【進化を遂げる本格焼酎・泡盛の驚きをお届け】本格焼酎・泡盛がもっと自由に。蔵ツーリズムとフードペアリングが生む新たな体験価値
本格焼酎・泡盛の世界が、今大きくアップデートされています。炭酸割りやカクテルアレンジ、地域イベントや新たな飲用機会の誕生。楽しみ方が多様化し、焼酎は従来のイメージを超えて、より自由で開かれたカテゴリーへと進化しています。本ニュースレターでは、以下の2つのトピックで、本格焼酎・泡盛の広がる体験価値を紐解いていきます。
TOPICS
① 飲むだけじゃない、学ぶ・触れる・出会う。“焼酎蔵ツーリズム”が活発に。
② 多国籍な食文化との融合へ。フードペアリング提案。

九州観光まちづくりAWARD特別賞受賞、注目の「球磨焼酎蔵ツーリズム」とは
飲むだけじゃない、焼酎の新定番「球磨焼酎蔵ツーリズム」について
球磨焼酎蔵ツーリズムとは、球磨焼酎の酒蔵めぐりや様々な体験を通じて、球磨焼酎および人吉・球磨地域を感じ、楽しでもらう観光プロジェクトです。現在は、蔵元12社を中心に、卸・地域事業者・交通事業者など計15社が参画しています。2025年には、JR九州グループ主催の「九州観光まちづくりAWARD2025」において特別賞を受賞するなど、地域の魅力を発信し、伝統や文化を守りながら新しい「もの」「こと」「風景」を生み出す活動として、注目を集めております。
(参考)日本を代表する米焼酎ブランド・球磨焼酎について
熊本県球磨郡及び人吉市でつくられる、日本を代表する米焼酎ブランドです。人吉・球磨地方は周りを山々に囲まれた盆地。周りの山々から流れ出す水は清流 球磨川/地下水となり、盆地ならではの寒暖差の激しい気候と相まってお米が作られています。この軟水とお米を原料に米焼酎がつくられてきました。すっきりした口当たりでクセが少ないものから、華やかな香りと甘みのあるものまで、多様な球磨焼酎があります。

◆“約500年前から受け継がれてきた、歴史ある米焼酎
人吉・球磨地方では、約500年前から米焼酎造りが行われてきました。藩主相良氏は当時、東南アジアや大陸と活発に交易をしており、蒸留技術が持ち込まれたことが焼酎造りのきっかけになったのではないかとも言われています。人吉球磨の独自の文化が造り出した技は500年もの間変わらず受け継がれ、現在も27の蔵元が点在し伝統の製法と多彩な味を守り続けています。

◆“日本に5つしかない”産地呼称が認められた、数少ない焼酎ブランド
ウイスキーのスコッチやワインのボルドー、ブランデーのコニャックなど、地域の特性や伝統的な製法が結びついた酒や農産物を、国が地域ブランドとして登録・保護する制度(GI制度)があります。球磨焼酎は、壱岐焼酎・薩摩焼酎・琉球泡盛・東京島酒などと並び、日本に蒸留酒では、5つしかない産地呼称が認められた、数少ない焼酎ブランドの一つです。
インバウンド需要も見据えた、蔵を活用したさまざまなプログラム例
飲むだけじゃない。足湯・熟成・防災まで体験できる多様なプログラム
本物の樽材を使った熟成体験や、伝統的な酒器「ガラ・チョク」で味わう昔ながらの飲み方、マイブレンド体験、オリジナルラベル作りなど、蔵元ごとの個性を活かした多彩な体験を用意しています。中には温泉が湧き出る蔵で、球磨焼酎を味わいながら、足湯体験を楽しめるプログラムもあります。特に、焼酎造りの現場を体感しつつ、2020年の球磨川豪雨を経験した蔵元から防災を学ぶプログラムが人気を集めています。

御朱印ならぬ“蔵印”集め!? 推しの蔵元に出会う楽しみ「蔵印帳」
蔵元巡りをより楽しむ仕掛けとして「蔵印帳」も用意しており、蔵ごとに“御朱印ならぬ蔵印”を集めながら、自分だけのお気に入りの一本を探すだけでなく、“推しの蔵元”に出会う楽しみもあります。

約500年続く球磨焼酎の歴史と文化を五感で体感する「焼酎館」
500年以上続く球磨焼酎の歴史と文化を五感で体験できる場です。館内では、原料や製法の違いによる味わいの奥深さを学べる展示を揃えています。また、インバウンド需要の高まりを受け、英語対応の解説や多言語パンフレット、海外旅行者向けの体験プログラムも充実させています。


