救急出動支援システム「Smart119」が特許を取得
千葉大学発医療スタートアップの株式会社Smart119(千葉県千葉市、代表:中⽥孝明)は、救急出動支援システム「Smart119」が特許取得したことを発表しました。特許番号は特許第6875734号です。
2020年7月に千葉市消防局へ導入され、消防共同センターおよび救急車25台に搭載され運用されている救急出動支援システム「Smart119」が、4月27日に特許を取得しました。「早く正しい救急医療実現のためのスマートな患者情報収集・処理・共有」をコンセプトに開発されたシステムです。
特許番号:特許第6875734号
特許取得日:2021(令和3)年4月27日
特許内容については、次のとおりになります。
[課題}
救急出動を支援するための救急出動支援システムを提供することを目的とする。
[解決手段]
①通報内容などを用いて、他の出動情報と比較、また患者の傷病を推定。
②医療機関を搬入先候補として救急隊員が持つ端末へ表示。
③救急隊員は、②から医療機関を選択し、受入要請を実施。
④要請受けた医療機関は受入の可否通知。
⑤受入可能な医療機関は、救急隊員から患者の傷病情報を共有。
このように、急性期医療に不可欠である「適切な病院の選択」「早急な搬入」「搬入後の迅速で正確な対処治療」へ支援するITシステムです。
救急車が搬入先病院を見つけられずに「たらい回し」となることが社会的な課題になっています。救急専門医として現場にある課題解消、救急搬入の改善、そして安心できる市民生活を目指して本システムは開発されました。傷病者を速やかに搬入し適切な治療をする一連の流れをスムーズにし「救命」を支援します。
弊社では、既に「Smart:DR, ACES:救急緊急要請システム. 患者受入体制強化サービス」(特許番号:第6166114号)、「災害時情報管理システム(トリアージシステム)」(特許番号:第6801848号)の特許を取得しています。
今後も弊社理念である「安心できる未来医療を創造する」を具体化して、医療現場はもちろん生活者へ貢献をいたします。
*関連プレスリリース
千葉市消防局が「Smart119」システムを本運用開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000056624.html
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発ベンチャー」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用を行なっています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
【株式会社Smart119 会社概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
災害時の病院初期対応を「Smart DR」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
すべての画像