大学生の熱中症対策に関する実態調査<ガクセイ協賛>
大学生に熱中症に関するアンケート調査しました
株式会社ガロア (GALOIS Inc.、本社:東京都港区、代表取締役CEO:浅井亮祐、以下当社)は、日本全国の大学生(若者)を対象に熱中症対策に関する調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
調査概要
調査期間:2024年05月10日(金)~2024年05月11日(土)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約800の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生323名
対象属性:女性198人、男性125人、性別未回答-人
背景
当社は、2014年にサービスを開始した大学生専門の協賛プラットフォーム「ガクセイ協賛」事業を皮切りに、人材・不動産・エンターテイメント・医療など 10カテゴリの事業領域でインターネットを活用した送客プラットフォーム事業を展開しております。
「ガクセイ協賛」の導入団体は現在では800大学8000団体、会員数12万人を超えており、当社は、多くの学生の声を直接集めることができる強みを生かし、現代の学生の実態を通して新しい視点をご提案することを目的に調査事業を行っております。
質問項目
Q1.あなたは熱中症に気を付けていますか?(n=323)
Q2.外出した時に熱中症対策としてやっていることは何ですか?(n=323)
Q3.どのような飲み物で水分をとりますか?(n=151)
Q4.熱中症対策グッズは何を持っていますか?(n=323)(自由回答)
Q5.夏場はエアコンのある部屋で何時間くらい過ごしますか? (n=323)
調査結果のサマリー
・大学生の9割が熱中症に気をつけている
・とっている対策は「水分補給」
・選ばれている飲み物は「水・スポドリ」
・選ばれている対策グッズとして「扇風機・ハンディファン」
・夏場のエアコン稼動時間は「6〜9時間」がボリュームゾーン
大学生の熱中症に対する対策事情
はじめに「Q1.あなたは熱中症に気を付けていますか?」という質問をしたところ、9割の大学生が「はい」と回答した。若年層や若さや元気、体力がある印象から、あまり暑さ対策などはしない方もいるのではいかと予想したが、想像以上に気にしている人が多いことがわかった。
どのような背景があるのか、具体的な対策方法に関する質問を元に次章で解説します。
具体的な対策方法
実際にどのような対策をしているのかを調査するため、「Q2.外出した時に熱中症対策としてやっていることは何ですか?」と質問をした結果、最も多い回答は「こまめに水分を取る」であることがわかった。
数十年前までは、部活で水を我慢することや、水分補給は先輩優先などの体育会系の風潮が強くあった。現代では、水分補給の重要性が説かれ、本人も教師も十分に熱中症に注意するという学校生活や部活ライフをおくっている。
熱中症や暑さを対策する意識が高い理由には、水分補給の重要性への理解が深いことが関係しているのではないだろうか。
その他の意見としては、「なるべく日陰に入る(25%)」や「帽子など服装で対策している」といった声も挙がった。
熱中症対策で飲む飲料の種類
Q2で最も多い回答となった「水分補給」を掘り下げ、具体的にどのよう飲料を選んでいるのかを調査するために「Q3.どのような飲み物で水分をとりますか?(n=151)」と質問したところ、水やスポーツドリンクという回答が55%、麦茶などのお茶が41%という回答になった。
スポーツドリンクは一般的に熱中症対策に適した飲料であると知られている。しかし水やお茶は「それだけでは足りない飲料」と注意喚起されることがある。その理由は糖質や塩分が含まれていないためだ。
日本スポーツ協会は、熱中症予防として0.1〜0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料を推奨している。発汗により水分と塩分が失われる。水分だけを摂取すると体液のナトリウム濃度は通常の状態よりも低くなってしまう。体は濃度を一定に保とうとするため、尿などで水分を排出してしまう。そのため同時に塩分も取り入れないと、結果的に水分不足になってしまうとされている。糖質が推奨されるのは腸管内で水分や塩分が速やかに吸収されることを助けるためである。
水分補給の意識が高いことは良いことであるが、大学生には熱中症対策としての飲料選びの知識について理解を深める必要が求められる。
大学生が使う熱中症対策グッズについて
次に、Q2の回答にもあった「熱中症対策グッズ」について、具体的に大学生がどのようなグッズがあるのかを「Q4.熱中症対策グッズは何を持っていますか?(n=323)」と質問をして調査した。
本質問は自由回答であるため、複数のグッズを回答した学生もいるが、何割の学生がそのグッズを持ち歩いているかを以下で紹介する。
【日除グッズ:30%】
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日傘:17%
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帽子:11%
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アームカバー:2%
