カナダ国立研究機構(NRC)・ケベック木材製品輸出振興会(QWEB)の視察団がフィリックス株式会社の各工場を訪問 — 工業化・木造建設を推進する技術「FELIX工法7.0」への高い関心を示す —

2025年11月12日、NRCおよびQWEBを中心とする視察団が、フィリックス株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:水野秀則)の静岡県富士市内の3工場を訪問しました。

フィリックス株式会社

▲「FELIX工法7.0」の建て方の実演風景

■カナダ国立研究機構・ケベック木材製品輸出振興会の視察概要

2025年11月12日(水)、カナダ国立研究機構(NRC)およびケベック木材製品輸出振興会(QWEB)を中心とした視察団が、当社の静岡県富士市内の各工場(富士第一工場・富士第二工場・富士開発工場)を訪問しました。視察団は当社が独自開発した技術「FELIX工法7.0」に強い関心を寄せ、予定時間を30分以上延長するほど活発な意見交換が行われました。

視察団には、ケベック州の壁パネル・屋根トラス・モジュールメーカーなど住宅関連企業の主要役職者が参加。日本の工業化住宅の仕組み、BIM環境、設計と製造の連携方法など、幅広い領域に関心を寄せていました。特に、2024年夏に当社が発表した「FELIX工法7.0」については、視察前より問い合わせが寄せられるなど来日前から注目を集めていました。

■当日の視察の様子:「FELIX工法7.0」に集まった熱意

視察は、加工工程の富士第二工場、組立工程の富士第一工場、そして「FELIX工法7.0」の開発拠点となる富士開発工場の順で実施。工場内では、当社の社長・役員・プレカット事業部・プレカット開発事業部・設計部の各担当者が対応し、専門的な議論が展開されました。

● 富士開発工場での白熱した質疑応答

富士開発工場では、参加者の方々から次々と質問が寄せられました。

「柱のつくりや壁の素材」「石膏ボードの厚みの理由」「外壁材の材質や取り付け方」「家の基礎とパネルの接続方法」など、住宅がどのように組み立てられているのかを深く知ろうとする質問が多くありました。さらに、「雨の日でも品質を守るための工夫(雨養生)」や「専用機械(ガーターリフト)を使った効率的な施工方法」に関する質問も上がり、参加者は展示されているパネルやモデルハウスを細かく観察しながら熱心に意見を交わしていました。

その熱量は非常に高く、質疑応答は予定時間を大きく超えるほど盛り上がりました。

▲「FELIX工法7.0」の概要説明
▲「FELIX工法7.0」の質疑応答

● 「FELIX工法7.0」で組み立てたモデルハウス

視察のクライマックスとして、モデルハウス内で「FELIX工法7.0」の概要動画を視聴。
参加者が撮影を行う姿や、「データをぜひ提供してほしい」という声が上がるなど、工法への強い関心が再度示されました。

▲モデルハウス内で「FELIX工法7.0」の概要動画を視聴
▲モデルハウスの外観

■ カナダ側から寄せられた評価の声

視察後、QWEB担当者から「カナダ産業調査公社のメンバーも、カナダに貴社のような先進的・革新的な企業があれば業界の発展も加速化するだろう」とのコメントが寄せられました。

当社の技術は、海外の専門家から見ても革新的であり、日本の工業化・木造建設の技術が国際的に評価されていることが改めて確認されました。

■ 今後の展望:カナダとの技術交流を推進

今回の視察を契機として、QWEBからは北米地域における工業化住宅の普及に向け、今後も継続した意見交換を行いたいとの意向が示されました。また、当社代表のカナダ大使館およびカナダ現地への訪問計画も検討されており、北米における工業化住宅分野での連携の可能性も高まります。

▲「FELIX工法7.0」で生産した壁パネル

「FELIX工法7.0」とは

「FELIX工法7.0」は、サッシ・建具・外装サイディング・断熱材・石膏ボード・電気用配管までを取り付けた壁・床パネルに加え、階段ユニット・ベランダ水勾配・吊り天井をすべて工場内で製造し、建設現場へ一括搬送する“工業化・木造建設”の当社独自の技術です。

住宅建設工程の約70%を工場で完了させることで、現場作業は大幅に簡素化され、工期短縮・品質均一化・職人依存の軽減・工事音の低減・物流負荷の低減を実現します。その結果、建設業界が抱える「工期遅延」「職人不足」「工事音問題」「物流コストの増加」といった課題の解決が望めます。

2026年4月には、専用パネルの生産拠点となる「常滑工場」(愛知県常滑市)が完成予定で、当工法の供給体制を全国レベルへ拡大します。

また、2025年12月末に"枠組壁パネル圧縮工法"の特許取得を予定しているとともに、専用CADシステムの開発にも挑戦。将来的には「FELIX工法7.0」を「7.5」「8.0」へと進化させ、工業化・木造建設の新しいスタンダードをつくることを目指していきます。

当社のミッションは、「工業化・木造建設を世界のスタンダードにする」です。
ビルダー様・商社様と連携し、日本全国、そして海外へ向けて、この工法の普及を進めてまいります。

〈 FELIX工法7.0の特許取得状況 〉

・枠組壁パネル圧縮工法:特許査定済(2025年12月末取得予定)

・枠組壁工法を用いた建築物の建築工法(7.0工法):出願中

・2×4通し柱工法:出願中

・枠組壁頭つなぎパネル:出願中

・足場固定雨養生:出願中

【フィリックス株式会社について】

工業化・木造建設事業を展開しながら、土地仕入、意匠・構造設計、木材調達、2×4プレカット製造、アパート建築・販売・賃貸管理までを一貫して手がける、アパート・ハウスメーカーです。各部門が密に連携することで、「企画・設計・製造・施工・管理」をワンストップで提供できる体制が築かれました。これが当社最大の強みです。2008年10月、清掃・リフォーム業からスタートし、2018年に現商号となってから投資用新築アパート事業に本格参入。そして、2025年には、投資用新築アパートの年間完工戸数で東海エリア1位を達成しました。また、投資用新築アパート事業にとどまらず、工業化・木造建設事業では当社が独自開発した技術「FELIX工法7.0」の特許取得にも挑戦中。日本から世界へ、「建設・不動産改革」を実現する革新的なビジネスモデルを展開しています。

常識にとらわれず、新たな価値を創造し続ける―― それが、私たちフィリックスの目指す未来です

コーポレートサイト:https://www.felix-group.jp/

不動産サイト:https://www.felix-japan.jp/

2×4プレカットサイト:https://precut.felix-japan.co.jp/


▼会社概要

社名  :フィリックス株式会社

代表者 :水野 秀則

所在地 :〒450-6315 名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋15F

創業  :2008年10月1日

決算期 :9月

業績推移:2023年9月期:売上50億8710万円/社員数87名

     2024年9月期:売上71億6225万円/社員数90名

     2025年9月期:売上108億8300万円/社員数125名

事業内容:工業化・木造建設事業

     投資用新築アパート事業

     賃貸管理事業

     2×4プレカット事業

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フィリックス株式会社

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URL
https://www.felix-group.jp/
業種
不動産業
本社所在地
愛知県名古屋市中村区名駅1丁目 1-1JPタワー名古屋15階
電話番号
-
代表者名
水野秀則
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2008年10月