【eラーニング担当者に本音と課題を調査】eラーニング担当者の約8割が、「形だけの受講」が「40%以上発生している」と実感 「学習内容への関心の低さ」が主な原因に

〜「形だけの受講」を解消し、自信を持って効果を証明できる環境づくりへ〜

 株式会社イー・コミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役:佐藤信也)は、従業員1,000名以上の大企業に勤めるeラーニング担当者111名を対象に、eラーニング担当者の本音調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01|eラーニング担当者の約9割が、「eラーニングの効果」について「上層部から説明を求められることがある」と回答

  • 02|約8割が、eラーニングの「形だけの受講」が「40%以上発生している」と実感、「学習内容への関心の低さ」(65.1%)が主な原因に

  • 03|「形だけの受講」をなくすために有効な対策、第1位「確認テストの実施」(24.6%) 第2位「リモート監視」「課題の提出」(21.7%)

本調査のダウンロードはこちら:https://www.e-coms.co.jp/dowloads/20250617

■調査概要

  • 調査名称:eラーニング担当者の本音調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年5月19日〜同年5月20日

  • 有効回答:従業員1,000名以上の大企業に勤めるeラーニング担当者111名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

■eラーニング担当者の約9割が、「eラーニングの効果」について「上層部から説明を求められることがある」と回答

 「Q1.あなたは、経営層や上司(以下上層部と表記)から『eラーニングの効果』について説明を求められることがありますか。」(n=111)と質問したところ、「頻繁にある」が26.1%、「たまにある」が59.5%という回答となりました。

Q1.あなたは、経営層や上司(以下上層部と表記)から『eラーニングの効果』について説明を求められることがありますか。

・頻繁にある:26.1%

・たまにある:59.5%

・ほとんどない:10.8%

・全くない:3.6%

■上層部から求められる「eラーニングの効果」、「業務への活用度」や「テストの正答率」が約6割にのぼる

 Q1で「頻繁にある」「たまにある」と回答した方に、「Q2.上層部から求められる『eラーニングの効果』は、どのようなものですか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「業務への活用度」が58.9%、「テストの正答率」が56.8%、「受講率や修了率」が51.6%という回答となりました。

Q2.上層部から求められる『eラーニングの効果』は、どのようなものですか。(複数回答)

・業務への活用度:58.9%

・テストの正答率:56.8%

・受講率や修了率:51.6%

・研修内容の理解度:35.8%

・従業員満足度:35.8%

・行動変容の有無:22.1%

・投資対効果(ROI):18.9%

・離職率への影響:18.9%

・業績向上への貢献:15.8%

・コンプライアンス違反の減少:12.6%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■91.6%が、上層部から「eラーニングの効果」について質問され「説明に困った」経験あり

 Q1で「頻繁にある」「たまにある」と回答した方に、「Q3.あなたは、上層部から『eラーニングの効果』について質問された際に、説明に困った経験はありますか。」(n=95)と質問したところ、「ある」が91.6%、「ない」が8.4%という回答となりました。

Q3.あなたは、上層部から『eラーニングの効果』について質問された際に、説明に困った経験はありますか。

・ある:91.6%

・ない:8.4%

■約8割が、eラーニングを実施する際に、社員の中で「形だけの受講」が「40%以上発生している」と実感

 「Q4.eラーニングを実施する際、社員の中で『形だけの受講』(内容を理解せず、単に修了のためだけに受講する行為)が発生していると感じる割合はどの程度ですか。」(n=111)と質問したところ、「80%以上」が10.8%、「60%~79%」が32.5%、「40%~59%」が32.4%という回答となりました。

