国内企業におけるSASE実態調査2025年最新版を公表

~高評価SASEの鍵は「運用負荷の軽減」、初の満足度調査で判明~

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、2023 年より毎年実施している国内企業におけるSASE※1(Secure Access Service Edge、サッシー)に関する実態調査の2025年最新版を公表しました。3 回目となる本年は、SASE主要製品の満足度調査も併せて実施しました。SASEが本格的な普及期に入る中で多くの企業が直面する「運用負荷の増大」という課題に対し、どのようなソリューションが高い満足度を得ているのか、その傾向が明らかになりました。調査結果レポートは無料公開します。

※1 ガートナーが2019年8月発行したレポート「The Future of Network Security Is in the Cloud(ネットワーク・セキュリティの未来はクラウドにある)」において提唱した、新たなネットワークセキュリティフレームワーク

1.実態調査について

SCSKでは、2021年よりSASE の主要なソリューションを紹介するオンラインセミナー「SCSK SASESolution Summit(S4)」をこれまで18回開催しており、延べ2,700名以上が参加しています。本セミナーで得た参加者の声から「世間で公表されているSASE の認知度や導入率は、現場の実感値よりも高いのではないか」という仮説が生まれました。この仮説を検証するため、2023年より独自の調査を開始しました。2024年度版※2では、SASE が本格的な普及期に入ったことが明らかになったため、2025年度版は従来の調査に加え、新たに導入済み企業を対象とした満足度調査を実施しました。本調査は、昨年に引き続きアイティメディア株式会社(ITmedia Inc.)の協力を得て、国内企業のネットワークおよびセキュリティ担当者・責任者798名に対して調査を実施しています。

※2 SASE 実態調査結果レポート(2024 年度版)

https://www.scsk.jp/sp/sase/whitepaper/sasereport_2024.html

2.調査結果(抜粋)

●SASE 認知度について

(設問)ネットワークやセキュリティの課題解決策として注目度が高いSASE についてご存知ですか?

「よく知っている」と答えた企業は7.3%、「ある程度知っている」と答えた企業は32.2%となり、この2つを合わせて、SASE の認知度は全体の4割程度という結果となりました。まだ半数以上の企業がSASE について認知・理解されていないことが分かりましたが、2023年と比較すると8%上昇しており、徐々にその認知度は上がってきています。

●SASE 普及・導入率について

(設問)SASE の導入状況について教えてください。

「すでに導入済み」と答えた企業が12.0%、「現在導入中」と答えた企業が4.0%、「導入計画中」と答えた企業が12.7%となりました。「すでに導入済み」「現在導入中」を合わせると16%となり、これはキャズム理論※3で示されるイノベータ(2.5%)、アーリーアダプター(13.5%)の合計値に達しています。このことから、SASE 市場が本格的な普及期に入ったことが分かります。

※3 新しい技術が市場へ浸透する際に越えるべき深い溝を示すマーケティング理論。全市場の16%への普及が、本格的な普及期への移行の目安とされる。

●SASE の顧客満足度について

本年はCato クラウド(Cato SASE Cloud Platform)を中心としたSASE 主要ソリューションの満足度調査を初めて実施しました。すでにSASE を導入済みの企業に対し、「管理画面・操作性」「機能性」「コスト」「運用・保守」「技術情報・ナレッジ」の5 項目について、5 点満点で満足度を調査しました。その結果、Cato クラウドは、「管理画面・操作性」「機能性」「コスト」「技術情報・ナレッジ」の4 項目で最も高い満足度を獲得し、例年の調査で上位に挙がる「運用負荷の増大」や「ログ収集・情報収集の手間」といった主要な課題に対応するソリューションとして、高く評価されていることを示しています。

レポート内容とダウンロードについて

実態調査の質問内容と、アンケートレポート(全体版)は下記URL からダウンロード可能です。

●SASE 実態調査結果レポートダウンロード(2025 年度版)

https://www.scsk.jp/sp/sase/whitepaper/sasereport_2025.html

●実態調査の設問内容

・ネットワーク、またはセキュリティの現在の課題について教えてください

・SASEについてご存知ですか

・あなたがご存知のSASEソリューションについて教えてください

・SASEの導入状況について教えてください

・導入または導入を計画されているSASE ソリューションを教えてください

・SASEで導入または導入を計画されている機能について教えてください

・SASEの導入を検討する際に重要視するポイントについて教えてください

・SASEに移行する際の難易度どの程度でしたか

・SASE導入後、ネットワーク、セキュリティに関する運用・保守作業の不可は

   どのように変化しましたか

・導入済みのSASE製品の感想について教えてください

・SASE導入を予定していない最も大きな理由をお選びください

・ゼロトラストに向けて導入しているソリューションを教えてください

関連リンク

・SCSK SASE Solution Site

 https://www.scsk.jp/sp/sase/

・Cato クラウド

 https://www.scsk.jp/product/common/cato/

・Cato クラウド FAQ

 https://cato-scsk.dga.jp/

・SCSK エンジニアブログ(TechHarmony) Cato クラウド

 https://blog.usize-tech.com/category/cloud/cato/

SCSKグループのマテリアリティ

SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。

本取り組みは、「安心・安全な社会の提供」に資するものです。

-SASE の実態調査に基づく企業への導入支援を通じて、ネットワーク・セキュリティの高度化を推進
 ・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定

  https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

SCSK株式会社

ITインフラサービス事業グループ

ITインフラサービス事業グループ統括本部

セキュリティ事業推進部

E-mail: cato-sales@scsk.jp

※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

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会社概要

SCSK株式会社

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URL
https://www.scsk.jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
電話番号
03-5166-2500
代表者名
當麻 隆昭
上場
東証プライム
資本金
214億2000万円
設立
1969年10月