同性婚訴訟「違憲」判決!ゲイ男性172名のリアルな声を独自調査
xxx株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:髙田 圭)は、2018年にゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジ(以下「ブリッジラウンジ」)の運営を開始しました。
ブリッジラウンジは、当事者である会員へ、同性婚及び社会での「生きづらさ」についてアンケート調査を実施しました。
※本プレスリリース引用時は、「ゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジによる調査である旨」の記載と、リンク(https://www.bridge-lounge.jp/)を設置お願いいたします。
■調査概要
2024年10月30日、東京高裁にて「結婚の自由をすべての人に」訴訟の違憲判決が言い渡されました。
実際、当事者は同性婚をどのように受け止めているか、そしてセクシュアリティに関する悩みもふくめ、アンケートを実施しました。
調査期間:2024年9月16日~10月6日
調査機関:ブリッジラウンジ会員に対して自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:172名
■回答者の属性
【国籍】日本国籍(97.7%)/日本以外の国籍(2.3%)
【年代】20代(15.1%)/30代(42.3%)/40代(31.4%)/50代(11.6%)/60代以上(0.6%)
【居住地】東京・千葉・神奈川・埼玉(84.9%)/栃木・茨城・群馬(2.9%)/関東圏外(12.2%)
■約4人に1人が転職を考える
職場におけるLGBTQ+研修やDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)研修を行う企業も増えた一方で、自身のセクシュアリティを理由に、転職を考えたことがある(考えている)・実際に転職をしたことがある、と回答した人は約4人に1人の割合でした。
■働きづらいと感じる理由
・「結婚は?」「彼女は?」と聞かれる
・差別的な発言を耳にする
・女性を紹介される
・独身のため「ゲイなの?」と聞かれる
・風俗に誘われる
・結婚至上主義の上司がいる
・異性愛者であることが前提の話題が疲れる
・異性愛者と偽ることが苦しい
・既婚者が優遇される
・理解者がいない
■約3人に1人が「地方・日本」から出たい
次に、自身のセクシュアリティを理由に「生活拠点を変えたいと考えたことはあるか」について、考えたことがある人の割合は全体の37.2%で、約3人に1人が該当。
選択肢は以下の5つ。
①一都三県・北関東以外の地方から上京をした(考えた)ことがある(21.5%)
②海外留学・海外移住をした(考えた)ことがある(6.4%)
③上記①②両方をした(考えた)ことがある(9.3%)
④上記①~③いずれも考えたことはない(58.1%)
⑤その他(4.7%)
最も多かったのは「上京を考えたことがある」という回答でした。
「地方」はなぜ生きづらいと感じるのでしょうか?
■性的マイノリティとして「地方」で生きづらいと感じる理由は?
・同セクシュアリティとの出会いがない
・同性パートナーと出歩けない
・同性愛者への偏見が強い
・女性と家庭を築くことを勧められる
・コミュニティが狭い
・パートナーシップ制度が導入されていない
圧倒的に多かったのは「地方には出会いがない」という回答。
「都心へ行けば、同じセクシュアリティの人や、ジェンダーへの理解がある人も多く、周りの目を気にする必要がなくなると思った」という回答も多く、性的少数者にとっての地方での生きづらさが浮き彫りになりました。
■セクシュアリティを理由に「日本」を出たいと思った理由
海外留学・移住を考えたことがあると回答した人は、全体で約15.7%。
当事者の約6人に1人が「日本での生きづらさ」を感じていることになります。
その理由も聞くと、「同性婚」という言葉も浮かび上がってきました。
・同性婚がある国なら、好奇な目で見られない
・同性婚がある国なら、普通の日常生活が送れる
・同性婚がある国なら、差別や偏見が少ない
・日本よりも多様性を受け入れてくれる国があると思ったから
最も多かった理由は「同性婚が認められている国ならセクシュアリティに関して理解があると思った」の回答。
こうした理由からも、同性同士の婚姻が認められることで「誰もが生きやすい日本社会」への一助となることが分かります。
■同性婚を望む当事者は7割以上
「同性婚の法制化を望む」の回答は、全体で71%。
その中でも、「同性婚の法制化を望み、自分も利用したい」という回答は51.2%と最も多く、回答者の半数以上でした。
望んでいる、自分も利用したい(51.2%)
望んでいる、自分は利用しない(16.3%)
望んでいる、自分の利用は分からない(3.5%)
望んでいない、自分も利用しない(8.7%)
わからない(18.6%)
その他(1.7%)
「望んでいない・利用しない」の回答者の中には「同性婚=セクシュアリティのカミングアウトに繋がるため、周囲の理解がない環境だとリスクになる」と考える声も一定数ありました。
職場環境も含め、日本社会の認識が変わることで、今回「利用しない」と答えた方の意向も変わっていくかもしれません。
■日本社会が抱える現状課題とこれから
2024年10月30日、札幌高裁に続き、違憲判決が下された「結婚の自由をすべての人に」訴訟の東京高裁。
サービス立ち上げから7年目となるゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジでは、お客様から社会での生きづらさについてもご相談をいただくことがあります。
日本における同性婚法制化の期待が高まる一方で、リアルなお声との乖離を感じ、今回のアンケート調査を実施いたしました。
日本における同性婚法制化の期待が高まる一方で、リアルなお声との乖離を感じ、今回のアンケート調査を実施いたしました。
職場環境・生活環境などあらゆる社会で、関わる人々が正しい知識を得る必要性を感じると共に、社会認識のキッカケとなる「同性婚」が一日も早く日本で認められることを心から望みます。
■xxx株式会社の社内アクション
xxx(エイジィ)株式会社が運営する男性同士の結婚相談所です。
専任コンサルタントが、個々の恋愛観に向き合い、出会い・恋愛のノウハウを提案しながら、ご紹介からカップル成立まで、トータルサポートしています。
【略歴】
2016年5月 「ゲイマッチングアプリBridge」iOS版サービス開始
2016年9月 「ゲイマッチングアプリBridge」Android版サービス開始
2018年1月 「ゲイ専用結婚相談所ブリッジラウンジ」サービス開始
中野区から新宿区へ拡張移転
2021年12月 新宿区から渋谷区へ拡張移転
2023年4月 「レズビアン専用結婚相談所ブリッジラウンジ」会員募集開始
【本件に関するお問い合わせ】
xxx株式会社 LGBT婚活事業部
担当者名:石垣 桃
電話番号:03-5937-2215
FAX:03-3537-2216
メールアドレス:info@bridge-lounge.jp
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