Q4.eラーニングを実施する際、社員の中で『形だけの受講』(内容を理解せず、単に修了のためだけに受講する行為)が発生していると感じる割合はどの程度ですか。

・80%以上:10.8%

・60%~79%:32.5%

・40%~59%:32.4%

・20%~39%:17.1%

・20%未満:2.7%

・発生していると感じない:3.6%

・わからない/答えられない:0.9%

■「形だけの受講」が発生する主な原因、「学習内容への関心の低さ」が65.1%で最多

 Q4で「発生していると感じない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.『形だけの受講』が発生する主な原因は何だと思いますか。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「学習内容への関心の低さ」が65.1%、「業務の忙しさ」が45.3%、「研修の必要性の理解不足」が34.9%という回答となりました。

Q5.『形だけの受講』が発生する主な原因は何だと思いますか。(複数回答)

・学習内容への関心の低さ:65.1%

・業務の忙しさ:45.3%

・研修の必要性の理解不足:34.9%

・学習内容の難しさ:34.0%

・動機付けの欠如:29.2%

・監視・確認の仕組みの不足:22.6%

・実務との関連性の低さ:17.0%

・その他:0.9%

・わからない/答えられない:0.0%

■91.0%が、「形だけの受講」でなくしっかりとeラーニングを受講しているか「確認している」と回答

 「Q6.あなたは、社員が流し見などの『形だけの受講』でなく、しっかりとeラーニングを受講しているか確認していますか。」(n=111)と質問したところ、「積極的に確認している」が29.7%、「ある程度確認している」が48.7%、「最低限の確認をしている」が12.6%という回答となりました。

Q6.あなたは、社員が流し見などの『形だけの受講』でなく、しっかりとeラーニングを受講しているか確認していますか。

・積極的に確認している:29.7%

・ある程度確認している:48.7%

・最低限の確認をしている:12.6%

・確認していない:9.0%

・わからない/答えられない:0.0%

■eラーニング受講状況の確認方法、「レポート提出」や「テストの実施」が上位

 Q6で「積極的に確認している」「ある程度確認している」「最低限の確認をしている」と回答した方に、「Q7.どのような方法でeラーニングの受講状況を確認していますか。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「レポート提出」が63.4%、「テストの実施」が53.5%、「グループディスカッション」が38.6%という回答となりました。

Q7.どのような方法でeラーニングの受講状況を確認していますか。(複数回答)

・レポート提出:63.4%

・テストの実施:53.5%

・グループディスカッション:38.6%

・動画の視聴時間の確認:36.6%

・テストの正答率の確認:33.7%

・受講後のアンケート:26.7%

・演習課題の実施:14.9%

・上司による確認:9.9%

・定期的な抜き打ちテスト:6.9%

・その他:1.0%

 ー受講履歴や重要項目の履修履歴の調査

・わからない/答えられない:1.0%

■「形だけの受講」をなくすために有効な対策、第1位「研修内容に関連した確認テストの実施」

 Q4で「発生していると感じない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.『形だけの受講』をなくすために、どのような対策が最も有効だと思いますか。」(n=106)と質問したところ、「研修内容に関連した確認テストの実施」が24.6%、「Webカメラやスマホカメラによるリモート監視」が21.7%、「レポート課題や実務活用課題の提出」が21.7%という回答となりました。

Q8.『形だけの受講』をなくすために、どのような対策が最も有効だと思いますか。

・研修内容に関連した確認テストの実施:24.6%

・Webカメラやスマホカメラによるリモート監視:21.7%

・レポート課題や実務活用課題の提出:21.7%

・上司との内容確認面談:13.2%

・受講前の本人認証と受講中の不正検知(離席・なりすまし等):9.4%

・グループディスカッションの実施:5.7%

・他のアプリケーション起動制限:0.0%

・その他:0.0%

・特にない:2.8%

・わからない/答えられない:0.9%

■「人事制度を確立し従業員のモチベーションを上げる」や「抜き打ち試験の実施」などの対策も

 Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、『形だけの受講』をなくすために有効だと思う対策があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=102)と質問したところ、「しっかりとした人事制度を確立し従業員のモチベーションを上げる事が必須である」や「抜き打ち試験の実施」など24の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • しっかりとした人事制度を確立し従業員のモチベーションを上げる事が必須である。

