの橋永ローズは、次のように述べています。

「多忙な営業チームの期待に応えるため、アプリはシンプルかつ簡単に使えるものである必要がありました。また、ユーザーにとって魅力的でメリットのあるものでなければなりません。この課題を念頭に置き、優れたUI/UX戦略を用いてユーザーの声を聴きながら作業することが、このプロジェクト成功において重要なポイントとなりました。そして、アジャイル開発に関連して、価値の優先順位付けを行うことで、プロジェクトの主な目標を達成することができました。
その結果、ユーザーがこのアプリを気に入り、使い続けてくれていることが何よりの喜びです。CI&Tとして、仕事をするうえでの最大の目的を果たすことができました。」


ニューベイシブジャパンは、本プロジェクトを通して、営業とカスタマーサービス担当者の業務プロセスの改善につながるソリューションを構築し、DXを実現しました。また、今回のモバイルアプリ構築・導入の成功を受けて、ニューベイシブ社は、日本以外の世界拠点にも同アプリの導入拡大を計画しています。世界中の外科医、医療従事者、そして患者により大きな価値を提供し続けるべく、取り組みを続けていきます。

本プロジェクトの事例記事は、弊社Webサイトでもご覧いただけます:https://bit.ly/nuvasive-digitizes-sales-process


ニューベイシブについて
ニューベイシブは、手技的に統合されたソリューションにより、侵襲性の低い手術を提供する、脊椎技術革新のリーダーです。統合された手術ソリューションは、低い侵襲性と高い再現性を持ち、臨床的に証明された結果をもたらすように設計されています。当社の総合的な手術ソリューションには、手術用器具、脊椎インプラント、固定システム、生物製剤、手術計画用ソフトウェア、ナビゲーション、イメージングソリューション、脊椎・整形外科用磁気調整式インプラントシステム、術中神経モニタリング技術およびサービス等があります。 売上高は10億米ドル以上、従業員数は約2,700人、世界50カ国以上で事業を展開し、外科医、病院、患者にサービスを提供しています。詳しくは、www.nuvasive.com をご覧ください。

CI&Tについて
デジタル・トランスフォーメーションを加速するために - CI&Tはエンドー・ツー・エンドでデジタル変革を支援するパートナーです。デジタルネイティブな組織として、包括的かつスケーラブルなソリューションで顧客各社のビジネスインパクト実現を加速してきた25年の実績があります。グローバル展開する戦略・リサーチ・データサイエンス・デザイン・開発の4,000名の専門家たちとともに、顧客体験の革新および運用最適化による売上成長を可能にします。詳細については、CI&Tのウェブサイト https://ciandt.com/jp/ja をご覧ください。

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会社概要

CI&T株式会社

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URL
http://www.ciandt.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-5 リンクスクエア新宿 16階
電話番号
03-5778-4980
代表者名
セザール・ゴン
上場
海外市場
資本金
6500万円
設立
2009年07月