認知行動療法に関する調査。精神疾患経験者の認知度は78%。一方、その実施率は25%に留まる結果に。

「認知行動療法の認知度」に関するアンケート調査結果

株式会社Awarefy

デジタル認知行動療法アプリ「Awarefy」を提供する株式会社Hakali(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長 小川 晋一郎、以下 Hakali)は、「認知行動療法の認知度」についてアンケート調査(※1)を実施しました。

デジタル認知行動療法アプリAwarefyは、うつ病などの精神疾患の治療や教育、スポーツの分野でも用いられる心理療法である「認知行動療法」をベースにしたアプリです。

今回、認知行動療法の世間のイメージや浸透度合いといった実態を調査するため、過去に精神疾患を経験したことがある方を対象に、アンケート調査を行いました。

■ サマリー
調査結果1:精神疾患経験者の「認知行動療法の認知度」は78%

調査結果2:精神疾患経験者の「認知行動療法の実践への興味度」は75%

調査結果3:認知度や興味度は75%以上ある一方で、実際の精神疾患治療における認知行動療法の実施率は25.6%


(※1)「認知行動療法の認知度についてアンケート」調査概要
実施主体:株式会社Hakali(Awarefy運営会社)
調査期間:2022年8月30日〜9月5日
調査方法:インターネット調査
調査対象:過去に精神疾患を罹患したことがある方
有効回答数:817名(総回答数1171名のうちスクリーニングで354名除外)


■調査結果
(1)回答者の疾患別の割合
回答者全体の6割がうつ病という分布。
 


(2)認知行動療法の認知度
名前は聞いたことがある以上の理解度の人が全体の78%。
その中で、人に説明できる程度によく知っている人が全体の28%。

 

 

(3)治療法
実際の治療は8割が薬物療法。認知行動療法は25%に留まる。

(4)認知行動療法のイメージ
自由記述の認知行動療法のイメージ。頻出で特徴的な単語は「難しい」「考え方」「地道」「高価」など。

※図の作成はユーザーローカル(https://textmining.userlocal.jp/)のツールを使用

回答例
  • 専門の方について貰って受ける感じで、料金が高そうで、自宅で続けるのが難しそうなイメージ。
  • リハビリなどと同じように地道に毎日つづけることが大事
  • 応用することによって、今後の人生、考え方に変化をもたらし、再発しにくくなる。
  • 精神疾患が認知行動療法で治るなら、薬は要らないのではないか、というイメージ。それほど良くはならないけれど、少しは効果があるのかな、というイメ―ジ。
  • 本当に効果があるか不安。医療機関によって効果に差がありそうな感じ。
  • 考えや行動に向き合い、変えやすいところから少しずつ変えて行くイメージ

(5)認知行動療法の認知経路
「インターネット・本」と「医師やカウンセラーの紹介」が9割。

(6)認知行動療法への興味
認知行動療法の概要を説明した上での認知行動療法の実践への興味度。
全体の75%は興味があるという結果に。

(6-a)[疾患別]認知行動療法への興味
疾患別では、適応障害の人が特に認知行動療法への関心を示す結果に。

※サンプル数の少なかった疾患は省略※サンプル数の少なかった疾患は省略

(6-b)[現在の状況別]認知行動療法への興味
現在の状況別では「現在は症状がないが再発の不安はある」層が特に興味を示した。

(7)参考:デジタル認知行動療法アプリAwarefyへの興味
認知行動療法、Awarefyの概要を簡単に説明した上での質問。全体の60%がAwarefyに興味を示した。

また、認知行動療法の実践への興味と、デジタル認知行動療法Awarefyへの興味の相関は、0.54 となり、中程度の相関があることがわかった。


■調査結果のまとめ
以上の結果を踏まえて、Awarefyでは、今後もアプリを通して認知行動療法を実践できる機会を提供していきます。
また、認知行動療法や精神疾患について理解を深められる学習コンテンツの提供も行い、悩まれている方や心の健康を考えている方が適切な支援を受けられるように、サービス提供を行なって参ります。


■ デジタル認知行動療法アプリ「Awarefy(アウェアファイ)」とは

Awarefy は 「心をケアするスキルが身につく」デジタル認知行動療法(※)アプリです。
誰にでも起こりうる「心の不調」に備えるためのセルフケアを、日常の中で手軽に実践できます。
自己理解を深める感情や調子のグラフ化、ネガティブ思考をやわらげるマインドフルネス瞑想、ストレス対処のコーピングリストなど、さまざまな機能を提供しています。

※認知行動療法とは、生活の中で起きている困りごとに対して、主に考えや行動に働きかけることで、問題解決を目指す心理療法です。

ストアURL Awarefy Webサイト
<Awarefy の具体的な機能の例>
・日々のコンディションや感情を記録し、自分の状態を見える化
・自分にあったストレス対処法やセルフケアを見つけられる
・心の不調に備えるスキルを身につけられる、デジタル認知行動療法プログラム
・毎週届く週間レポートを元に、自分でも知らなかった感情や思考の傾向に気づく
・マインドフルネスインストラクターや公認心理師が執筆・監修したオーディオガイド
・「人生で大切にしたいこと」の発見と、それに沿った日々の行動をサポート
・「自分自身と良好な関係を築けているか」を測るセルフ・リレーションシップ測定機能


■ 株式会社Hakaliについて

Hakali は、「心の健康を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」をミッションに、Awarefy の企画・開発・運営を行っています。今後、Awarefy を通じてユーザーに価値を提供するべく、アプリの機能拡充にとどまらず、さまざまな事業展開を行ってまいります。


*Webメディア「ニューロマインド」では、臨床心理士や医学博士といった専門家による、学術的なインタビュー記事も多数掲載しています。
(テーマ例:社交不安症、不眠、PTSD、HSP、ASD、依存症 など)
  • ​脳と心のメンタルウェルネス・マガジン「ニューロマインド」:https://neuromind.jp/

*Webメディア「みんなのうつ病体験記 - みんうつ」では、うつ病をはじめとした心の病から寛解・回復した方の体験談を集め、掲載しています。
■ 本件に対するお問い合わせ先
株式会社Hakali 田中
Email:support@awarefy.app
URL:https://awarefy.app/
企業URL :https://hakali.co.jp/

 

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会社概要

株式会社Awarefy

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URL
https://www.awarefy.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル48階
電話番号
-
代表者名
小川 晋一郎
上場
未上場
資本金
1億500万円
設立
2018年03月