  • 身近な研修と意識付けする。

  • アウトプットの場を作る。

  • 理解していないとついていけない会話や業務が繰り広げられると、必死で勉強するようになる。受講スケジュールを決めて展開して、課単位(4―6名程度)で何が業務に役立つかなどの会話をする機会を随時設けている。

  • フィードバックと学んだことのアウトプット。

  • 抜き打ち試験の実施。

  • 受講者に何かしらの特典を与える。

■まとめ

 今回は、従業員1,000名以上の大企業に勤めるeラーニング担当者111名を対象に、eラーニング担当者の本音調査を実施しました。

 まず、eラーニング担当者の約9割が、「eラーニングの効果」について「上層部から説明を求められることがある」と回答しており、91.6%が、上層部から「eラーニングの効果」について質問され「説明に困った」経験があることが分かりました。また、約8割が、eラーニングを実施する際に、社員の中で「形だけの受講」が「40%以上発生している」と感じており、その原因については、「学習内容への関心の低さ」が65.1%で最多となっています。さらに、91.0%が、「形だけの受講」でなくしっかりとeラーニングを受講しているか「確認している」と回答し、受講状況の確認方法では、「レポート提出」(63.4%)や「テストの実施」(53.5%)が上位に挙げられました。最後に、「形だけの受講」をなくすために有効な対策については、第1位「研修内容に関連した確認テストの実施」(24.6%)、第2位「Webカメラやスマホカメラによるリモート監視」「レポート課題や実務活用課題の提出」(ともに21.7%)という結果になりました。

 今回の調査では、eラーニング担当者が抱える「形だけの受講」という課題の深刻さと、真の学習効果を証明することの難しさが浮き彫りになりました。デジタル化が進む企業教育の現場では、受講完了といった表面的な指標にとどまらず、受講者の理解度や業務への活用を的確に評価することの重要性が高まっています。担当者たちは経営層への説明責任を果たそうと、さまざまな確認方法を模索する一方で、監視と学習者の自主性をどう両立させるかに苦慮しているのが現状です。こうした状況を踏まえ、真に効果的なeラーニング環境を整備するには、リモート監視機能などの技術的な解決策に加え、学習内容への興味・関心を高める工夫を組み合わせた総合的なアプローチが求められています。

本調査のダウンロードはこちら:https://www.e-coms.co.jp/dowloads/20250617


■eラーニングの不正受講を抑止・防止する|リアルタイム不正検知システム「サクテスAIMONITOR」

 eラーニングによるコンテンツの受講では、「受講者が動画を見ていない」(離席)、「受講者が入れ替わっている」(なりすまし)、「受講者以外も受講している」(複数人による受講)など、いわゆる不正受講が起こりがちです。サクテスAIMONITORはeラーニング受講前に本人認証、登録を行い、受講中、Webカメラやスマホのカメラでリモート監視をし続けることで、不正受講を検知するAI × クラウドサービスです。

詳しくはこちら:https://www.e-coms.co.jp/business/e-learning/sakutesaimonitor


■会社概要

会社名 :株式会社イー・コミュニケーションズ

設立  :2000年5月1日

代表者 :代表取締役 佐藤 信也

所在地 :〒106-0032 東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル SENQ六本木704

事業内容:1. 資格・検定試験各種ソリューションの提供

     2. 資格・試験運営コンサルティング並びにシステム設計

     3. eラーニングサービスの提供

     4. 各種コンテンツ制作、提供、販売

     5. インターネットによる販売代金の決済業務及び計算事務の受託業務

URL  :https://www.e-coms.co.jp/

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル SENQ六本木704
電話番号
03-3560-3901
代表者名
佐藤 信也
上場
未上場
資本金
6700万円
設立
2000年05月