日本で唯一「桜えび」が水揚げされる駿河湾にて「桜えび」の2025年秋漁が開始|初日の水揚げ量は約2.3トン!
2025年秋漁は11/4(火)解禁!漁期は12/24(水)まで|由比漁協直営「浜のかきあげや」の「生桜えび丼」や「かき揚げ丼」など、とれたての桜えびを楽しめる桜えびグルメやお土産に人気の加工品も紹介
日本で唯一「桜えび」が水揚げされる「駿河湾(由比漁港・大井川港)」にて、桜えびの2025年秋漁が11月4日(火)より解禁され、同日夕刻より漁船が初漁に出港しました。
由比漁港・大井川港にて約2.3トンの水揚げがあり、翌11月5日の早朝に初競りが行われました。
桜えびの秋漁は、12月24日(水)晩まで行われる予定で、「由比漁港」にある漁協直営「浜のかきあげや」をはじめ、静岡市内の飲食店などでは、とれたての桜えびを味わうことができます。


●由比港漁業協同組合によるコメント
由比港漁業協同組合 大石 達也(おおいし たつや)組合長
秋漁が6日遅れて始まりました。少し時期が早いのもあってか魚体は少し小さいですが、今後、漁を重ねていくとえびの成長もあるので、より大きな魚体の群れを捕獲できることを期待したいです。

◆「由比漁港」桜えびの2025年秋漁 概要
【操業期間】2025年10月29日(水)から12月24日(水)晩まで
※桜えびの競りは、12月25日(木)朝まで
【休漁日】11月1日(土)、2日(日)、8日(土)、15日(土)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、
12月6日(土)、13日(土)、20日(土)
【所在地】由比漁港(静岡市清水区由比今宿字浜1127)
※10月29日(水)から11月3日(月)まで天候の影響により休漁となりました
※状況によって、前倒しで打ち切る場合もあります
※その他、天候不順により出港できない日もあります
由比港漁協直営の「浜のかきあげや」や「直売所」
◆漁港直営「浜のかきあげや」 概要
由比漁港内には、桜えびを中心とした由比の海の幸を提供する漁港直営の「浜のかきあげや」があります。サクサク、ふわふわのかき揚げを中心に、どんぶり、そば、うどんメニューを提供。土日は近隣のお客様だけではなく県外からのお客様も多く、昼どきには行列になることもある人気のお店です。
※メニューは状況によって変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
※お支払いは現金のみとなります。
【営業日】金・土・日・祝のみ 【営業時間】10:00~14:00
【紹介サイト】https://yuikou.jp/enjoy.html

◆「浜のかきあげや」メニュー
●生桜えび丼 1,100円
由比漁港でとれた生の桜えびをふんだんに盛り付けた贅沢な一品です。
※お持ち帰り不可

●由比丼 1,100円
桜えびの釜揚げと、由比漁港でとれたしらすの釜揚げをふんだんに使った“由比の幸のコラボ” どんぶりです。
※お持ち帰り不可

●かき揚げ丼 1,100円
サクサク、ふわふわの桜えびのかき揚げを贅沢にご飯にのせたかき揚げ丼。
お持ち帰りも可能です。

●かき揚げ(1枚) 600円
かき揚げ丼にも使用しているかき揚げ。
そのままスナック感覚で食べても、ご自宅用にしても嬉しい一品です。

◆「由比港漁協直売所」 概要
由比漁港内にある桜えびやしらすなど由比の特産品を取り扱う由比港漁協の直売所です。ご自宅用やおみやげをはじめ、贈り物にも喜ばれる商品を販売。また、荷物をあまり増やしたくない方にはオンラインショッピングがおすすめです。
【営業時間】8:00~17:00 【定休日】月曜・祝日の翌日・年末年始
●生桜えび(冷凍・200g) 1,450円※オンライン価格
由比漁港でとれた新鮮な生の桜えびを鮮度そのままに、パックに詰めて冷凍しています。そのまま食べても、定番のかき揚げ、パスタに入れても美味しく食べられます。

●素干し桜えび(30g) 850円※オンライン価格
水揚げ直後の新鮮な桜えびを、そのまま天日干しにしています。うどんや蕎麦、お好み焼き、焼きそばなどのトッピングとしておすすめです。

静岡の桜えびを使用したご当地グルメや商品を紹介
◆ ご当地グルメ「桜えびの沖あがり」
桜えびの沖あがりは、生の桜えびを豆腐やねぎと一緒にすき焼き風の味付けで煮込んだ鍋料理です。由来は、沖から上がった桜えび漁の漁師が、漁で冷えた身体を温めるために甘く味付けされた漁師めしが由来と言われています。
桜えびの漁期には取れたての生の桜えびを使用しますが、漁期以外でも通年、釜揚げや冷凍の桜えびが購入できるため、一年を通して家庭で作られています。漁師町の食堂や、静岡の郷土料理を提供するお店で出されることもあるので、訪れた際にはぜひ堪能してみてください。
出典 農林水産省「うちの郷土料理」参照

◆ 「静岡釜揚桜えび缶詰」
駿河湾の恵みである桜えびの釜揚げを、独自の製法でそのまま缶詰に詰め込みました。桜えび特有の香りや食感、鮮やかな色彩をいつでもどこでも楽しめます。年に数ヶ月しか水揚げされない旬の美味しさをそのまま閉じ込めた一品です。
【価格】864 円(税込)/缶 【内容量】40g
【保存方法】直射日光を避け、常温
【詳細はこちら】山梨罐詰株式会社HP:https://yamanashi-can.shop-pro.jp/?mode=f12

静岡市の桜えび漁に関して
◆ 静岡市の桜えびについて
桜えびは駿河湾の特産で、漁場は主に富士川沖と大井川沖です。他の海域にも生息してはいますが、漁獲対象となっている場所は、日本では駿河湾しかありません。漁獲された桜えびは、由比漁港と大井川港に水揚げされています。
桜えびは、日中は水深200m以下の深海で生活していますが、夜になると上層まで浮上してきます。そのため、漁は夜間に行われます。漁法は「船びき網」で、2そうの船で網をひいて漁獲をします。現在、118隻59ヶ統が県知事から許可を受けて操業しています。
静岡県漁業調整規則により、産卵期である6月11日から9月30日が禁漁期間と定められており、また、漁業者が自主的に1~3月頃を禁漁としているため、漁期は、3月下旬~6月上旬までの「春漁」と、10月下旬~12月下旬の「秋漁」とに分かれています。
桜えび漁は、共同操業で行われており、漁業者全員が一体となって、出漁日や日毎の漁獲量を定めるなど、資源管理に力を入れた漁業となっています。
◆ 近年の桜えび漁の様子
桜えびを巡っては、記録的な不漁をきっかけに、県桜えび漁業組合が2018年から資源回復を目指し、主な産卵場である駿河湾の奥に「保護区」を設定するほか、漁を行う隻数や網を入れる回数の制限など、自主規制を行ってきました。その甲斐あって、桜えびの年間水揚げ量は、2020年の約128トンから、2023年には約500トンと、少しずつ回復の兆しが見えてきたところです。「駿河湾の恵み」をぜひ味わってみてください。
※年間水揚げ量は由比漁港と大井川港で水揚げされた静岡県全体の数量です。
桜えびPR動画のURL:https://m.youtube.com/watch?v=hWfRTow9YPk
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
