「AIがないと仕事ができない?」会社員の7割が依存を自覚— 過半数が抱える“スキル低下”への焦りとは【続・生成AI活用実態調査】

メイン利用は「ChatGPT」が過半数!複数のAIを使い分ける8割以上が「業務効率向上」を実感

NSSスマートコンサルティング株式会社

NSSスマートコンサルティング株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:安藤 栄祐)は、業務で生成AIを1年以上活用している会社員を対象に、「業務での生成AI活用におけるツールの使い分けと依存度」に関する調査を行いました。

昨年1月に実施した「業務でのChatGPTの活用実態と信用度」に関する調査から約1年。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000055385.html

生成AI市場はさらに急速に変化し、ChatGPTの他、Gemini(Google)やMicrosoft Copilot、Claudeなど、多様な生成AIモデルがビジネス現場に浸透しています。

生成AIツールの選択肢が増えた今、業務で活用しているユーザーはどのようにツールを選定し、使い分けているのでしょうか。

そして、業務での活用場面がさらに多くなっている今、どれくらい生成AIは「なくてはならない存在」になっているのでしょうか。

そこで今回、各種ISOの新規取得・運用サポートサイト『ISOプロ』https://activation-service.jp/iso/)を運営するNSSスマートコンサルティング株式会社は、業務で生成AIを1年以上活用している会社員を対象に、「業務での生成AI活用におけるツールの使い分けと依存度」に関する調査を行いました。

調査概要:「業務での生成AI活用におけるツールの使い分けと依存度」に関する調査     

【調査期間】2026年2月10日(火)~2026年2月12日(木)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,000人

【調査対象】調査回答時に業務で生成AIを1年以上活用している会社員と回答したモニター

【調査元】 NSSスマートコンサルティング株式会社(https://activation-service.jp/iso/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

「週数回」の利用から「毎日」へ。利用頻度は昨対1.5倍に急増!

はじめに、「生成AIを業務で活用する頻度」について尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。


『ほとんど毎日(31.6%)』
『週に3~4日程度(31.7%)』
『週に1~2日程度(24.1%)』

『月に1~2日程度(8.1%)』

『月に1日未満(4.5%)』

「ほとんど毎日」と「週に3〜4日程度」を合わせると6割を超えており、生成AIが日々の業務プロセスに深く浸透している実態が明らかになりました。

では、実際に業務で生成AIを使い始めた際、どのようなツールから利用が始まったのでしょうか。

「業務で生成AIの活用を始めたときに使用していたツール」について尋ねたところ、『ChatGPT(67.8%)』が最も多く、『Microsoft Copilot(39.0%)』『Gemini(37.3%)』と続きました。

「ChatGPT」が、導入初期のツールとして圧倒的なシェアを占めていることが明らかとなりました。

また、業務環境との親和性が高い「Microsoft Copilot」や、Googleエコシステムと連携する「Gemini」もそれぞれ約4割のユーザーが利用経験を持っており、大手プラットフォーマーが提供するツールが初期段階から選ばれやすい傾向にあるようです。

では、現在はどのようなツールを使用しているのでしょうか。

「現在、業務で活用している生成AIツール」について尋ねたところ、『ChatGPT(61.3%)』が最も多く、『Microsoft Copilot(40.3%)』『Gemini(35.5%)』と続きました。

依然として「ChatGPT」が高い利用率を維持しているものの、導入初期と比較して「Microsoft Copilot」がわずかに数値を伸ばしている点からは、実務に適したプラットフォーム選びへと移行していく動きがうかがえます。

これは、Office製品との連携やセキュリティ面を重視し、AIを「業務基盤」として組み込むユーザーが増えているためと推察されます。

では、複数活用している生成AIツールの中でも主に活用しているツールはどれなのでしょうか。現在、業務で活用している生成AIを複数選択した方にうかがいました。

「主に活用している生成AIツール」について尋ねたところ『ChatGPT(53.5%)』が最も多く、『Gemini(24.3%)』『Microsoft Copilot(17.8%)』と続きました。

メインツールとしても依然として「ChatGPT」が過半数の支持を集めていることが分かりました。一方で「Gemini」が「Copilot」を上回ったことから、検索エンジンの延長線上での利用や、Googleワークスペースとの親和性を重視する層において、特定のツールが「日常使い」として定着し始めている状況がうかがえます。

「ChatGPTだけ」はもう古い?複数ツールの使い分けで「業務効率・アウトプットの質が向上した」方は8割超

複数の生成AIツールをどのように使い分けられているか?また使い分ける理由とは?

