潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)、過敏性腸症候群(IBS)患者を対象とした「お腹が敏感な人へのお菓子セミナーとお茶体験学習ツアー」を福寿園CHA遊学パークにてグッテが開催
【開催経緯】
IBDは、腸管の粘膜に潰瘍ができる発症メカニズムが未だ解明されていない、腸の炎症を伴う疾患です。 国内での患者数は、潰瘍性大腸炎が約22万人、クローン病は約7万人で、厚生労働大臣により指定される「指定難病」最大の患者数となっており、近年増加傾向にあります。またIBSはお腹の痛みや不調を伴い、それに関連する下痢や便秘などの便の異常が慢性的に持続する病気で、全人口の10%程度の方が罹患されているといわれています。IBSやIBD患者さんの多くは食事が消化器症状に影響を与えると感じており、食事に不安を抱え、食を楽しむ機会が限られる患者さんが多いと言われています。またコロナ禍ではイベントもオンラインにとどまり、食に関する体験型のイベントの要望も多く耳にしていました。
グッテはIBDやIBS患者さんの食に関する課題解決を目的として明治アクセラレーター第2期の中でソリューション開発に取り組んでいます。そのような中で、今回、宇治の露製茶株式会社(福寿園グループ)、明治アクセラレーターの協力の元、IBD、IBS患者さんやご家族らが、お茶に関する体験を通して食の喜びや楽しみを感じ、学びを得ることを目的として「お腹が敏感な人へのお菓子セミナーとお茶体験学習ツアー」を開催することとなりました。
【イベント概要】
タイトル: お腹が敏感な人へのお菓子セミナーとお茶体験学習ツアー
日時: 2023年7月13日(木)13時30分~15時55分
対象: IBD/IBS患者、IBD/IBS患者のご家族・パートナー (定員10名)
※要事前申し込み・参加料:3000円/1名
開催場所:福寿園CHA遊学パーク (〒619-0223京都府木津川市相楽台3-1-1(関西文化学術研究都市内))
主催:株式会社グッテ
協力:宇治の露製茶株式会社(福寿園グループ)、明治アクセラレーター
当日の流れ:
13時30分~13時40分 ご挨拶、スケジュール紹介等
13時40分〜14時10分 施設紹介、茶の展示パネル学習
14時10分~14時40分 石臼挽き抹茶体験
14時40分〜14時55分 施設内茶園見学
14時55分〜15時25分 茶種鑑定体験
15時25分〜15時55分 IBD/IBS患者さんが知っておきたいお菓子の豆知識
講師:・林 哲全 (株式会社 明治)
・宮﨑 拓郎 (米国登録栄養士・公衆衛生学修士/株式会社グッテ)
*お腹の調子に合わせてお茶を飲む量を調整いただいたり、茶の香りのみを楽しむことも可能です
申し込み:以下の登録フォームから必要情報の入力をお願いします。
( https://forms.gle/uaJYmhcFdm6gRuvb8 )
申込締め切り:2023年7月11日 *定員に到達次第終了いたします。
講師紹介:
林 哲全(りん・てつぜん)
株式会社 明治 研究本部 乳酸菌研究所 栄養機能研究部 主任研究員。2010年に東京工業大学総合理工学研究科修士課程を修了後、株式会社 明治(当時 明治製菓株式会社)に入社。2013年まで、チョコレート・ココア製造工場にて生産管理や新設備の立ち上げを行う。2014年から2021年にかけて商品開発研究所に在籍し、meiji THE Chocolateやオリゴスマートなど100品以上の商品を開発。2022年以降は乳酸菌研究所に異動し、カカオに含まれる成分分析および、その健康機能の開発を行っている。
宮﨑拓郎(みやざき・たくろう)
株式会社グッテ代表取締役、米国栄養士会所属登録栄養士、ミシガン大学日本研究センター連携研究員。帝人ファーマ株式会社にて中期経営計画策定、欧米・新興国での新薬事業開発などに従事した後退職し渡米。2018年ミシガン大学公衆衛生学修士(栄養科学)修了。在学中よりミシガン大学消化器内科にて臨床試験コーディネーター等を経験。2019年登録栄養士取得し帰国後現職。講談社より「潰瘍性大腸炎・クローン病の今すぐ使える安心レシピ」を共著で出版。その他執筆多数。
参考資料
1. 福寿園CHA遊学パークについて
創業230年を超える京都の老舗茶舗・福寿園が運営する福寿園CHA遊学パークは、緑豊かな茶園と日本茶のみならず世界の茶と文化に関する体験・見学施設です。お茶の知識を学んだり、「抹茶づくり体験」「茶道体験」「茶摘み体験」など様々な体験メニューも楽しめます。
福寿園CHA遊学パークホームページ:https://cha.fukujuen.com/
2. 明治アクセラレーターについて
明治アクセラレーターは、人と地球の健やかな未来を目指し、「食」「体とこころの健康」「サステナブル」「デジタル・テクノロジー」の領域で共創するパートナーを募集するオープンイノベーションプログラムです。創業100年の明治グループが培った技術とスタートアップ企業様の技術を掛け合わせ、共に一歩先を行く価値を創造していきます。
明治アクセラレーターホームページ:https://01booster.com/program/meiji/
3. 株式会社グッテ、Gコミュニティについて
米国ミシガン大学留学中に出会った宮﨑拓郎(米国管理栄養士・公衆衛生学修士)、鈴木紀之(経営学修士)らが2018年9月に創業した会社です。2019年7月にIBD患者オンラインコミュニティ「Gコミュニティ」を開始しました。Gコミュニティは、IBD患者さんとその家族らを対象とした医療の専門家(医療従事者・研究者)と患者さんが一緒に作るクローズドオンラインコミュニティです。2019年7月にサービスを開始し登録者は2500名を超えています。また2023年3月にはIBDやIBS(過敏性腸症候群)患者さんが作成したレシピを集めたレシピサイト「グッテレシピ」をオープンしました。
グッテホームページ:https://goodte.jp/
Gコミュニティ:https://gcarecommunity.com/
グッテレシピ:https://goodtecommunity.com/
4.炎症性腸疾患について
炎症性腸疾患は、腸管の粘膜に潰瘍ができる炎症性の疾患です。症状は、腹痛や下痢、下血などで、多くの場合は症状が軽快する「寛解」と悪化する「再燃」を繰り返し、QOL(生活の質)を低下させます。本疾患は、発症メカニズムが未だ解明されておらず、厚生労働大臣により「指定難病」に指定されています。 国内患者数は、潰瘍性大腸炎が約22万人、クローン病が約7万人で、近年、増加する傾向にあります1)。
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班による
「潰瘍性大腸炎の皆さんへ 知っておきたい治療に必要な基礎知識」(2020年3月改訂)、
「クローン病の皆さんへ 知っておきたい治療に必要な基礎知識」(2020年3月改訂)
5. 過敏性腸症候群について
過敏性腸症候群は下痢や便秘などの排便に伴う腹痛が持続する病気で発症メカニズムは解明されていません。症状は、腹痛や下痢などで、移動や学業、仕事などの日常生活や結婚などのライフイベントにも影響を与える、QOL(生活の質)低下に繋がる病気です。推定患者数は、全人口の10%程度といわれており、およそ10人に1人が罹患していると考えられています2)。
日本消化器病学会ガイドライン https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/ibs.html
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