「子どもにお金を惜しまない」が8割以上!女性トレンド総研が子育てママ×消費の実態調査を実施
良い経験のためなら消費を惜しまない親たち
◆「子どもへの投資惜しまない」8割超。注目のキッズ市場!
Q.子どもにとっていいことや物に、お金を惜しまない
22.1%が「とても当てはまる」、62.9%が「やや当てはまる」と回答、「とても当てはまる」「やや当てはまる」の合計が8割超となりました。いいことや物にはお金を惜しまない 、ということは、子どもに対して付加価値のある物やサービスが選択されると考えられます。 反対に、「自分にとっていい ことや物にお金を惜しまない」割合は4割ほどで半分以下の結果となりました。
◆進む少子化、伸びる子ども関連ビジネス市場
厚生労働省の発表によると2022年の国内の出生数(速報値)は前年比 5.1%減の79万9728人と、過去最低を記録しています。急速な少子化の一方で、国内子ども関連ビジネス市場は堅実に成長を続けており、2020年度はコロナ禍でいったん減少したものの2022年度にはコロナ前の市場規模にまで回復する見込みです。また、参議院の調査室によると、子どもの数が減少しているのに反して子ども一人当たりの年間教育費は年々上昇、年間教育費はこの30年で10万円以上も増加していることがわかります。キッズ市場は6ポケット市場(子ども1人に対して、両親と祖父母の合計6人の財布が潜在している)ともいわれ、少子化においても成長が期待できる市場といえるでしょう。
◆約2割が月額1万円以上を投資
Q.子どもに関するものの、1ヵ月のおおよその購入金額を教えてください。
全体で多かった回答が「1,000円~3,000円未満」が21.0%、「3,000円~5,000円未満」が22.8%、「7,000円~1万円未満」が15.8%となりました。また子どもに対し月に1万円以上使用しているのは23.3%となりました。こちらの回答を「Q.子どもにとっていいことや物に、お金を惜しまない」の回答ごとにみてみると、「とても当てはまる」と回答した人が1万円以上使用している割合が36.5%と10%ほど多くなる結果となりました。
◆子どもの塾や習い事は子ども発信が約6割!
Q.お子さんが利用している塾や習い事は誰の希望で始めましたか?
「子ども」が58.2%、「自分(妻)」が31.6%、「パートナー(夫)」が7.6%となりました。子ども発信で塾や習い事を始めているケースが6割近くと最も多く、関連ビジネスのマーケティングに際してはいかに子どもの心を捉えられるかが重要となるといえます。子どもが希望して、良い経験になることがわかっていれば、保護者は出費を惜しまないと思われます。
◆子ども関連の商品は子どもへのPRが必須!
Q.過去半年以内で、子どもが自主的に希望をし、購入もしくは利用につながったものはありますか?
子どもの希望で購入・利用につながった割合が多いものとしては、「食品(90.2%)」「休みの日のお出かけ(82.4%)」「外食先(79.0%)」「衣料品(76.0%)」「おもちゃ(76.0%)」「本・絵本(70.1%)」「学校で使用する文房具(60.5%)」が挙げられました。上記の中で「休みの日のお出かけ」「食品」「外食先」「衣料品」は購入の主導権は主に母親が握っているものの、子どもの希望が反映されやすい物・サービスとなり、マーケティングに際しては、子どもへのPRが欠かせないといえます。特に、お出かけ、外食、おもちゃ、衣料品は5,000円以上使っている割合が2割以上と一定数見受けられるため、見逃せない市場です。
◆子ども向けプロモーションはYouTubeが効果的な結果
Q.子ども自身が、「欲しい!」と思うきっかけになっているのはなんだと思いますか?全て教えてください。
「店頭で見かけて」が53.8%、「テレビ」が51.7%、「周りの友人が持っていて」が50.8%、となりました。POPは子どもにも伝わるように写真やイラストで分かりやすくしたり、店頭で映像等を使用し訴求するのも効果的だといえます。その他、YouTubeがきっかけとなっている割合も40.5%いるため、YouTubeを利用した訴求も欠かせません。
HERSTORY REVIEW 子どもに関するお買い物の調査 概要
調査期間:2023年5月10日〜2023年5月14日
調査方法:インターネット調査
調査対象:3~12歳(幼児・小学生)の子どもを持つ女性440人
調査会社:株式会社ハー・ストーリィ https://www.herstory.co.jp/
本調査のローデータ(税込33,000円)販売中:https://www.herstoryshop.jp/research
女性トレンド総研について
女性トレンドを30年以上追い続けている株式会社ハー・ストーリィの研究機関です。毎月、世代別、状態別に定量定性調査を重ね、インサイト分析を行っています。消費者動向を先読みし、企業にトレンド変化をレポートしています。
HERSTORY REVIEWについて
女性トレンド総研が消費の8割に影響を及ぼす女性の消費動向、市場の最新トレンドを毎月追いかけており結果の月刊レポートを展開し各企業のマーケティングに幅広く活用いただいています。本リリースの調査の詳細は7月号のHERSTORY REVIEWをぜひご覧ください。
https://www.herstoryshop.jp/review-list-new
HERSTORY REVIEW7月号(6月10日発行)好評発売中
年間購読税込54,000円(月払5,500円)
7月号トピック:
・Case1星野リゾート「リゾナーレの旅育」
・Case2株式会社グルーヴノーツ「TECH PARK」遊び感覚で子どもの主体性を引き出す!テクノロジーを学ぶ
・良い経験のためなら消費を惜しまない親たち
・女性消費者インタビュー調査
・女性10ペルソナのトレンドワード HER TREND
・女性視点マーケティング最前線 Marke-Jinに聞く VOL.54
・国内ローカルNEWS
・海外フード最前線 from FOODIAL
【大好評】女性10ペルソナ別のトレンド
HERSTORY REVIEWでは10ペルソナ別のトレンドを毎月研究発表しており、各企業様のマーケティングで実用的に活用ができるととても好評をいただいています。
HERSTORYについて
「100年残したい日本の会社(扶桑社)」10社に選出。Forbes Japan女性活躍企業賞 全国第2位を受賞。日本で唯一の女性視点マーケティング®を推進し全ての企業のマーケティングのサポートを実行しながら“あしたのしあわせ”を創造することをミッションしている。
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