渋谷慶一郎司会、次世代アーティストとマネジメントを考えるシンポジウムを12月13日に開催。池上高志、今井慎太郎、梅津庸一、齋藤帆奈、布施琳太郎らによる異分野、異世代の討論を公開
「分断と国境を越えるアーティストの生存戦略」をテーマに12月13日(土)代官山ヒルサイドプラザにて開催

音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョー株式会社(ATAK)は、12月13日(土)に代官山ヒルサイドプラザにて、次世代のアーティストやアートマネジメント志望者を対象とした公開シンポジウムを開催します。本シンポジウムでは、「アーティストにおける国際的な活動やキャリア形成」をテーマに、分断や国境を越えるアーティストの生存戦略についてのディスカッションを展開します。
登壇者には、東京大学教授で人工生命研究の第一人者である池上高志氏、国立音楽大学准教授でコンピュータ音楽家の今井慎太郎氏、美術家でパープルーム主宰の梅津庸一氏、粘菌を用いた作品で知られ科学と美術を横断するアーティスト齋藤帆奈氏、アーティストでありキュレーター/執筆家としても活躍する布施琳太郎氏、といった異才が名を連ねます。司会は渋谷慶一郎が務め、世代やジャンルの分断を超えた活発な議論を誘発します。
また、当日は2027年欧州初演に向けた弊社の国際共同制作へ参加する若手クリエイター向けの育成事業の詳細についても発表を予定しています。
学生からアーティスト、舞台芸術をはじめとする芸術活動に携わるプロデューサーの方まで、分野や立場を問わずご参加いただけます。以下のリンクよりお申し込みください。
お申し込み
https://atak20251213symposium.peatix.com
【シンポジウム概要】
日時:2025年12月13日(土)開場14:30 開始15:00(終了予定 17:30頃)
会場:代官山ヒルサイドプラザ(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29 ヒルサイドテラス内)
料金:1,000円(税込)(https://atak20251213symposium.peatix.com)
タイトル:「越境せよ、生存せよ。分断と国境を超えるアーティストの生存戦略」
登壇者:池上高志、今井慎太郎、梅津庸一、齋藤帆奈、布施琳太郎
司会:渋谷慶一郎
主催:アタック・トーキョー株式会社
助成:クリエイター支援基金

【司会】

渋谷慶一郎 / 音楽家
1973年東京生まれ。東京藝術大学作曲学科卒業。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽、サウンドインスタレーションまで多岐にわたり、東京・パリを拠点に活動を行う。
2012年初音ミク主演による人間不在のボーカロイド・オペラ『THE END』を発表、パリ・シャトレ座公演を皮切りにヨーロッパで巡回公演を行う。2018年AIを搭載したアンドロイドとオーケストラによる作品、アンドロイド・オペラ『Scary Beauty』を発表。2021年は新国立劇場の委嘱新制作にてオペラ作品『Super Angels』の作曲を務め、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2022年ドバイ万博にてアンドロイド・オペラ『MIRROR』を発表、2023年にパリ、2024年に東京凱旋公演。 2025年11月にサントリーホールにてアンドロイド・オペラ『MIRRORー解体と再生』を発表。来年5月16日には同作を大阪フェスティバルホールにて公演予定。生と死、そして人間とテクノロジーの境界領域を作品を通して問いかけている。
【登壇者】

池上高志 / 東京大学教授、アーティスト
物理学で理学博士を取得したのち、東京大学大学院・総合文化研究科教授として複雑系科学・人工生命研究を牽引し、生命進化モデル化や動く油滴の化学実験、鳥群シミュレーションなど独創的成果を挙げてきた。サウンドアートやアンドロイド研究でも国際的評価を受け、文化庁メディア芸術祭やアルス・エレクトロニカで受賞。科学と芸術を融合し、EXPO 2025「生命進化の樹」など社会発信にも注力。旭丘SSH活動支援など後進育成にも尽力している。著書に、「動きが生命を作る」(2007)、「人間と機械のあいだ」(2016)、「作って動かすALife」(2018)などがある。

今井慎太郎 / コンピュータ音楽家、国立音楽大学准教授
コンピュータ音楽家。国立音楽大学およびIRCAMで学び、文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツのZKMにて、またDAADベルリン客員芸術家としてベルリン工科大学にて研究および創作活動を行う。2008年よりバウハウス・デッサウ財団にてバウハウス舞台の音楽監督を度々務める。ブールジュ国際電子音楽コンクールにてレジデンス賞、ムジカ・ノヴァ国際電子音楽コンクール第1位、ZKM国際電子音楽コンクール第1位などを受賞。2015年に作品集『動きの形象』を発表。2020年より渋谷慶一郎と共にヒューマノイドロボットによる音楽実践に取り組んでいる。現在、国立音楽大学准教授および大阪芸術大学客員教授。

梅津庸一 / 美術家、パープルーム主宰
1982年山形生まれ。相模原と六古窯のひとつ信楽を拠点に活動。大量生産された器、フライパンやプラスチックトレーなどを型として用い、実用性をキャンセルするためにひっくり返しオブジェの土台とする陶作品。ほかに絵画、版画、映像、展覧会企画、批評など多岐にわたる活動を展開している。
主な展覧会に「梅津庸一|クリスタルパレス」国立国際美術館(2024年)、「梅津庸一|ポリネーター」ワタリウム美術館(2021年)、「パープルタウンでパープリスム」相模原各所(2018年)2025年8月よりダイエー海老名店にてパープルームギャラリーをリニューアルオープン。

齋藤帆奈 / 現代美術作家
東京と山梨県北杜市を拠点とする現代美術作家。多摩美術大学工芸学科ガラスコース卒業後、metaPhorest (biological/biomedia art platform) に参加し、バイオアート領域で活動を開始。2025年度より東洋大学総合情報学部助教。東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法を活かしたガラス造形や、生物・有機物・画像解析を用いた作品制作・研究を行う。近年は複数種の野生粘菌を採取・培養し、制作・実験に活用している。北杜市の拠点では古民家を改装し、バイオアートラボを構築している。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の境界の再考と、表現者と表現対象の不可分性。

布施琳太郎 / アーティスト
アーティスト。スマートフォンの発売以降の都市における「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、自ら手がけた詩やテクストを起点に、絵画や映像作品、ウェブサイトの制作、展覧会のキュレーション、出版などを行っている。
主な活動としてプロジェクト「パビリオン・ゼロ」(2025/葛西臨海公園、コスモプラネタリウム渋谷など)、個展「新しい死体」(2022/PARCO Museum Tokyo)、キュレーション展「惑星ザムザ」(2022/小高製本工業跡地)、ひとりずつしかアクセスできないウェブページを会場とした展覧会「隔離式濃厚接触室」(2020)など。著書として『ラブレターの書き方』(2023/晶文社)、詩集『涙のカタログ』(2023/パルコ出版)。
【参考URL】
2027年初演 国際共同制作プロジェクトについて(2025年6月11日時点)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000072022.html
若手育成事業について(2025年8月8日時点)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000072022.html
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