ECOPELと DYECOOがタッグを組み史上初の無水染色エコファーを開発

仏KERING社の2020 年に発表した協業における枠組みの中でスタートした画期的プロジェクト

八木通商株式会社

リュクスなエコファーブランドの仏ECOPEL社が(株式会社エコペルジャパン 東京都港区、代表取締役社長 住吉聡)オランダのDYECOO(ダイクー)社とタッグを組み、ECOPELのリサイクルポリエステルを使用しDYECOOの画期的な最新テクノロジーで染色した、史上初の無水染色のエコファー製作を発表した。このプロジェクトは仏KERING社の2020 年に発表した協業における枠組みの中でスタートしたものである。

繊維染色は、ファッション業界において常に最も環境に悪影響を与えるプロセスの 1 つ。現在、生地 1 トンあたりに 200 トンもの水が使用されていると推定されている。

この事実に対し、染色による環境への影響を軽減するための新しい解決策を見つけることは、サプライチェーンにおける最もサステナブルな方向へ導く重要なステップである。

 

そのテクノロジーは、再利用CO2を基に水や化学物質を使わずに染色を可能にする史上初の 100% ウオーター+ケミカルフリーのプロセスであり、繊維メーカーの水質資源への依存度と化学物質の使用を軽減するものである。

 

現在倫理的観点からリアルファーを使用しない方針を発表するブランドが増えており、エコファーの使用・消費はファッション業界で更に勢いを増している。一方で、より持続可能なファッションシステムを構築し、多くのサプライチェーンで環境への影響を削減するための解決策の検討が課題となっている。

 

「DYECOO のテクノロジーは数年前から産業レベルで利用可能になっており、異なった製品での使用は関係する全てのチームの献身と共に大きなチャレンジでエキサイティングなものである。また、ヨーロッパのウォーターフリー・ケミカルフリーの処理施設がまもなく大量生産にも対応可能となることは先見的な発想でもあった。これは、KERINGがファッション業界における資源消費の削減として取り組んでいる、多くのプロセスイノベーションの一環である。」

KERINGのヘッド・オブ・マテリアル・イノベーション・ラボの

Christian Tubito(クリスチャン・トゥビト)氏のコメントより。

 

素材として、この無水染色のエコファーは、シープスキンの様なビジュアルと風合いを持ち発色も非常に豊かなもの。

このコラボレーショングループは、スペインに拠点を置くエコファー素材メーカー、現在はECOPEL のグループ企業でもあるARETO(アレト)を通じて新たなフェーズをスタートさせる。無水染色のエコファーのコレクションが間もなくグローバル市場にデビューする予定である。

 

DYECOO(ダイクー)について

DYECOO Textile Systems は、オランダに拠点を持つ持続可能な染色技術の世界的リーディングカンパニーであり、二酸化炭素による染色ソリューションで繊維業界に革命を起こしている。

従来、染色工程で使用されてきた水や化学薬品を排除することで、DYECOOの技術は、環境への影響を大幅に削減しながら、優れた発色の実現を提案する。

DYECOO Textile Systems はイノベーション、サステナビリティと二酸化炭素排出量の削減に焦点を当てて取り組み、繊維業界に前向きで劇的な変化をもたしている。

 

ECOPEL (エコペル)について

ECOPELは、高級エコファーのリーディングカンパニー。 フランスで20年前に設立されて以来、有名ラグジュアリーブランドを含む300以上のブランドと提携してきた。 史上初のバイオベースファーKOBA®(こちらはすでに市場で入手可能)のオーナーであり、リサイクル繊維の使用を支持・奨励している。今年7月開催予定のパリ・プルミエールヴィジョンでグループ関連各社と共に最新のサステナブル素材コレクションを発表する。

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会社概要

八木通商株式会社

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URL
http://www.yagitsu.co.jp
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
大阪府大阪市中央区北浜3-1-9
電話番号
06-6227-6830
代表者名
八木雄三
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1946年12月