日除けグッズの合計は98件(30%)の回答が集まった。とくに内訳として多かったアイテムは日傘であり、回答数は56件であった。一部ではあるが、日傘と回答する男子大学生も見られた。
【冷却グッズ:60%】
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扇風機・ハンディファン:37%
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うちわ・扇子:4%
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冷感タオル:7%
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冷感シート:2%
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冷感スプレー:4%
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ネッククーラー:5%
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保冷剤:1%
冷却グッズは最も人気が高いジャンルの熱中症対策グッズであり、回答数は193件(60%)であった。冷却グッズの中でも特筆して人気が高いアイテムは「扇風機・ハンディファン」であった。件数は120件と3人に1人は持ち歩いており、全アイテム中1位であった。
【補給グッズ:11%】
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塩分補給(塩分チャージ、塩飴):6%
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水筒:2%
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スポーツドリンク:1%
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水、お茶:2%
回答件数は少ないが、水分や栄養分などの補給グッズを挙げる大学生もいた。回答件数はこのジャンルの中で最も多い「塩分補給(塩分チャージ、塩飴)」でも19件(11%)と少ない結果となった。運動をして汗をかく予定のある人以外、前もって用意して持ち歩いている学生は少ないと思われる。
塩分補給の重要性は高く意識している大学生も多い。自動販売機やコンビニ、やスーパーなど、身近なところでも入手が可能であるため、より意識が高まるよう期待したい。
【その他:8%】
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タオル:4%
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汗拭きシート:2%
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日焼け止め:2%
熱中症対策のその他グッズとしては、タオル(14件)やハンカチ(1件)、日焼け止め(5件)などの王道アイテムの名前が挙げられた。実際に持ち歩いている人はもっと多いはずだが、季節に関わらず日常的に持ち歩くアイテムであるため、熱中症対策のグッズとしてわざわざ回答をしなかったという可能性も高い。
夏場のエアコン稼働時間について
最後に、熱中症対策に付随して夏場のエアコン稼働時間について「Q5.夏場はエアコンのある部屋で何時間くらい過ごしますか? (寝る時間含めて)」と質問をした。
もっともボリュームがあったのは「6〜9時間(22%)」の選択肢であったが、回答は「3〜6時間(20%)」や「9〜12時間(18%)」など満遍なく分布をしていた。
2024年も電気代は値上げ傾向にある。上記の結果の通り、3時間以内や1時間以内、まったくつけないといった回答者は少なく、多くの人がエアコンと電気代の問題に直面するだろう。
そのため、エアコンの効率的な使い方や電気代を抑えるための知識を求める大学生は増えると予想できる。
【今回の調査について】
弊社が運営するメディア「ガクセイ協賛」では、学生集客や協賛に関する記事やアンケート調査などについて発信しております。
本プレスリリースの全容は、ガクセイ協賛の記事にて掲載をしています。ガクセイ協賛では本記事で紹介しきれなかった内容も掲載しているので、こちらの記事も合わせてご参考ください。
https://www.gakuseikyosan.com/media/?p=4195
※本プレスリリースの内容や上記調査結果を引用される際は、以下のご対応をお願いします。
・株式会社ガロアによる調査である旨の記載
・ガクセイ協賛の記事へのリンク設置
【株式会社ガロアについて】
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー17F
創立:2014年4月1日
代表者:代表取締役CEO 浅井 亮祐
事業内容:インターネットを活用した送客プラットフォーム事業
プライバシーマーク登録番号:21001310(02)
企業サイトURL:https://www.galoisjapan.com/
【ガクセイ協賛とは】
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