・文書業務用にCopilot、定型業務用にChatGPT(40代/男性/青森県)

・情報調査業務はGemini、推論はGemini、ドキュメント生成はCopilot(40代/男性/神奈川県)

・Googleメールやドキュメントなどと連携する場合にはGeniniを優先した活用をしている。(50代/男性/兵庫県)

・Officeドキュメントの操作やMicrosoftSuiteの操作はCopilot、それ以外はChatGPT(50代/男性/東京都)

ユーザーは各ツールの技術的な特性や、普段利用しているビジネスツールとの親和性に基づいて、明確な「使い分け」を行っている実態が浮き彫りとなりました。特に、ドキュメント作成やメール連携といった具体的なタスクにおいて、「Copilot」や「Gemini」を優先的に選択する傾向が見られました。こうした結果から、生成AIは独立したツールではなく、業務フローの一部として活用されつつあることがうかがえます。

では、実際に複数の生成AIツールを使い分けることで、業務効率とアウトプットの質に変化はあるのでしょうか。

活用している生成AIを複数選択した方に、「複数の生成AIツールを使い分けることで、業務効率とアウトプットの質の変化」について尋ねたところ、以下のような回答結果となりました。

■業務効率化

向上した(82.2%)

悪くなった(2.6%)

変化なし(15.2%)

■アウトプットの質

向上した(79.5%)

悪くなった(3.5%)

変化なし(17.0%)

8割以上が業務効率の向上を実感しており、アウトプットの質についても同様の傾向が見られました。一方で『悪くなった』との回答はごくわずかであり、複数のツールを使い分けることが実務の成果に直結していることがうかがえます。

各ツールの強みを理解し、タスクごとに最適なAIを選択する「適材適所」の活用が、作業スピードの加速とクオリティの底上げを同時に実現しており、この結果から、今後は目的や用途に応じて生成AIを使い分ける運用スキルが、ビジネスパーソンの生産性を左右する重要な要素になると考えられます。

もはや業務に不可欠。 生成AIへの「依存度」が高まっている方は約7割にのぼる

では、業務効率やアウトプットの変化が見られる中で、生成AIが業務にどの程度欠かせない存在になっているのでしょうか。

「業務で生成AIを活用することに、心理的にどの程度依存していると感じるか」について尋ねたところ、約7割が『非常に依存している(20.0%)』『やや依存している(47.1%)』と回答しました。

業務遂行においてAIへの依存を自覚している現状が浮き彫りになりました。

これはAIの有用性が高いことの裏返しでもありますが、同時に「AIなしでは業務が回らない」という状態に陥りつつある可能性もうかがえます。AIが業務プロセスの根幹に組み込まれているからこそ、システム障害時や利用制限がかかった際のリスク管理が、これまで以上に重要になってくるといえるでしょう。

では、生成AIが業務に欠かせないものになりつつある中で、不安に感じていることはあるのでしょうか。生成AIを活用することに「依存している」と回答した方にうかがいました。

「業務での生成AIへの依存度が高まることに対して、不安を感じるか」について尋ねたところ、約6割以上が『非常に不安を感じる(13.4%)』『やや不安を感じる(48.0%)』と回答しました。

6割以上が「不安を感じる」と回答しました。この結果から、生成AIが単なる「便利なツール」の域を超え、業務遂行に欠かせない基盤として定着しつつある実態がうかがえます。

便利さの裏にある不安。「スキル低下」や「情報の信頼性」を危惧する声も

では、実際に業務で生成AIの活用が進む中で問題になる点や不安なことはあるのでしょうか。

「業務で生成AIを活用して問題になっていることや不安」について尋ねたところ、『生成AIに頼りすぎてしまい、自分やチームのスキルが低下したと感じる(37.0%)』が最も多く、『情報の正確性がわからず、結果的に手間が増えた(28.9%)』『情報漏洩のリスクを感じるようになった(22.4%)』と続きました。

最も多くの回答を集めたのが「スキルの低下」であり、前問で見られた不安の正体が具体化されました。思考や作業のアウトソーシングが進むことで、基礎的な能力が失われることへの懸念が現場で現実のものとなりつつあるようです。また、情報の精査やセキュリティリスク、不明瞭な社内ルールといったガバナンスに関連する課題も上位に挙がっており、個人のリテラシーだけでは解決できない組織的な課題がうかがえます。

では、業務での生成AI活用において、企業の利用ルールやガイドラインなどのガバナンス体制はどの程度重要だと考えられているのでしょうか。

「業務での生成AI活用において、企業での利用ルールやガイドラインなどの『ガバナンス体制』の整備は重要」について尋ねたところ、約9割が『非常に重要だと思う(35.5%)』『ある程度重要だと思う(55.6%)』と回答しました。