球磨焼酎蔵ツーリズム協議会 会長 堤 純子さん
神戸親和女子大学を卒業後、広告代理店に勤務し、2003年に繊月酒造に入社。2026年で創業123年を迎える、繊月酒蔵の4代目社長。
<メッセージ>
球磨焼酎蔵ツーリズム協議会は、設立直後である2020年7月に球磨川豪雨に見舞われ、蔵や鉄道が大きな被害を受けました。一方で、この水害をきっかけに、「一つの蔵元も欠けることなく、この文化を未来へつなぎたい」という想いが改めて共有され、蔵元同士の連携はより強まりました。近年は鉄道の完全復旧も進み、地域は少しずつ元の姿を取り戻しています。同じ水系を使いながら蔵ごとに異なる味わいが生まれること、そして蔵元が密集し短期間で巡れることが球磨焼酎の大きな魅力です。体験型プログラムを通じて、焼酎とともに人吉・球磨という土地そのものの魅力を感じていただけたら嬉しいです。
また、日本最大急流の一本でもある球磨川で育つ天然の鮎とのペアリングは絶品です。定番の塩焼きや、鮎ずしなど、さまざまな鮎料理とともに、ぜひお気に入りの一杯の球磨焼酎をお楽しみいただきたいです。
球磨焼酎蔵ツーリズムだけじゃない!? 「泡盛トレイル」にも注目
「泡盛トレイル」は、コロナ禍を経て再び拡大する国内外からの沖縄旅行者を対象に、伝統の酒・泡盛を観光コンテンツとして磨き上げることを目的とした取り組みです。泡盛とツーリズムを掛け合わせることで、新たな消費や仕事を生み出し、酒類・観光分野にとどまらず、流通、交通、歴史文化振興など、沖縄全体に好循環をもたらすことを目指しています。
県内各地の泡盛酒造所(全17社)を舞台に、蔵や製造工程の見学、ガイドツアー、試飲、レクチャーなどを通じて、琉球泡盛の奥深さと、沖縄という地域そのものの魅力を体感できる機会を創出します。
焼酎のアップデートは新世代から-多国籍料理とのペアリング-
これまで焼酎は日本の郷土料理と組み合わせて楽しむものというイメージが一般的でしたが、韓国料理や四川料理、さらにタイ料理やインド料理など、多国籍料理の現場で、スパイスの効いた料理とのペアリングに広がり、焼酎の奥深さに気づく人も増えています。
提供される焼酎のラインナップはまだ限定的ではあるもののフードペアリングの可能性は拡大してきています。そして多国籍な食文化と交差が若年層の関心を呼び起こし、飲み手の裾野も広がっています。
また焼酎は“カスタマイズを楽しむ酒”として多様性が若い世代にも広く浸透しています。ハイボールの普及により、1杯目の選択肢がビール一択だけでなく、焼酎のソーダ割りへと広がりました。お湯割りも冬の新しい楽しみ方として見直されています。割り方や温度、グラスを選ぶといった“自分好みの飲み方を作る体験”が、20代にも響いています。こういった飲み方の自由さがフードペアリングとの親和性の高さにもつながっています。
※本格焼酎・泡盛を過去1年間に1回飲んだことがある方を対象とした「本格焼酎・泡盛の飲用調査 2025」より
【進化を遂げる本格焼酎・泡盛の驚きをお届け】世界が注目する“新潮流”の幕開け~ 広がる本格焼酎・泡盛の楽しみ方 ~
焼酎は今、世界の食と交差し、多様な料理とのペアリングが進むことで、その可能性は今後さらに広がっていきます。
Expert Voice
焼酎は“おじさんが飲むお酒”というイメージがかつてはありましたが、捉え方が大きく変わってきていると感じます。特に20代後半を中心とした若い世代は、好きな銘柄を選び、割り方や飲み方を自分好みにカスタマイズしながら、焼酎と食の新しい組み合わせを楽しんでいる姿が印象的です。
こうした広がりを牽引しているのは、若い世代の料理人やスタッフたちだと考えます。各店舗が独自性として焼酎を打ち出し、自発的に新しいスタイルを生み出しています。その結果として、ここ1~2年で、ワインと焼酎が同じ棚に並ぶ光景も見られるようになり、焼酎はより自由で、より開かれた存在へと進化していると感じています。

「RiCE」「RiCE.press」編集長。ライスプレス代表。 稲田 浩氏
2016年にライスプレス株式会社を設立。同年10月にフードカルチャー誌「RiCE」を創刊。2018年1月よりウェブメディア「RiCE.press」をロンチ。
■本格焼酎・泡盛について
焼酎は大きく単式蒸留焼酎(焼酎乙類)と連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)に分けられます。自然の原料を使い、昔ながらの製法で造られているのが単式蒸留焼酎で、本格焼酎と呼ばれます。そのうち沖縄県特産のものを「泡盛」と言います。
■日本酒造組合中央会について
日本酒造組合中央会は、日本の國酒である本格焼酎・泡盛、日本酒、本みりんの蔵元が所属する日本産酒類最大の団体で、当会は国内だけでなく、海外市場での本格焼酎、泡盛、日本酒の展開を促進しています。当会は、「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」に基づき1953年に設立。日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんの生産者約1,600社が会員となっており、そのうち単式蒸留焼酎製造者約600社は、2,000以上の銘柄を生産しています。
詳細はこちら https://www.japansake.or.jp/
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