大多数が、企業のガバナンス体制の強化は「重要」と回答しました。多くのビジネスパーソンが不安やリスクを抱えながらAIを活用している現状において、明確なルールやガイドラインが「安全装置」として機能することを切実に求めている実態がうかがえます。組織としての指針が整備されることは、単なる制約ではなく、むしろ社員が安心してAIを使いこなし、最大限のパフォーマンスを発揮するための不可欠な土台となるでしょう。

【まとめ】企業に求められるのは形だけのルールではなく、実効性のあるガバナンス体制

今回の調査で、業務で生成AIを活用している方の多くが、「ChatGPT」をはじめとする複数のツールを使い分け、業務効率や質の向上を実感している実態が明らかになりました。特定のツールに依存せず、用途に応じてAIを組み合わせる運用スキルが、ビジネスパーソンの生産性を左右する重要な要素となっているようです。

一方で、AIへの依存度が高まるにつれて、利用者の心理的な不安も増大していることが判明しました。特に「自分やチームのスキル低下」を懸念する声が最も多く、AIに業務を委ねることによる能力喪失への危機感が、現場レベルで深刻化している様子がうかがえます。また、情報の正確性や情報漏洩リスク、不明瞭な社内ルールといった課題も浮き彫りとなり、個人の判断だけでは対処しきれない問題に直面していることも示されました。

こうした背景からか、9割以上の会社員が企業による「ガバナンス体制」の整備を重要視しています。現場は、単に自由な利用を求めているのではなく、明確なルールと安全策に基づいた運用を望んでいるといえます。AIの進化スピードに対応できていない古い社内ルールや、黙認されているシャドーIT(許可されていないツールの利用)の存在は、企業にとって重大なセキュリティリスクとなり得ます。

今後、企業が持続的にAI活用を推進していくためには、ツールの導入だけでなく、ISO規格などの国際基準に準拠した情報セキュリティ体制の構築や、時代に即したガイドラインの策定が不可欠です。従業員が安心してAIを活用し、かつ個人のスキルアップとも両立できるような環境づくりが、企業の競争力を左右することになるでしょう。

「ISO」の新規取得・運用サポートなら『ISOプロ』

今回、「業務での生成AI活用におけるツールの使い分けと依存度」に関する調査を実施したNSSスマートコンサルティング株式会社は、ISOの新規取得・運用サポートサイト『ISOプロ』https://activation-service.jp/iso/)を運営しています。

AIマネジメントシステムに関する国際規格「ISO42001」は、世界初となるAIマネジメントシステム(AIMS)に関する国際規格です。

「ISO42001」は、AI開発企業だけでなくAIシステムを利用する企業も認証が受けられます。

AIの開発やサービスの提供、日常的な利用が急速に進み、誰でも簡単にAIを利用できる一方で、透明性や信頼性、継続学習などのAI特有の問題や倫理的な問題などによるさまざまな課題も取り上げられています。

その結果、安全・安心なAIシステムの開発や提供、利用が求められるようになったことで、マネジメントシステムのニーズも高まりました。こうしたニーズに答えるため、ISO42001が発行される運びとなったのです。

<「ISO42001」に関するコラムはこちら>

https://activation-service.jp/iso/column/8087

ISOプロは、ISO審査員資格保有者やISO構築コンサルタント経験者が多く所属するISOの専門家集団です。

当サイトで発信する情報を通じ、サイト利用者様がISOの構築や運用などISOに関わる業務を円滑に進め、事業の成長につながるよう信頼できる情報発信を提供します。

その他ISO各種規格のコラムはこちら:https://activation-service.jp/iso/column

『ISOプロが訊く』ISO取得企業へのインタビュー掲載中

『ISOプロが訊く』とは、ISOを取得した企業様にISOプロがインタビューをする企画です。

その企業が、ISOを取得した理由や取得する上での課題、ISOを取得して何が変わったのかをうかがっています。

ISO運用企業様の生の声をぜひご覧ください。

ISOプロが訊く:https://activation-service.jp/iso/interview

ISO・HACCPコンサルタント募集中

ISOプロでは、全国各地のISO・HACCPコンサルタントを募集しています。

『お客様の実情に合わせた各種ISOやHACCPの構築、運用』をポリシーとして、サポート業務を行っております。

私たちの想いに共感いただける方、少しでもご興味がある方はぜひお問い合わせください。

ISOプロについて:https://activation-service.jp/iso/philosophy

お問い合わせフォーム:https://activation-service.jp/iso/lp/form-collabo-entry/

【会社概要】

会社名:NSSスマートコンサルティング株式会社

所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー21階

代表者:安藤栄祐

URL:https://nss-smart-consulting.co.jp/

事業内容:ISOコンサルティング事業、労務コンサルティング事業、オフィスサポート事業

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会社概要

URL
https://nss-smart-consulting.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー21階
電話番号
03-4233-2946
代表者名
安藤栄祐
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2016年10月